今回PRONEWS Liveでも使用し、大活躍した移動ライブ配信パックTVUを扱う同社。出展されていたのは3G、4G、Wi-Fi/WiMAXなどの無線回線を使った映像伝送システム「TVUPack」だ。遅延の少ないH.264エンコーディングエンジンを採用していて、ライブやセミナー、展示会といったシーンをワイヤレス回線を使ってハイビジョン映像を伝送することが可能なシステムだ。

ブースの注目製品は国内初出展となるiPhoneアプリの「TVU Anywhere」だ。iPhoneを使って従来のTVUPack製品のシステムに組み込んで伝送ができるというソフトだ。特徴は受信機側ですべてコントロールするので、送信機側での操作が必要ないというところだ。これは従来のTVUPackの送信機側と同じ特徴で、出先でカメラマンの方が特別な操作を覚える必要はなく撮影に集中できるという特徴の1つだ。受信機側ではモバイル端末の電波状況の確認、映像のモニタリングが可能になっている。そのほかには、従来製品のリュックタイプの「TM8100」、ミニタイプの「TM5000」などの展示も行われていた。

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iPhoneでTVU Anywhereから配信中の様子

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手に持ったTVU Anywhereで送信して、右下のモニタのTVUPack Receiverで受信。左下が実際に配信されている映像のモニタの様子

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TVUPack Receiverのインターフェイス。グラフが高いほうがパフォーマンスがいい状態。画面の状態はかなり調子がよく、振り切れている状態だ