発足当初のSDアソシエーションは、パナソニック、サンディスク、東芝の3社だったが、デジカメやビデオカメラ、音楽プレーヤーなど様々な機器に採用されており、現在約1300社の会員企業が参加しており、今年で10周年を迎えるという。9月に発表されたSD4.0規格に対応したSDXCやSDHCなどを発表・出展した。

SDメモリーロードマップ

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現在SDHCが主流だが来年からSDXC規格のメモリーを動画記録など大容量かつ高速記録が必要な市場に投入される。

次世代UHS SDカード

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SD 4.0規格の SDXCおよびSDHCは2列ピン接点を備える。これにより、最大で毎秒300MBという超高速のバスインターフェース速度が実現される。完全な下位互換となっており、SD、SDHCにも対応可能。新規格の高速バスインターフェースは、メモリーカードのピンの第2列に割り当てられ、フルサイズSDメモリーカード、マイクロSDメモリーカードの形状のまま利用でき、物理的な外形寸法や形状は変更されないという。

SDXCメモリーカード

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SDXCメモリーカードは、最小32GBから最大2TBに対応しており、ファイルシステムにはexFATを採用している。最高速度は毎秒104MB/sで、最終的には300MB/sのスピードを実現するUHS-IとUHSスピードクラスが利用可能。ちなみに、exFATはWindows Vista SP1以降で対応したもので、WindowsXPなどの旧OSでは、更新プログラムの適用が必要だ。

発売が開始されているSDXCメモリーカード  

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SDXCメモリーカードはすでに発売が開始されており、対応したビデオカメラ等が展示されていた。ちなみに写真左のリーダーライター付属のSDXCカード CLASS10 48GBは5万円ほどで市販されている。民生機のビデオカメラが購入できる金額だ。

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