JBL PROFESSIONAL「VT 4886」「VT 4883」

注目は今年5月に発売した3-Wayラインアレイ・システム「VT4886」とサブウーファー「VT4883」。VT4886は重量15.4kg、サイズは幅579×高197×奥行261mmと軽量で小型化されており、吊荷重や設置スペースの制約でこれまでラインアレイの導入が困難だった中小規模SRに対応しやすい。

同じ幅のサブウーファーVT4883と連結してアレイシステムを構成でき、ライブハウスやクラブ、ホールのコンサートから企業のプレゼンテーションまで幅広く使用できる。

hibino-1.jpg 軽量で小型ラインアレイスピーカーシステムのVT4886(上)とVT4883(下)

Soundcraft「Vi1」

ブース中央で注目を浴びていたのは今年8月に発売したSoundcraftのデジタルミキシングコンソール「Vi1」。Soundcraftのフラグシップモデルとして愛用されているVi Seriesをコンパクトなボディーに凝縮。優れた操作性と、規模の大きなSRにも対応する入出力性能を実現したモデル。

hibino-2.jpg 優れた操作性をコンパクトに凝縮しVi Seriesの最新ライブSR用デジタル・ミキシングコンソール「Vi1」

STUDER「VISTA 9」

スチューダーブースの注目は放送局向けオーディオ・コンソールの新製品「VISTA 9」。ボタンとロータリーコントロールをタッチスクリーン上に配置したほか、フェーダー部に9種類の色表示を自由に設定できるフェーダーグロウを導入。また、TFTスクリーンのメーターブリッジを採用した。

hibino-3.jpg スチューダーのフラグシップモデル「VISTA 9」

Shure「PSM900」

「PSM900」は今年10月発売したShureのパーソナル・モニター・システム。ワイヤレスだが音質、安定感を実現するRF性能、効率的な運用を可能にする多彩な機能を搭載した。Shureのハイエンド・ワイヤレスシステム「UHF-RR」や「UHF-RMW」と互換性のあるチャンネルプランを採用しており、組み合わせて使用することで信頼性の高いシステムを構築できる。

hibino-4.jpg 送信機の「P9T-A24」

hibino-5.jpg ボディーパック型受信機の「P9R-A24」

DiGiCo「SD9」

DiGiCoの「SD9」は今年7月に発売されたSDシリーズの新型デジタル・ミキシングコンソール。DiGiCoコンソールの優れた機能を極めてコンパクトなシステムに凝縮している。40モノラル/ステレオの入力チャンネル、16モノラル/ステレオ、LR /LCRマスター、8×8マトリクスというバス仕様を備える。

hibino-6.jpg 40モノラル/ステレオの入力チャンネルをもつDiGiCo「SD9」

CODA AUDIO

ヒビノインターサウンドが12月より取り扱いを開始するCODA AUDIO社のスピーカーシステム。ドイツのハノーファーに本拠地を置くスピーカーメーカーである。ブースではいくつかの機種が先行展示されていた。

hibino-7.jpg ツアリング用スピーカーシステム(中央)とポータルスピーカーシステム(左)