Adobeは、360°動画とVR(仮想現実)向けソフトウェアの開発企業であるMettleが持つすべてのSkyBox技術を取得したことを発表した。

Skyboxツールセットは、Adobe Premiere Pro CCおよびAdobe After Effects CCでのポストプロダクション用に独自に開発されたもので、Adobe Creative Cloudがすでに搭載している360°/VR映像制作技術を補完するとしている。SkyBoxプラグインの機能は、今後提供予定のPremiere ProとAfter Effectsのリリースにネイティブ統合される予定だ。また、Adobeの360°/VR分野におけるリーダーシップを強化するため、Mettleの共同創設者で、映像制作業界で25年以上の経験を持つクリス・ボボティス氏がAdobeに加わる。

2015年4月に発表されたSkyBoxは、Mettle独自の3DNAE Technologyを利用した初めてのプラグイン。この成功に続き、すぐにPremiere ProとAfter Effects用の360°/VRプラグインが開発された。現在、Mettleのプラグインは、The New York Times、CNN、HBO、Google、YouTube、Discovery VR、DreamWorks TV、National Geographic、Washington Post、Apple、Facebookなどの企業に加え、自主映画監督やYouTuberなどにも利用されている。