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[Transcode]01: ワークフローの作業効率を改善する「トランスコーダ」

2010-03-03 掲載

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トランスコードは、ファイルベース・ワークフローに欠かせない作業であり、作業を効率化する鍵を握るのがトランスコーダの役割であることを、『00: ファイルベースで重要性を増す「トランスコード」』で述べた。ファイルベース・ワークフローで中心的な位置となるノンリニア編集システムにもトランスコーダ機能は付属している。ノンリニア編集システムから直接出力できるようにしていたり、アップルのFinal Cut StudioにはCompressor、アドビ システムズのAdobe CS4 Production PremiumにはAdobe Media Encoder CS4のように連携するトランスコードソフトウェアを付属していたりもする。アビッド テクノロジーのInterplayやオートデスクのBackdraft Conformなどのようにメディア共有・管理システムの一機能としてトランスコード機能を実現した製品や、トムソン・カノープスのEDIUS XREのようにメディア共有・管理システムと連携するトランスコード用サーバもある。

こうしたノンリニア編集システムベンダーが提供するトランスコーダは、ノンリニア編集とシームレスに連携できるメリットがある。これとは別に、サードパーティからファイルベース・ワークフロー向けのトランスコードに特化したソリューションも提供されている。いずれのトランスコード機能/製品を使用しても、複数のフォーマットに書き出す場合に、特に大量のメディアを変換処理しなければならない時ほど有効に機能する。それでは、サードパーティ製品を利用するメリットはどこにあるのか。

ワークフローの柔軟性を高めるトランスコーダ

今回は、数あるサードパーティ製トランスコーダの中から、英BBC Newsや米CBSといった放送局や、YouTubeのフィンガープリンティング(電子指紋)機能、Flickr、Amazon.comなどで活用されるなど、さまざまな分野で実績を挙げているトランスコード製品Rhozetトランスコーダを採り上げてみる。Rhozetトランスコーダは、放送用エンコーダ製品を取り扱う米Harmonic(カリフォルニア州サニーヴェール)内のソフトウェアトランスコーダ部門であるRHOZETが開発したソフトウェア・トランスコード製品だ。対応するフォーマットが豊富な点、トランスコードの並列処理・分散処理が可能なシステム構築が出来る点、プラグイン機能を使用して他のシステムと連携がしやすく汎用性が高い点が好評のようだ。

Rhozetトランスコーダを取り扱っている日本SGIでマーケティング本部メディア&アーカイブソリューション営業部の加藤慎也マネージャーは、同製品の特徴について次のように話した。

「さまざまな分野で映像を利用するシーンが増えてきました。それに伴い、さまざまな映像素材を複数のフォーマットやコーデックで扱わなければならなくなっています。Rhozetは、新しい映像フォーマットへの対応も継続して行っていますし、ロゴ挿入や色変換、複数素材を1つにまとめて出力といった機能も搭載しています。そのため、映像利用シーンや制作/運用規模に応じて、幅広く柔軟に対応できる製品として提案しています」

Rhozetトランスコーダは、マルチコア環境や複数台のトランスコーダを使用して並列・分散処理をすることが可能だ。下記の表を参照して欲しいが、取り扱い可能なビデオコーデックは、MPEG系ビデオからストリーミング系メディア、カメラコーデックまでが含まれ、これらのビデオコーデックを包むメディアコンテナについても、AVI、QuickTime、MXF、MPEG-2 PS/MPEG-2 TSといった一般的なものから、3GPP/3G2といった携帯向けのものまで幅広く対応している。対応するノンリニア編集製品も幅広く、アビッド、クォンテルといった業務用ハイエンド向けから、アップル、アドビ システムズ、トムソン・カノープスの汎用製品が扱え、オムネオン・ビデオネットワークスやトムソン・カノープスのサーバ製品とも連携できる。このほど、アクトビラ ビデオ・フル推奨H.264オプションやMXFファイルAS-02(Application Specific Version 2)も追加された。

●Rhozetトランスコーダの対応フォーマット例

ビデオコード・MPEG-1
・MPEG-2, D-10 / IMX
・MPEG-4
・H.263
・H.264
・Windows Media
・DV25 / DV50 / DVCPRO
・HDV
・DivX
・Flash
・Image Sequences
・Real Video
メディアコンテナ・AVI
・QuickTime
・ASF / WMA / WMV
・MXF (XDCAM (D-10) / XDCAM IMX (IMX) / XDCAM EX (OP1a) / P2, P2HD (OP-Atom) / AS-02などを含む)
・MPEG-2 PS, MPEG-2 TS
・VOB
・LXF
・GXF
・WAV
・Broadcast WAV
・3GPP
・3G2
オーディオコード・PCM
・MP3
・DTS
・AAC
・AMC
・AMR-NB
・Windows Media Audio
システム・Leitch VR, Nexio
・Grass Valley Profile, K2
・Omneon Spectrum
・Quantel sQ
・Avid Editing Systems
・Apple Final Cut Pro
・Adobe Premiere Pro
・Canopus Edius
※ オプション対応:アクトビラ ビデオ・フル推奨H.264
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[ DATE : 2010-03-03 ]
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