同社は医療情報システムや衛星画像解析といった制御宇宙システム、通信ネットワークシステムを事業内容としており、一般的にはあまり馴染みないかもしれないが、比較的早い時期にクロマキー合成ソフトROBUSKEYを開発しており、InterBEEなどにも出展しており、ビデオ業界ではそれなりに知名度がある会社なので、ご存知の方も多いと思う。

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クロマキーバックで撮影した人物写真

CP+ではクロマキー合成ソフトROBUSKEYを搭載したクロマキー証明写真用ソフトウェア「ROBUSKEY for ID FW」と、3月発売予定の高品質美肌フィルター「珠肌 for Adobe Photoshop」を披露していた。同社は他にも営業写真館向けの写真マルチバック撮影ソフトウェア写真deスタジオクロマキーなどもあるが、今回は展示していなかった。

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PhotoshopのフィルターからTAMAHADAを選択

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処理を施す部分を指定する

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5段階ある珠肌レベルから選択

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肌色を明るくしたり暗くしたり、ヒューやサチュレーションなどの調節も可能

新製品となる「珠肌 for Adobe Photoshop」は、5段階のレベルを指定するだけの簡単な操作で、顔や目の輪郭、髪の毛には影響することなく高度な美肌処理を実現できる。シミやそばかすなどを低減して綺麗な肌とすることができるもので、大量画像を一度にまとめて処理できる乗務用ライセンスも用意されている。

ROBUSKEY for ID FWは、証明写真用にクロマキーバックで撮影した人物写真をROBUSKEYエンジンで背景処理し、珠肌で肌補正処理するという一連の操作をワンパッケージにしたもので、社員証のIDカードなど様々な証明写真に対応できる。チケットライセンス方式の販売となっており、50枚のスタートアップパッケージ2,980円から500枚10,800円までラインナップされている。