Atomosは、最大4K60pの12G-SDIでビデオの収録と出力ができるNinja V用新モジュール「AtomX SDI」を2019年5月より発売する。米国での価格は199ドルで、日本国内での発売時期や価格は発表されていない。

Ninja Vは、カメラのセンサー出力をHDMI 2.0経由で最大4K60pの10bit HDRで直接録画できる4K HDRモニターレコーダー。AtomX SDIモジュールを使うことで、HDMI 2.0接続のほかにSDI接続の収録にも対応する。Ninja Vには高輝度の1000nit 1920×1080 HDRスクリーンを搭載しており、放送、映画、業務用カメラなどのSDIソースで使用できるようになる。

AtomX SDIモジュールは、NPタイプのバッテリーと同程度の大きさで、本体の背面にしっかりと固定される。モジュラー拡張ポート経由でNinja Vに2つのユーザー設定可能な12G-SDIポートを追加できる。業界標準のフルサイズ75Ω BNCコネクタで、4K60pまたは2K240pまでの信号を送信または受信用に設定できる。

ATOMOSのCEO ジェロミー・ヤング氏は次のようにコメントしている。

AtomX拡張ポートシステムは、安全性の高いバッテリースロットマウントを使用しています。「AtomX SYNC」と「AtomXEthernet/NDI」を発表したときのユーザーからのフィードバックにより、AtomX SDIが優先されるようになりました。最初にAtomX SDIを発売して、NDIとSyncは間もなく発売されるでしょう。