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ケーブルテレビショー2007 現地レポート

2007年06月14日 掲載

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ケーブルテレビショー2007 現地レポート

ケーブルテレビショーは、24回の歴史を誇る日本最大級のケーブルテレビ業界の総合コンベンション。これまでは業界関 連企業向けの展示会という印象が濃かったのですが、今年からは一般来場者を意識して土曜日を含めた開催となりました。地 上デジタルへの全面移行があと4年後に迫っていることもあり、ケーブルテレビ業界に向けられる世間の関心も今まで以上に 大きくなりつつあります。

今年の出展企業数は昨年を大幅に上回る188社。今年4月に米国ネバダ州ラスベガスで開催されたNAB2007にも出展されてい た新製品が国内初お目見えするなど、大いに盛り上がりを見せています。ケーブルテレビだけではなく、今後の映像業界を占 う上でも重要な位置を占めるケーブルテレビショー2007。早速、出展ブース内容を見ていきましょう。 

出展社一覧
http://www.catv-f.com/04_sichiran_a.html

ケーブルテレビショー2007 公式Webサイト
http://www.catv-f.com/

2006年12月末、ケーブルテレビ加入世帯数は2050万(全世帯の40.1%)に普及している。またそのうちケーブルインター ネットをサービスしている事業者におけるインターネット加入者数の合計は350万を超え、デジタルSTB(Set-Top Box)台数 は380万(2007年3月)を超えている。

こうしたなかで、ケーブルテレビショー2007に出展されていたブースのうち、ケーブルテレビ事業のベースになる伝送関 係のハードウェア中心にレポートする。

レポート一覧
ケーブルテレビショー2007 オープニングセレモニー
開催初日、華やかなオープニングセレモニーが行われました関係者の挨拶のあとテープカットを行い、いよいよケー ブルテレビショー2007の開幕です。
緊急地震速報システムの実証試験
     

西1ホールの左で入り口を入ると左側に主催者コーナーではCATV緊急地震速報/周知広報・体験コーナーが設けられており 、起震車(東京消防庁)を使用して体験できるようになっていた。

気象庁から配信される緊急地震速報データは、ケーブル局のセンター装置で予測演算され、ケーブル網を通じて放送され る。放送を[専用端末装置]で受信し、「予測震度」「猶予時間」「本震までのカウントダウン10・9・8・・・」が音声として 流される。ケーブルは共用するがテレビの放送とは独立した仕組みで取り扱いは簡単だ。 現在全国148のケーブル局が実証試 験に取り組んでいる。

ネクストキャディックス(株)、シンクレイア(株)などの展示が目立った。また緊急地震速報や津波予報、雷情報の衛 星配信サービスを(株)アイヒッツ(i-HITS)がCS110°左旋偏波利用で行っている。(Safety BIRRD)

CATVデータ伝送の高速化が始まった。

高速インターネット、IP電話、IPTVには高速データ伝送が必要だ。CATV伝送路はこれらのアクセス回線として有効だ。 CATV伝送路を利用した高速データ通信DOCSIS1.0(Data over Cable Service Interface Specifications 1.0)仕様が1997年 に制定され、インターネット接続が開始された。その後 DOCSIS1.1(VoIP, 動画IP)、2002年DOCSIS2.0(上り高速化)仕様化さ れた。下りTV1CHあたり30Mbpsまたは40Mbpsである。2005年以前から米国ケーブルラボで検討されてきた、下りCHを束にして (ボンデングして)利用するPre-DOCSIS3.0が進行中である。これによってADSLを超える通信速度がCATVで利用できるように なった。

今月(6月1日)よりベイコミュニケーションズ(本社大阪市)がPre-DOCSIS3.0サービスを開始した。既に全国で7局以上 の局がサービスしている。今年の秋口にはさらに数局のサービスが開始されるものと思う。

(株)シスコシステムズはuBR10012CMTSと3CHボンデング(SA)モデム、8CHボンデング予定(シスコリンクス)。 DOCSIS3.0に対応予定。

アリス・インターナショナル・ジャパン(株)はFlexPathソリューションとして Cadant C4 CMTS(Cable Modem Termination System)と、Touchstone WBM650 ワイドバンドモデム最大4CHボンデング 、DOCSIS3.0ハードウェアに準拠する M-CMTS D5をリリース済み。シンクレイア(株)はアリスの製品を扱っている。

モトローラ(株)はDOCSIS2.0 対応のBSR 64000 CMTS、ケーブルモデムSB5101をDOCSIS3.0対応に変更する。下り最大 160Mbps。

日商エレクトロニクスはBigBand NetworksのM-CMTS Cuda12000 とNETGEARのケーブルモデムを組み合わせたものをデモ。

     
     

そのほかブロードネットマックス、富士通、フジクラ、伊藤忠ケーブルシステム、住商情報システム、ネットワンなどの 展示が見られた。(Safety BIRRD)。

一方、HFC(Hybrid Fiber Coaxial)にFTTx(Fiber to the x)をオーバーレイする場合には、既設芯線数に余裕があれば独立 して構成し、芯線数に余裕がなければWDM(Wavelength Division Multiplex)とする。多数のメーカー、ベンダーが出展している。

さらに、100Mbps以上の通信を行う宅内用高速通信には、CATV同軸ケーブルを共用するC-LINK、電灯線を利用するPLC、メ タリック線を利用するESU-C8/R(Ethernet Service Unit)などがある。NECが開発した上り/下り100Mbpsの装置(幕張インタ ーロップ2007 グランプリ賞受賞)が展示されていた。


[ Category : SPECIAL ]
[ DATE : 2007年06月14日 ]
[ TAG : ケーブルテレビショー2007 ]

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