平和精機工業ブースレポート

新LibecシリーズとしてRSシリーズ250/350/450のラインナップが完了した同社だが、NABではクレーンや周辺機器などの新製品やラインナップのより一層の充実を図った新製品を発表、出展していた。

REMO30リモートヘッド部。5kgまでの小型ビデオカメラを搭載可能で、パンやティルトをスムーズに行うことができる

クレーンとしてはすでにJB-30というモデルがリリースされているが、今回出品されたSWIFT JIB50は約90cmの伸縮が可能。デモでは同じく新製品のリモートヘッドREMO30を搭載したもので、REMO30に同梱されているコントロールBOXを利用して手元でカメラのパンやティルトをコントロールすることができる。

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リモートヘッドREMO30のコントロールボックス部。スピード調整ツマミとジョイスティック操作により、非常に広い範囲でパン、ティルトのスピードコントロールが可能

またズーム/フォーカスリモートZFC-5HDも新製品としてこのデモで使用されていた。こうした組み合わせによりローアングルから俯瞰まで自在な撮影をスムースに行う事ができる。REMO30のリモートヘッド部とコントロールBOX部は5mの専用ケーブルCABLE500を利用して接続を行う(モニター、LANC、リモートヘッドの信号を一括で制御可能)。こちらは複数本使用することで最大30mまで延長して接続できる。コントロールユニットCU30と併用することにより、一人は被写体の近くでSWIFT JIB50のオペレートを行い、もう一人は手持ちの三脚や同梱されているハーネスを利用し遠隔操作でズーム&フォーカスを担当するという分業も可能だ。

ズーム/フォーカスリモートZFC-5HD。LANC端子を持つカメラやパナソニック製の小型カメラをコントロールできる
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デモではパフォーマンスをローアングルから俯瞰まで自在なアングルで撮影。スムースな動作を見せていた

ズーム/フォーカスリモートZFC-5HDはLANCコントロールに側面のカメラ切替スイッチを利用することにより、ソニー、パナソニック、キヤノンのカメラのズーム、フォーカス、RECなどをコントロールすることができる。LANCで接続した場合は電源のON/OFFの操作やズームスピードも2段階で変更可能だ。