次世代広告、次世代プレゼンテーション環境を提案

IMC TOKYO 2008の1つのテーマに「デジタルサイネージジャパンPreview」がある。

このコーナーでは、NTTグループ各社や松下電器産業、カノープスなどが、最新のデジタルサイネージソリューションを出展した。

近年、街頭ディスプレイパネルを使用したデジタル広告をはじめ、スーパーや量販店での商品紹介や特売案内など、デジタルサイネージを活用する分野は拡がり続けている。

デジタルサイネージジャパンPreviewコーナーでは、さまざまな最新デジタルサイネージソリューションや次世代製品の展示があった。

広告やプレゼンテーション系のデジタルサイネージが多い中、マーケティングやディスプレイ系の出展もあった。

構造計画研究所(東京都中野区)は、映像を使用したマーケティングツールとしてハイパフォーマンス・ビデオセンサーシステムVitacom SiteViewを出展。定点のビデオ映像上に指定した範囲内で、移動する者の数や動きを自動計測するソフトウェア。

これを使用することで、指定したエリア内に人が滞留した時間や移動した軌跡などを調べて商品ディスプレイやサービスカウンターの配置検討などに使用したり、フロア間での移動傾向などを調べることも出来る。

ブースの社名表示にデジタルサイネージを使用したのはカノープスだ。

電光掲示板やディスプレイを使用するのではなく、バックエンドに2台のデータ対応プロジェクターを配置。

THOMSONとcanopusのロゴについては透明パネルに印字したものを使用したが、ロゴ背景に使用する商品紹介についてはホワイトスクリーンに背面から映像を投射することで、映像を使用した社名表示を行っていた。デジタルサイネージ分野に力を入れているカノープスならではの取り組みと言える。

さて、IMC TOKYOを運営するCMPテクノロジージャパンは、2009年6月10~12日の3日間、幕張メッセで、次世代広告・メディアプラットフォームとして注目されているデジタルサイネージ分野を独立させ、専門イベント「デジタルサイネージジャパン[DSJ]2009」としてIMC TOKYO、INTERTOP TOKYOと同時開催することを決定した。

今後、昨年7月に発足したデジタルサイネージコンソーシアム(事務局:東京都港区)と協力関係を構築して企画などを進めていく考えだ。出展に関する問い合わせは、CMPテクノロジージャパン(デジタルサイネージジャパン出展営業担当=sales-info@cmptech.jp)まで。

出展企業