DSLRムービーユーザーなどを中心に、ミドルレンジユーザーと言われるVP企業、WebによるPRビデオ、インターネットライブ放送等のWebビデオ制作のユーザー層は年を追うごとに拡大している。そのための安価で便利、使い回しが効くユニークな映像制作機材はさらに多様性を極めて来た。これらのユーザーは、これまでのプロ映像制作のユーザーはもとより、スチルカメラマンからの転身やWebビデオクリエイターからの進展、また企業内、団体内でのインハウス・ビデオ・プロダクションなど、様々なカタチで映像業界への参入を果たし、年々その市場は拡大する一方だ。そうした中でもそれぞれの用途がさらに多様化してきていることから、アクションカムによるエクストリームな映像ビデオや、プロジェクションマッピングなど、これまでのプロ映像には無かった発想からの新しい映像カルチャーも生まれている。このコースは、そうした新しい発想から生まれる映像制作に結びつく機材、ツール、ガジェットなどを効率的に見て回るコースだ。

1 フラッシュバックジャパン

(ブース#6305)

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Adobe After Effects CC、Premiere Pro CCを筆頭に、FCPX、Avid、EDIUSなど、各社ノンリニア製品の様々なプラグインソフトを扱うフラッシュバックジャパン。同社ブースでは、最新の各種プラグインのデモンストレーションの他、毎年海外から実際のプラグイン開発者やクリエイターを招いた、デモンストレーションを行っている。

2 カールツァイス

(ブース#4512)

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来春NAB時期に発売予定のコンパクトズームサーボを参考出展。CZ.2コンパクトズームシリーズに対応する着脱可能なモジュールタイプのズームサーボユニットは、ギア位置の異なる現行の3種(15-30mm T2.9、28-80mm T2.9、70-200mm T2.9)のレンズにも装着することが可能。基本ユニットがズームとアイリスに対応し、下部のシリンダータイプのギア部分を装填することにより、フォーカスにも対応できるのが大きな特徴だ。その他、コンパクトプライムやシネマレンズなどを展示予定。

3 アスク / ディストーム / AJA Video Systems / GB Labs

(ブース#4206)

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今回もアスクグループとして統合した出展ブースで構成。AJA Video Systemsがこの春発表した、注目の4Kカメラシステム「CION」。発売に際して、5月のAfterNABでは参考出品的に一部が披露されたが、今回のInterBEEでは国内初となる本格的な展示となる。TriCasterのディストームでは、超小型放送局システムともいえる新製品「TriCaster Mini」などを中心に最新のソリューションを展開。その他、GB Labsブランドのセンターストレージ「SPACE」や、ビデオアシストシステムの「QTAKE HD」、NASベースのプロジェクトアーカイブアプライアンス「Cache-A」など多数の製品群を展示公開。

4 銀一

(ブース#4405)

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写真、映像、出力機材の販売・レンタルの総合ショップであり、映像業界ではステディカムの国内販売代理店として知られる銀一。その他Tiffenを始め、Chrosziel、CINEVATE、Lowel、CamCaddieなどの輸入代理店。今年も映像関係の取り扱い製品を一堂に揃えた展示を行う。Chroszielのカメラリグなどの参考展示や、ステディカムのテストコーナーでは例年通りの試着試用が可能なほか、最新のスタビライズシステムのデモンストレーションとして、ステディカムとMoVIを組みあわせたデモなども行う予定。

5 ケンコープロフェショナルイメージング / ケンコー・トキナー / スリック

(ブース#4302)

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グライドカム、ムーブカムなどを扱うケンコープロフェショナルイメージング(KPI)や、レンズブランドのケンコー・トキナー、三脚ブランドのスリックの合同出展ブース。トルコの小型撮影サポート機材メーカーedelkrone社の小型リグ製品群や、注目のTokinaシネマレンズCINEMA ATXシリーズの3本目のラインナップとなる、「50-135mm T3」を国内展示。「11-16mm T3」に関しては、従来のEFマウント、MFマウントに続いて、ユーザー待望のPLマウントバージョンを発表するなどシネマ領域に注力している。

6 ヴァイテックビデオコム / マンフロット / キャムキャスト7 / テクニカルファーム

(ブース#4202)

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現在、VITEC Videocom(ヴァイテックビデオコム)グループとしては、アントンバウアー(バッテリー)、ペトロール(バッグ関連)、ザハトラ?、オコーナー、ヴィンテン(三脚)、ライトパネルズ(LEDライト)などが所属。さらに同グループとして、マンフロット(三脚&バッグ)、キャムキャスト7(インターネットライブ中継サービス)が同展示エリアに集結、これらの製品を一挙に見ることができる。さらに今年は、カスタムメイドの撮影サポート機器を製造・レンタルするテクニカルファームも同ブース内で展示展開。

7 平和精機工業

(ブース#3405)

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NABで発表した、パン、ティルト、スライドの3つの動きを組み合わせ、75mmボールヘッド「ALLEX H」、75mm三脚「ALLEX KIT」、長さ800mmのスライダー「ALLEX S」の3つの商品から構成された新世代の三脚システム「ALLEX」が絶好調のLibecこと、平和精機工業。InterBEEではそのALLEXの最新バリエーションを参考展示(予定)。さらにSWIFT JIB、RSシリーズなどの同社ビデオ三脚&特機製品ラインナップを一堂に展示。なお開催期間にブース内に修理相談コーナーを設け、ALLEXのメンテナンス方法やプラットフォームの付替えなどを実演形式で行う。

8 エーディテクノ

(ブース#2508)

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韓国Digital Forecast社製の高性能マルチコンバーター「Bridge X」やコンパクトなマイクロコンバーター「Bridge M」シリーズなど中心に、比較的低価格で高性能な撮影用機材を取り扱うエーディテクノ。新製品の7型ハイビジョンIPS液晶マルチ入出力フィールドモニター「CL76HOXN」は、モニターのファンクションキーを遠隔操作できるリモート機能や、撮影中のバッテリー残量をアラームで知らせるバッテリーアラーム機能、アナモフィックレンズでのシネマスコープサイズ表示やその他の任意表示での画角設定が可能な表示アスペクト比機能などが付いた、最新フィールドモニター。その他各種用途に応じた撮影周辺機材を中心に展示。

9 ローランド

(ブース#3116)

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スモールサイズから、ビッグエンターテインメントサイズまで、映像とオーディオの分野で幅広いニーズに応える機器を提供し続ける同社。今年はビデオ / オーディオ関連機器を1ブースで一斉展示。今年の目玉は、イーサネットケーブルでHDMI信号を最長100mまで延長伝送できるHDBaseT規格対応の送信機「HT-TX01」と受信機「HT-RX01」。HDBaseT信号とHDMIを変換し、HDMIは最大1080 / 20p&WUXGAに対応する。またHDCPやRS-232にも対応。その他、マルチフォーマット・マトリクス・スイッチャーのXSシリーズ、「XS-82H」「XS-83H」「XS-84H」も新登場。128chの大型オーディオミキシング・コンソール“O・H・R・C・A(オルカ)”「M-5000」なども出品。

10 ATOMOS

(ブース#2117)

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NABで発表された話題の4Kレコーダー「SHOGUN」がようやく発売となり、国内でも初の本格展示。同梱のSONY Lバッテリー互換2600mAバッテリー2個で交互にDC電力供給し続ける事ができる新しいバッテリーソリューション「POWER STATION」も出品。USB電源出力も装備しているため、スマートフォンなどのモバイルデバイスの補充電源としても活用可能だ。その他、今年の新製品である「Ninja Star」、「ATOMOS製CFastカード」、最新Atom OS 5.12へファームアップされた「Ninja Blade」などのレコーダーも展示。

※掲載しているブース写真は過去に開催されたイベントのものです。


Bコース [Inter BEE 2014の歩き方] Dコース