動画撮影は写真と異なり手持ちより三脚に据えて撮影することが多く、写真のようにシャッターを切る瞬間がしっかり固定されているというだけでなく、撮影しながらカメラをパンしたりティルトするのが動画撮影にとっては常識だ。当然それに合わせて写真用の三脚にはないカウンターバランスやドラッグの調節などの機能が備わっている。近年はビデオ用三脚のラインナップばかりになってしまったが、元々同社は写真用の三脚メーカーとしての歴史も長く、CP+の前進の用品ショーなどでは常連であった。写真のカメラマンには馴染みのあるメーカーとして、デジタル一眼による動画撮影機材はスチルカメラの三脚ノウハウをもった同社は評価が高いものとなっている。

今年は、民生用カメラ、一眼レフカメラにおいても使いやすいエントリーモデルのTH-650HDや、簡易移動撮影を手軽に実現するカスタマイズ可能なスライダー三脚システムLIBEC ALLEX。いかなるティルト角度でもカメラを瞬時に静止させることができる無段階カウンターバランスシステムを搭載した三脚RSシリーズなどを出展していた。

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三脚メーカーが作るとスライダーはこうなるというLIBEC ALLEXシステム。三脚を含めたシステムとして様々な組み合わせが可能となりあらゆる撮影シーンで活用できる

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スライダーというと横方向の移動というのが一般的だが、組み合わせで縦方向へのスライダーにも対応可能なLIBEC ALLEXシステム

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LIBEC ALLEXスライダーは現在3種類の長さのバリエーションがあるほか、システムとして対応するため、新たなヘッドやパーツなどが揃えられた

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ジブアームもリモートヘッドや三脚、リモートコントロール、レールシステムなどを自在に組み合わせて様々な撮影に対応可能なシステムとなっている。すでに数多くの撮影現場で活躍している