スパイラルスライダードリー「KATANA」

注目はさらに改良されて使いやすくなったスパイラルスライダードリー「KATANA」だ。リフトとターンの動きに加えて、Y軸の動き(カメラに対して前後方向の移動)ができる。1メートル以内で設置が可能で、狭い範囲でクレーン効果のある映像を場所をとらずに撮影が可能だ。また、5分〜10分で設置ができたり、すぐに持ち運べるのも特徴だ。最大搭載質量は8kgで、デモ機にはEOS C300が乗せられていた。価格は39万5,000円だ。

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真ん中にあるのがスパイラルスライダードリー「KATANA」

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前後の動きを実現するスライド部分。ベアリングにはV溝ベアリングを採用し、音が静かになったのも特徴だ

スパイラルスライダードリー「TATSUMAKI」

もう1つ注目の新製品が、スパイラルスライダードリー「TATSUMAKI」だ。従来のX軸スライダーを垂直方向にセッティングし、Z軸方向の動きと三脚に対して回転出来る機能を加えている。上下に動かしながら360°パンするといった撮影が可能で、縦移動とパンだけならば、こちらが最適だろう。より縦軸にカメラが近づくために最大搭載質量は15kgで、「KATANA」より重量のあるカメラに対応することが可能だ。

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縦移動とパンが可能なスパイラルスライダードリー「TATSUMAKI」