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Blackmagic Design製品事例:VICE Mediaの場合

2017-06-15 掲載

Blackmagic Designの発表によると、VICELANDテレビチャンネルで放映されるVICE Mediaのテレビ番組のカラーグレーディングとフィニッシングでDaVinci Resolve Studioが使用されているという。大多数の番組のグレーディングは、VICEニューヨークおよびVICEロサンゼルスの制作スタジオにある複数のDaVinci Resolve Studioスイートで行われている。カラリストと番組名の例は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • クリス・ビアズリー(Chris Beardslee):「Balls Deep」「Noisey」
  • イーライ・フリードマン(Eli Friedman):「Last Chance High」
  • ミシェル・ハシディム(Mishel Hassidim):「Beerland」「Earthworks」「F※ck That’s Delicious」「King of the Road」
  • シャナ・マウリッツィ(Shanna Maurizi):「Black Market」
  • 「Gaycation」「States of Undress」「Weediquette」「Woman」
  • ベン・ペレーズ(Ben Perez)「Black Market: Dispatches」
  • クリス・レイミー(Chris Ramey)「Ancient Aliens with Action Bronson」「Balls Deep」「Noisey」「VICE Lab」
  • ロビー・レンフロウ(Robbie Renfrow)「Bong Appétit」「The Therapist」「VICE World of Sports」

ニューヨークシティ在住のカラリスト/アーティスト/映画監督でシニアカラリストとしてVICEニューヨークの仕事も定期的に行っているシャナ・マウリッツィ氏は、ドキュメンタリーシリーズ「Weediquette」のグレーディングを最初のエピソードから手掛けている。同番組は絶えず変わりゆくアメリカの大麻をめぐる状況を年代記として記録したもので、現在シーズン3が放映されている。マウリッツィ氏は次のようにコメントしている。

マウリッツィ氏:このプロジェクトを手掛けるにあたり、いくつかのアイデアがあったのですが、番組ホストのクリシュナ・アンダボル氏とプロデューサーのニック・カルー氏に会った時、彼らも同じような考えを持っていたんです。彼らとの仕事はとてもやりがいがあります。

シーズン3の撮影はすべてアメリカ国内で行われた。マウリッツィ氏はアメリカ各地の風景を差別化できるようなメインのルックを作成することに集中したという。

マウリッツィ氏:光の質、そして自然を際立たせることが重要です。メリーランドやワシントンと比べた時にロサンゼルスはどのような感じになるかということですね。異なる地域、地形では光がどのように作用するでしょう。例えば、南の地域は湿気が多く緑が豊かですが、それに比べて高い山では全く異なる光と影の分布が荒涼とした雰囲気を作っています。

番組のストーリーは、各人物が暮らす世界の内で語られます。私は可能な限り、彼らが生きるその場所を豊かに描こうと努めています。例えば「私が考えるネバダ州のルック」だけにこだわるのではなく、映像に耳を傾け、現地のカメラマンや映像製作者を観察してルックを確立します。

マウリッツィ氏はグレーディングを開始する前の段階で、エピソードのルックを決めるためにDaVinci Resolve Studioのギャラリーと調整可能な分割スクリーンを活用している。

マウリッツィ氏:プロデューサーのニックとエピソードのルックについて話す際は、キーショットで分割スクリーンビューアを使ってエピソードの全体的なパレットを検討します。放送用の納期はスピードが非常に重要なので、DaVinci Resolve Studioのグループ機能はワークフローに必要不可欠でした。映像はフラットなLogファイルで送られてきます。私はシーンやカメラアングルに応じてグループを作成し、各シーンを比べながら作業を行い、エピソードの流れを発展させていきます。

DaVinci Resolve StudioのHue vs Hueカーブはとても便利なツールです。クリップをグループ化する前の段階ですばやく調整できるので、シーン全体で行うのが難しいキーの抽出を避けることができます。プリンターライトも多用してすばやく作業を行います。素材の自然な雰囲気を残したまま、全体的な調整が可能です。このプロジェクトにとって非常に重要なことでした。

また、ノイズ除去でDaVinci Resolve Studioのスプリッター/コンバイナーノードを使用しました。カメラは低ノイズなので、ノイズが出るとグレインとして読み込まれます。ノイズを除去したいけれどもフィルムライクなグレインとシャープネスは残したいので、ノイズ除去のためにチャンネルを分割しました。

マウリッツィ氏はDaVinci Resolve Studioの編集機能もまた非常に役立ったという。

マウリッツィ氏:EDLから編集点を調整するために、エディットページを頻繁に使用して新しいショットを編集しました。後から変更が加えられたり、アーカイブフッテージをアップデートしたりすることがあるのですが、オンラインエディターのデイビー・ゴメス氏は、私のプロジェクトをプロジェクトウィンドウで読み込み、新しいショットをタイムラインに落としてグレーディングの設定をペーストできます。グレーディングが終わった後、他のプロジェクトの作業をしていて、このような変更に対応できない場合があるので、この機能はとても役立ちます。

グレーディングの仕事と、私のビジュアルアーティストとしての生活の交差を楽しんでいます。「Weediquette」のグレーディングは、私にビジュアルイメージによるコミュニケーションを探索する機会を与えてくれました。VICELANDの立ち上げに合わせてこの仕事を始めたのですが、ポストプロダクション設備の構築とチャンネル運営の模索が同時に行われていたので、仕事は山ほどありました。スパイク・ジョーンズ氏が方向性を定め、皆をまとめていました。VICEのジャーナリストたちは質の高い仕事をしています。必要とされる仕事に時間とエネルギーを使えることを嬉しく思います。


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[ DATE : 2017-06-15 ]
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