パナソニックは、Expanding Panasonic AVC World~HD solution with eco ideas~をテーマに放送や映像制作に関わる各種ソリューションを展開した。特に力を入れていたのはやはりP2を中心としたソリューションだ。

■パナソニックブースレポート

(*プレイリストで全編が流れます)

■Panasonic AG-HMC45

ブース正面にはAVCCAMとP2HDの大きな看板が掲げられており、メモリーを記録媒体とした撮影システムやファイルベースによるワークフローを展開していた。撮影機材としては、すでに発表されているメモリーカードカメラレコーダーAJ-HMC45やメモリーカードポータブルレコーダーAG-HMR10およびそのオプションカメラであるAG-HCK10Gが、編集機材としてはメモリーカードポータブルレコーダープレーヤーAJ-HPM200などが新製品として出展されていた。

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パナソニックは、編集システムをもっていないので、後処理に関しては、Adobe、Avid、トムソンカノープス、Appleなどの編集システムで行うという方針のようである。ブース内にはこうしたメーカーとのコラボレーションによる出展があり、AVC-IntraやAVCHDの各社対応状態や実際の編集作業などがデモンストレーションされていた。ビデオ編集のシステムがないということはワークフロー上ボトルネックともいえるが、作品の内容や制作者の好みなどによって要求される機能や規模などが異なる後処理系は、餅屋は餅屋に任せるというのも賢い選択かもしれない。

パナソニックだけでなく今回のInterBEEでは、各社何らかの3D制作ソリューションを出展しているが、NAB2009において出品した3Dカメラレコーダーや3Dモバイルエディター、3Dポータブルレコーダーがブース正面左のExpanding Panasonic AVC Worldと称したイベントコーナーにP2HDとともに展示されていた。モックアップではなさそうだが、実際に映像を流していなかったのはちょっと残念であった。

ビデオシステムのワークフロー上コンテンツの送出システムも重要になるがパナソニックでは、今回ニュースOTCシステムやP2/サーバーによるAPC送出システム、ローカルVOD配信サーバー、デジタルテレビ向けH.264高画質ライブ配信サービスのほか、コンテンツオーサリングツールなどが出展された。

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同社のフラッグシップカメラAJ-HPX3700を頂点にP2HDラインアップを一同に展示

Adobe、Avid、トムソンカノープス、Appleなどの編集システムが並んだP2パートナーコーナー

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映像やメタデータ編集にも対応したポータブルレコーダープレーヤーAJ-HPM200。AVC-Intraコーデック、出力アップダウン、クロスコンバートおよび入力アップコンバート機能を持つ

HD/SDなど各種入力に対応したマルチフォーマットライブスイッチャーAV-HS450

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デジタル伝送装置AG-CA300G。BNCケーブル2本で本線映像、リターン映像、タリー、インカム、ゲンロックの伝送が可能。ベースステーションユニットAG-BS300とセットで使用

HD/SD同時出力も可能なHDインテグレーテッドカメラAW-HE100。雲台のリモートはワイヤレスで行うことができる

■パナソニック電工

パナソニックにはグループ会社にパナソニック電工があり、スタジオ調光卓LightMixer ∞やLEDフローライトなどの照明器具が新製品として出展された。LightMixer ∞は、調整卓部分がモジュール構成になっており、規模に応じて自由にレイアウトできるほか、ネットワークでPCと接続することもできるようになっている。 ビデオやオーディオ機器との総合力ではなく、こうした異色の組み合わせが、今後どのようにビジネスとして展開していくのか興味のあるところである。