※写真はNAB2016の様子

Harmonicは、2017年4月22日から27日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2017に出展する(サウスホール/SL106)。

同社ブースでは、同社のOTTとクラウドベースのソリューションを展示予定。オペレータが高い映像品質で、素早くかつ低コストで放送、ライブやオンデマンドのOTT映像を開始し、同時に運用上のオーケストレーション、エラスティシティ、アジリティを改善することができるとしている。主な出展製品は以下の通り。

(以下、同社プレスリリースより引用)

  • OTTの体験品質の改善:
    OTTでのイノベーションは、2017 NAB Showやそれ以降、ハーモニック社が注力する主要な分野です。ハーモニック社のEyeQ映像圧縮最適化ソリューションは、優れた映像品質と、OTT配信の最大50%の帯域幅削減を実現でき、包括的な解析を使用することでOTTサービスの体感品質(QoE)を劇的に改善します。ハーモニック社が広く展開しているソフトウェアベースのHarmonic PURE Compression Engineのオプションの増強版であるEyeQソリューションは、映像品質を向上させると同時にバッファリングを減らすことで、より安定した視聴体験を可能にします。ハーモニック社は、OTTの視聴者が、従来の放送と同じQoEを味わえるよう、遅延の少ない新たな性能を披露する予定です。
  • 放送業者とOTT映像プロバイダーのクラウドへの移行:
    ハーモニック社は、自社の受賞歴のあるVOS CloudソフトウェアとVOS 360 SaaSソリューションを通じて、メディア処理用クラウドへの移行を主導しています。クラウドネイティブプレイアウトを含め、新たなワークフロー技術については、NABで紹介します。
  • チャンネル共用とATSC 3.0向けの業界最高レベルの映像圧縮技術:
    北米の放送業者は、周波数帯域の再配分と、ATSC 3.0への移行という、2大局面での分断に直面しています。ハーモニック社の市場トップのElectra Xメディアエンコーディングと、新しいProStream®Xストリーム処理ソリューションは、独自の方法で、この両方の課題に取り組んでいます。NABで、ハーモニック社は、放送業者が最大の効率性でどのように既存のATSC 1.0チャンネルを圧縮できるのか、またシンプルなソフトウェアライセンスで、ATSC 3.0高度サービスへと移行できるのかを発表する予定です。
  • All-IP放送ワークフローへと業界をリード:
    ハーモニック社は、AIMSへの関与や、映像制作や配信に対するソフトウェアベースのアプローチを通じて、オールIPインフラへの移行を簡略化しています。AIMSメンバーの代表者がハーモニック社に加わり、ハーモニック社のブース内で、ライブスイッチング、グラフィック、エフェクト、さらには放送やOTTエンコーディングなどを含め、IPプレイアウトや配信向けのエンド・ツー・エンドのSMPTE ST 2022-6ワークフローを披露します。
  • UHD-HDRと驚くようなVR視聴体験を可能に:
    ハーモニック社は、自社のエンド・ツー・エンドのUHD-HDR OTTワークフローソリューションを通じて、オペレータがライブとオンデマンドの双方に応用できる、驚くようなUHD HDR映像を配信する手助けを行っています。ハーモニック社はさらに、自社のMediaGridストレージシステムと新たなUHD-HEVCコントリビューションエンコーダを携え、UHD編集にもスポットを当てます。また、オペレータは、より没入型の視聴体験を配信したいと考えているため、ハーモニック社とエコシステムパートナーは、消費者が使用する頭部装着ディスプレイに最高品質のネイティブUHD映像を配信できる、8K制作と世界的クラスのHEVCタイリング技術を特集した最先端の360度バーチャルリアリティ(VR)視聴体験を披露します。
  • これらの内容に加え、業界トピック(IPへの移行、ストリーミングUHD VR映像、次世代圧縮技術、OTT配信やサイバーセキュリティなど)を扱うNAB Show Conferenceプログラムに、ハーモニック社の専門技術者が登壇する予定です。