CP+でドローンメーカー唯一の参加となったDJI。といっても現在ではジンバル・スタビライザーRONINや手持ちジンバルOsmo、そして独自に開発されたZenmuseシリーズのカメラなど、現在では多岐にわたるカテゴリーが存在する。一概にはドローンメーカとは言えずカメラメーカーとも言えるだろう。実際にカメラ開発用の研究所も設立されている。

撮影関して多くのカテゴリーを有することになった展示の中心はやはりドローン。飛行スペースを確保した大きなケージを中心に各製品のデモが行われた。ラインナップである「PHANTOM 4 PRO」と「MAVIC PRO」、そして「INSPIRE 2」のデモフライトが行われた。新しく発表された女性向け(?!)新製品Osmo Mobile Silverも展示され、そのOsmoの説明が行われた。

一番のトピックスは、展示コーナーの一角では、数年前から技術提携を行い、昨年資本関係に大きな動きがあったと噂されているハッセルブラッドとのコラボ展示だ。ハッセルブラッド製カメラH6D-100cを搭載したDJI MATRICE600も展示されていた。H6D-100cは、ジンバルのRONIN-MXにセットされ、タブレットからリモートで、絞りとシャッター速度とISO、そしてフォーカスをダイレクトに制御するデモが紹介された。H6D-100cは、1億画素(8700×11600ピクセル)を有する。空撮の世界に新たな表現力以上に、検査など他の部分でもその解像感だけではなく多くの活用方法が考えられるだろう。

DJIブース 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)