※写真はNAB2016の様子

グラスバレーは、2017年4月22日から27日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2017に出展する(サウスホール/SL106)。

同社ブースでは、同社のライブプロダクション、ニュース、コンテンツデリバリー、ネットワーキングといった各種ソリューションを中心とした製品群のデモを行う。主な出展製品は以下の通り。

(以下プレスリリースより引用)

■ライブプロダクション-Better than being there

[LDX 86N カメラシステム]
新開発のUHD(3840×2160)3CMOSセンサーを搭載したLDX86シリーズの最新システムカメラです。2/3インチB4レンズマウントを持ちHD/3G、HD3倍速/6倍速、4Kにネイティブ対応、DPMUltraテクノロジーにより従来と同等のHD/3Gパフォーマンスを実現します。SMPTEST2084(PQ)とHLGの両HDR方式やITU-RRec.BT.2020色域をサポートし、LDX 86シリーズと同様にSMPTE ST 2022-6 IP 対応ベースステーションやGV-eLicenseによるソフトウェアアップグレードが利用可能です。また、Direct IP ライセンスによりカメラとベースステーション間をCOTS IPスイッチとIPネットワークで接続したリモートプロダクションも可能になりました。

[K-Frame V-seriesビデオプロダクションスイッチャー]
現行のすべてのグラスバレー製スイッチャーコントロールパネルと組み合わせが可能な新ビデオプロセッサーフレームK-FrameV-seriesは、3RUのコンパクトなフレームに最大3M/E+2VPE(ビデオプロセスエンジン)、20フルキーヤー、2DDPM、32GBイメージストア、RAMレコーダー、32×16 I/O等のパワフルな機能を搭載し、SDQS/2SI両方式の4K制作にも対応します。オプションのDPMモジュールによるiDPM(2D/3DDVE)機能の他、IPI/OボードによりSMPTE ST 2022-6,VSF-03/04にも対応予定です。

[K2 Dyno リプレイシステム]
6倍速、4Kに最適化されたK2 Dynoリプレイシステムは、ハイフレームレート映像におけるライブプロダクションにおいても様々なカメラポジションのリプレイを可能にします。最新バージョンではDynoコントローラーで作成したプレイリストのMXFエクスポート機能、クリップのタイムコード付替、アンシラリデータの付与設定等が搭載されています。

■ニュース-Stories as they happen

[Igniteプロダクションオートメーションシステム]
報道や制作の現場において放送に関わる各システムを統合的に制御することが可能なソリューションです。スイッチャーから入力ソースの切り替え、マルチビューワーの映像切り替え、報道システムと連動したプログラムの制御に至るまで、グラスバレーが提供する各システムをオールインワンでコントロールできます。

[GV STRATUS ビデオプロダクション&コンテンツマネジメントシステム]
報道やスポーツ中継等様々なワークフローで活用できる、フルセットのアプリケーションフレームワークです。編集サーバー内にあるアセット管理が可能で、素材情報、マーカーなどのメタデータの入力が可能です。カメラマン、記者、エディターなど、役割に合わせた使用環境(権限)を構築することもできます。EDIUSでテンプレートからのプロジェクト作成、既存プロジェクト内にあるシーケンスやアセットをダイレクトに編集可能な為、更に効率よく編集業務のワークフロー環境を構築することが出来ます。バージョン5.0以降からの最新機能ではK2のクオータ制御、EDIUSからのシーケンスマーカー連携、EDIUSからアーカイブアセットのリストア等様々な機能を搭載しています。

[EDIUS 8.5]
ご好評をいただいておりますEDIUS 8にさまざまな新機能を追加した最新バージョンを出展いたします。Log素材やHDRエディティングに対応したプライマリーカラーコレクションのアップデートをはじめ、お客様からのフィードバックをもとに、さらなる表現力と効率化の向上を果たします。ぜひ、NAB会場での発表にご期待ください。

■コンテンツデリバリー-Connect and Monetize

[iTX On-Demandインテグレ―テッドプレイアウト]
iTX On-Demandはビデオオンデマンドのコンテンツのパッケージ化を効率化するグラスバレーの新しいソリューションです。収録中の映像ファイルから並行して処理することでコンテンツ処理時間を軽減し、ビデオオンデマンド各プラットフォーム向けにワークフローを自動化します。既に収録済みの番組でも、事前にパッケージ化し転送させておく機能も搭載している為、都度待機時間も軽減できます。インジェストからクオリティコントロール、コンテンツ管理、オーディオ・ビデオプロセッシング、グラフィックスやサブタイトル、オートメーションといったプレイアウトに必要な機能を搭載したiTX Playoutやサードパーティソリューションとも連携が可能です。

[iTX Integrated Playout インテグレ―テッドプレイアウト]
マルチフォーマット、マルチコーデック対応した最新世代のビデオサーバーiTX Integrated Playoutは、4KやSMPTEST2022-6対応のIPインターフェイス搭載モデルをラインナップしています。一つの筐体で4KとIPの入出力を設定できるだけでなく、システム間におけるインジェスト、アーカイブ、QC、コンテンツ管理、送出制御、グラフィックやトランスコード等様々な役割として使用できます。

■ネットワーキング-Build a Solid Foundation

[GV NodeリアルタイムIPプロセッシング&ルーティングプラットフォーム]
GV NodeはリアルタイムのIPプロセッシングとルーティングが可能なSDIとIP SMPTE ST 2022-6双方のブランキングスイッチおよびクワイエットオーディオスイッチングに対応した次世代ルーティングプラットフォームです。1ノードあたりベースバンドとIPの双方で144×144ビデオと2304×2304オーディオをサポートし、ノードを増設することでスケーラブルに拡張することが可能です。TICOコーデックにより4K1ワイヤー伝送にも対応、モジュラー構成によりIP I/O、SDI I/O、マルチビューワーモジュールを実装可能で、Densitéシリーズの各種プロセッシングモジュールもサポートしています。

[GV Convergent IPルーターコントロール&コンフィグレーションシステム]
COTS IPスイッチとの組み合わせによるIPルーティングに対応した新世代のルーターコントロールシステムで、SDIルーティングスイッチャーのコントロールパネルを使用してIPとSDI双方のルーティングを可能にします。GVNodeと共にグラスバレーGlass-to-Glass IPソリューションのコアとなる製品で、COTS IPスイッチ、SDIルーティングスイッチャーやIPG-3901 IP/SDIゲートウェイを包括制御し、SMPTE ST 2022-6 HD/3GやTICOコーデックを使用した4K 1ワイヤーによる運用を可能にします。

[Cisco IP ファブリック]
グラスバレーではブロードキャストデータセンターの重要な構成要素であるIPファブリック部分のパートナーとしてNAB 2016にてシスコ社とのパートナーシップ契約を発表し、IBC 2016にてその範囲を大幅に拡張することに合意致しました。これによりグラスバレーからIPスイッチを含むシステムソリューションとしてお客様へお届けすることが可能となり、コンサルティングから販売、設置調整、トレーニング、サポートまでの一貫体制でIP化のお手伝いをさせていただきます。

【その他の出展製品】

[myncメディアファイル管理ツール]
コンテンツの取り込みから管理を効率的に行える新しいパーソナルコンテンツ管理ソフトウェアです。各種ビデオフォーマット、オーディオ、静止画の取り込み、プレビュー、メタデータ付与に至るまで一元的に管理が可能です。編集作業における作業時間の短縮を目指し、デバイスを意識することない一括取込機能、設定条件でリアルタイムに反映されるスマートカタログ、シンプルな編集を追求したストーリーボード、EDIUSで搭載されているドラフトプレビューも標準搭載されている為、あらゆるタイプのお客様やワークフローに対して、新たなビデオ編集の価値をmyncは提供します。

【編集・送出用サーバー】

[K2 Summit 3Gプロダクションクライアント]
マルチフォーマット、マルチコーデックに対応した最新世代のビデオサーバーで、DVCPRO HDをはじめ、XDCAM HD422、AVC-Intraでの収録/再生に対応。新たにSMPTEST2022-6対応のIPインターフェイス搭載モデルがラインナップされ、従来からのベースバンドSDIとIPを併用したシステムアップにも柔軟に対応します。

[K2 Central TX ハイパフォーマンスシェアストレージ]
K2ファミリーの技術を継承したミッドレンジのストレージソリューションです。費用対効果に優れた比類なきパフォーマンスと容易なイーサネット接続構成で、複数のEDIUSターンキーをクライアントとした中規模クラスの編集システムを構築することが可能です。