Avidは、同社のソフトウェア定義型ストレージ・プラットフォーム「Avid NEXIS」のストレージ拡張と、セキュリティ機能の拡大を発表した。

同機能強化により、Avid NEXISの処理性能を強化し、Avid NEXISエンタープライズ・シリーズ・システムの容量を倍増。Avid NEXISは、ひとつのシステムで最大48のMedia Packまで拡張可能(NEXIS v7.1以降)。また、既存のAvid ISISシステムへ統合する場合は、NEXIS | E5、E4、E2 エンジンを自由に組み合わせることが可能。同拡張性向上により、Avid NEXISシステムは総ストレージ容量を2.88PB、最大帯域数19.2GB/sまで拡張し、Sony XAVC-Intra 59p UHDメディアの場合は250ストリーム、またはDNxHD-220の場合は680ストリームまで配信が可能。

冗長ネットワーク機能が新しく追加され、Avid NEXIS冗長ストレージコントローラー、冗長System Director、新しいネットワーク冗長などのAvid NEXIS可用性オプションを活用することで、重要な制作を潜在的なハードウェア障害から保護することができるとしている。また、Avid NEXISメディア・ミラーリング機能が追加され、5台のディスクが同時に故障した場合や、エンジン全体が故障した場合でもAvid NEXISシステム全体を保護する。

拡張性を強化したAvid NEXISと以下のAvid NEXIS高可用性オプションは現在販売中。なお、各オプション機能は、それぞれサポートするNEXISソフトウェアバージョンが異なる。

  • Avid NEXIS冗長ストレージ・コントローラ・オプション(NEXIS v6.2以降)
  • Avid NEXIS冗長System Directorオプション(NEXIS v6.2以降)
  • 冗長ネットワーク・オプション(NEXIS v7.0以降)
  • メディア・ミラーリング・オプション(NEXIS v7.0以降)