株式会社シグマは、超望遠レンズ「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM」を発表した。発売日、価格ともに未定。

同レンズは、SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryの性能はそのままに、400mmクラスのズームとしてはコンパクトなフィルター径φ67mm、重さ1,160gと小型軽量ボディ。加速度センサーを利用した手ブレ補正OS(Optical Stabilizer)機構、アルゴリズムで高速なオートフォーカスを実現した超音波モーターHSM(Hyper-Sonic Motor)、フォーカスリミッターなどを搭載。SIGMA USB DOCKを使用した拡張性もそのままのフルスペック仕様。

SLD(Special Low Dispersion)ガラス4枚の採用や、レンズパワー配置の最適化により収差を補正。特に絞っても改善されることのない倍率色収差を重点的に補正し、ズーム全域で高い描写性能を発揮するとしている。素早くズーミングするために、直進式に操作しても問題ないように直進式ズーム対応の内部構造を採用。前後方向の操作感とホールド感を重視して新規に設計された専用フードを装着することで、突然の画角変化にも対応する。

その他にも、新レンズラインに合わせて設計されたテレコンバーター(別売)の装着が可能。SIGMA TELE CONVERTER TC-1401では140-560mm F7-9 のMF超望遠ズームレンズとして、SIGMA TELE CONVERTER TC-2001では200-800mm F10-12.6のMF超望遠ズームレンズとして使用可能だ。

Sportsラインと同様にマウント部にゴムのシーリングを採用し(シグママウントを除く)、ゴミなどの侵入が一番心配されるマウント部を保護している。また、新開発のジャイロセンサーや、手ブレ補正制御ユニットを一新。加速度センサーが手ブレの方向を検知し、構図の横位置、縦位置を問わずカメラを上下や斜め方向に動かした場合でも手ブレ補正が有効に働くとしている。ボディ側からの電気信号で絞りを制御する電磁絞り機構の搭載により、高速連写時のAE安定性も向上している。主な仕様は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

【主な仕様】

数値はシグマ用です

レンズ構成:15群21枚
画角:24.4°-6.2°
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最小絞り(W端):F22
最短撮影距離:160cm
最大撮影倍率:1:3.8
フィルターサイズ:φ67mm
最大径×長さ:φ86.4mm×182.3mm
質量:1,160g

なお、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMは2017年2月23日(木)から26日(日)の期間中にパシフィコ横浜にて開催される写真映像展示会「CP+2017」の同社ブースにて参考展示予定(総合ゾーン/G-34)。