[Inter BEE 2009の歩き方]Aコース:トレンド最前線!ファイルベースとテープレス

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[Inter BEE 2009の歩き方]Aコース:トレンド最前線!ファイルベースとテープレス

2009年10月28日 掲載

[Inter BEE 2009の歩き方]Aコース:トレンド最前線!ファイルベースとテープレス

前回予告した通り、目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる編集部謹製「Inter BEE 2009の歩き方」をお送りする。 歩き方は、5コース用意。それぞれInter BEE 2009会場内で新製品や最新ソリューションを効果的に見て回れるように、各コースにつき見逃せない10ブースピックアップしている。


Aコースは、読者の皆さんがもっとも関心度が高いファイルベース制作に焦点を当て、収録から編集までのワークフローに必要なものをピックアップした。基本コースは、利用範囲の広いハンディ型カメラレコーダーとその編集環境を紹介する。

ファイルベース制作は、現在の制作ワークフローのトレンドでもある。RED ONEの登場により、今年はデジタル一眼レフカメラを使用したビデオ撮影もクロースアップしてきた。すでに米国では、DSMC(=Digital Still & Motion Camera)として収録サポート用機材がサードパーティーから発売されるなど、今後の収録環境として検討/活用すべきものとして認知されるまでに成長してきている。

Aコースの10ブースだけでは、ファイルベース制作の全貌が分かるというものでもない。そこで、カメラ、レンズ、ディスクレコーダー、HDノンリニア、入出力カード/エンコーダー、メディア管理/共有といった分野ごとに、オプションのブース/製品を挙げておいた。それぞれの業務分野に応じて追加してもらえればと思う。それでは、Aコースを見て行こう。

1ブラックマジックデザイン(ブース#5107)
UltraScope
Blackmagic_UltraScope.jpgビデオ入出力カード製品/ルーティングスイッチャー製品/コンバータ製品を扱ってきたブラックマジックデザインが、今年のNAB Showで発表したモニタ用ソリューションがUltraScopeだ。入出力用のPCI ExpressカードとWindows用ソフトウェアの組み合わせで提供される。3Gb/s SDI/光ファイバーSDIに対応し、ビデオプレビューしながら、RGBパレード、波形モニタ、ベクトルスコープ、ヒストグラム、オーディオレベルをモニタリングすることができる。
2アビッド テクノロジー(ブース#5110)
Media Composer
Avid_MediaComposer.jpg新しい会社ロゴに変更してNAB Showに戻ってきたアビッド。ユーザー視点での開発というコンセプトを打ち出してから初の国内出展となる。ノンリニア編集システムの草分け的存在のMedia Composerも、より幅拾い分野での制作に対応できるように進化している。v3.5ではXDCAMとステレオスコピック3Dオフライン編集に対応したが、新バージョンv4.0では、GFCAM 100Mbネイティブ編集、パナソニックAVC-Iエンコードに対応したほか、Mac版でPro Tools Video Satelliteをサポートする。
3パナソニック(ブース#6213)
AVCCAM AG-HMC45
Panasonic_AG-HMC45.jpgパナソニックはAVCHDベースの業務用カメラレコーダーAVCCAMのラインアップを充実させてきている。ハイエンド市場ではAVC IntraのP2HDが中心となるだろうが、プロ向けだけでなくエントリーレベルのノンリニア編集システムでも扱えるAVCHDは、広範囲な業務で活用できるカメラと言える。今夏発売したAG-HMC45は、コンパクトなボディながら、フルHD収録とAVCHDフルビットレート(最大24Mbps)での記録が可能で、オプションでXLR入力にも対応している。
4マトロックス(ブース#7104)
MXO2 mini、Axio LE
Matrox_MXO2mini.jpgマトロックスは、Mac/Final Cut Studio用ソリューションとWindows/Adobe CS4 Production Premium用のソリューションを提供している。今年は、リアルタイムH.264エンコード技術Matrox MAXテクノロジーを発表。アクセラレーションカードCompress HDほか、入出力製品群にMatrox MAXテクノロジー搭載モデルを設定した。Mac/Windows両対応の小型入出力デバイスMXO2 Miniは、HDMI入出力とアナログ入出力に対応するエントリーモデルだ。WindowsのターンキーモデルAxio LE/RT.X2は、HP製Zシリーズで高速化/低価格化を図った。
5トムソン・カノープス(ブース#7212)
EDIUS Pro 5、EDIUS Neo 2 Booster
ThomsonCanopus_EdiusNeo2.jpg近年、番組編集制作ソリューションで導入実績を伸ばしてきたのがトムソン・カノープスだ。ノンリニア編集ソリューションのEDIUS Pro 5ベースのターンキーHDWS/REXCEEDは、オプション対応で各社のカメラレコーダーに早期に対応してきた信頼感を得ている。放送業務用途でAVCHD制作が少ないことから、残念ながらAVCHDネイティブでの対応はなされていないが、AVCHD対応はエントリー向け製品EDIUS Neoシリーズで対応を強化している。11月中旬には新開発のAVCHDエンジンでネイティブ編集を可能にしたEDIUS Neo 2 Boosterが発売される。
6ソニー(ブース#8212)/ソニークリエイティブ
XDCAM EX PMW-EX1R、PMW-350K/Vegas Pro 9
SONY_PMW-EX1R.jpgソニーのファイルベースカムコーダーと言えば、XDCAM HD422/XDCAM EXシリーズだろう。アーカイブまで考えるならディスクベースのXDCAM HD422だろうが、メモリベースで小型のXDCAM EXは取り回しの良さは捨てがたい魅力だ。今年は、従来のEX1をリニューアルしたEX1Rに加え、2/3型センサー搭載の肩乗せタイプの本格派PMW-350Kも登場する。昨年のInter BEEで発表したカメラとメモリー記録部を分離しAVCHDを採用した まめカム も活用されるようになり、撮影内容に応じてカメラ機材を使い分けられるようになった。編集面で注目したいのはソニークリエイティブのVegas Pro 9だ。パナソニック系コーデックには対応していないが、AVCHDやREDCODE RAWはネイティブで扱える。再生フレームをキャッシュしながらの編集は快適だ。
7西華産業(ブース#8409)
RED Digital Cinema SCARLET
RED_Scarlet.jpgDSMC分野を切り拓き、4K編集の可能性を広めたRED ONEの登場から2年が過ぎ、各社のノンリニア編集ソフトウェアがREDCODE RAWの取り扱いを可能にしてきている。撮影スタイルに合わせて組み合わせることが可能なオプション製品も増え、番組、CM、映画などさまざまな分野で活用が進んできている。RED Digital Cinemaの今秋のトピックは、新製品としてアナウンスされている3K/5K/6Kに対応するSCARLETと5K/6K/9K/28Kに対応するEPICがお披露目になるかどうかだろう。特にビデオカメラ系のユーザーにとっては、2/3型センサーを使用し、3Kで1〜120fps収録を可能にした3K SCARLETが興味深いのではと思う。
8アスク(ブース#8302)
AJA Video Systems KiPRO
AJA_KiPRO.jpgアスクが取り扱うAJA Video Systems製品では、KiPROに注目だ。AJAはこれまで、アップルFinal Cut Studioのノンリニア編集サポート製品として入出力デバイスを提供してきた。今回発売されたKiProは、Final Cut Studioとの連携を維持しながらも、ビデオ収録サポート製品としての位置付けになる。ビデオキャプチャ段階で制作用コーデックProResに変換するのではなく、収録と同時にProRes記録することで編集作業を効率化する。カメラのビデオ出力を使用しているので、AVCHDからXDCAM HD/P2HD/GFCAMまで、DV/HDVからHDCAM/DVCPRO HDまで、ファイルベース/テープベース問わず利用が可能だ。
9日本ビクター(アスクブース#8302)
ProHD GY-HM100/700
JVC_GY-HM100.jpg日本ビクターは、業務用機器ブランドをJVCに統一。業務用カメラレコーダーPro HDシリーズもファイルベース化を行って日本再上陸した。残念ながら、Inter BEEでのブース出展は行っていないが、パートナーブースのアスク、三友での展示をしている。ハンディ型カメラレコーダーGY-HM100/ショルダー型カメラレコーダーGY-HM700は本体記録メモリカードにSDHCカードを採用。Final Cut Proで変換なしに利用できるQuickTimeフォーマットか、各種ノンリニア編集システムで利用可能なソニーSxSカード記録に使用されているMP4フォーマットで収録できる。GY-HM700では、オプションのSxSメモリーカードレコーダーKA-MR100Gを使用して、SxSカードに記録することも可能だ。
10ローランド(ブース#8002)
F-1、VC-50HD
Roland_F-1.jpgHDV/DVビデオカメラのファイルベース化に取り組んでいるのはローランドだ。音響機器メーカーとしての視点を採り入れ、大音響のライブ会場での収録にも対応可能な振動対策を施したハードディスクレコーダーF-1を発売している。記録部は、オプションでソリッドステートディスクも利用可能だ。今春登場したVer.2では、従来のHDV/DV 25Mbps記録に加えて、MPEG2 TS 2〜50Mbps記録にも対応し、同時に発表したビデオコンバーターVC-50HDと組み合わせて利用できるようになった。VC-50HDは、HDMI出力でモニター出力しつつ、HDV/DV 25MbpsまたはMPEG2 TS 2〜50MbpsのIEEE 1394と非圧縮のHD/SD-SDIを双方向変換できる。
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[ DATE : 2009-10-28 ]
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