Blackmagic Designの発表によると、レンタル/ステージ演出を手掛けるCreative TechnologyのインフラエンジニアがBlackmagic Video Assistを現場でのテストキットとして使用したという。

Creative Technologyは、リオ五輪やイギリスのグランドナショナル競馬などの国際的なスポーツイベント、企業、展示会、エンターテインメント業界において、AV機器およびステージ演出を手掛けているほか、マライア・キャリーやクイーンの海外ツアーでのAV機器のサポートも行っている。

同社の統合ネットワーク担当取締役のシド・ロブ氏によると、Blackmagic Video Assistのフィールドモニターとレコーダーは、主にライブプロダクションのワークフローにおけるテストや、リグの組み立て初期段階のビデオソースとして、他の再生ソースが準備中の場合などに使用されたという。

ロブ氏:以前は、わずかに所持しているテストパターンジェネレーターに頼らざるを得ませんでした。信号テストの際に、別のフィールドモニターと組み合わせて使用していました。Blackmagic Video Assistは、その役目を引き継ぐのに理想的でした。特に価格面で満足しています。両方の作業が行えるので、エンジニアは充電式のBlackmagic Video Assistを1台持っていくだけで済むようになりました。Blackmagic Video Assistの形状、再生/モニタリング機能、HD-SDIとHDMI接続は、現場でのテストやモニタリングを行うにあたって、低価格にも関わらず極めて実用的です。

同社のエンジニアは、ヨーロッパでのライブプロダクションにBlackmagic Video Assistを使用しており、最近ではドイツの自動車メーカーの製造工場でのプロジェクトに使用された。

ロブ氏:放送チームの到着前に、インストール担当チームは野外トラックにフィードを送るラインが全て正しくセットアップされていることが確認できました。しかしトラックが到着した時に、エンベッダが原因でSDI信号に問題が生じていることが分かりました。Video Assistを使用することで、システムはエンベデッドオーディオを含むクリーンなビデオを問題なく出力していることが確認できたからです。以前と比較して遥かに早く問題を特定できました。

Video Assistは、瞬く間に私たちのインストール業務において欠かせない存在になりました。低コストながらも、現場でタイトな時間で作業するエンジニアにとって非常に優れた品質を提供する、信頼性の高い製品ですね。