今年7月にIMAGICAデジックスと合併してから初めての出品となる。見どころはAvidワークフローコーナーだ。Avid Interplay Production、Avid ISIS 7000などオフラインからオンライン、MAまでというワークフローが紹介されていた。

リアルタイムアクセスソリューション「Avid Interplay Sphere」

中でも注目は、リアルタイムアクセスソリューションの「Avid Interplay Sphere」だ。今年のNAB 2012で発表されたソリューションで、クラウド編集システムといえばわかりやすいだろう。従来は現地で撮影したら現地でデータを入れて編集をして、自分で圧縮をしてFTPで送るというフローだったが、Sphereを使うとバックグラウンドでデータが自動的にFTP転送されるのでユーザー側は何もしなくてもよく、局からはリアルタイムにプロキシが送られてきて編集ができる。完成すればストーリーが自動的にアップロードされる機能も搭載されている。つまり、インターネット回線とSphereの対応のMedia Composerがあれば、いつでもどこでも編集することができるというものだ。

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リアルタイム共有メディア・ストレージ・システム「ISIS 7000」やリアルタイムアクセスソリューション「Avid Interplay Sphere」、ノンリニア編集システム「Symphony Nitris DX」、ノンリニアテロッパー「NoLiO」、プロフェッショナル・オーディオレコーディング・ミキシングシステム 「ProTools」などが展示されていた

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上から4つ目がSphereのサーバーハードウェアだ