AJAは同社初のカメラ「CION」や、業界でいち早く4Kに対応したデジタルビデオレコーダーKi Pro Quad、業界定番ともいえる各種ミニコンバーターシリーズを展示。

CIONは4K/Ultra HDおよび2K/HDに対応したカメラで、同社がKi Proなどで培ってきたデジタルレコーディング技術とグローバルシャッター方式のCMOSセンサー、高品質な画像を撮影するために最適化された光学ローパスフィルタおよび赤外線カットフィルターなどを搭載している。また、カメラマンが使う上での使い勝手や運用性を考慮したデザインとなっている。記録は12-bitのProRes 444を含むApple ProResファミリーのコーデックでAJA Pak SSDメディアに直接記録されるほか、4×3G-SDIによる最高4K 120fpsやThunderboltによる4K 30fpsのAJA RAWデータ出力が可能となっている。従来のカメラはワイヤー式のRCUなどで行っていた設定もWebブラウザで行うことが可能となっており、複数のCIONの設定および制御が可能だ。なお、レンズマウントはキヤノンEF/FD、ニコンG/F、ARRIバヨネットマウント、Panavision、B4に対応可能。

Timecode SystemsのTimecode Buddyは映像や音響機器の同期および編集に必要となるSMPTEタイムコードの伝送をRF(Radio Frequency)通信によりワイヤレス化する小型デバイスシリーズで、1台の送信機から複数台の受信機に送信する事が可能となっており、マルチカメラ収録などで音声レコーダーを含むタイムコード同期に対応した機器の同期を正確に行える。

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スタジオコーナーに出品されていたAJA CION。ボディは放送用ビデオカメラに使われるマグネシウム合金を採用。立体的なスエードの肩パッドや取っ手のすべり止めなど実用的な作りとなっている

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Timecode SystemsのTimecode Buddy。送受信機能を備えたWi-Fi masterやmini trx、受信機のmini rxなどを展示

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AJAのミニコンバーターシリーズ。新製品のDVI/HDMI→SDIスケーリング対応のコンバーターROI、4K-SDI→4K HDMIコンバーターHi5-4K、4K-SDI→HD-SDI&HDMI(HD解像度)コンバーター4K2HD

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4K対応のデジタルビデオレコーダーKi Pro Quad