来年発売予定のワイヤレスHD伝送システムにも注目

ENDURA SYSTEMシリーズのVマウントリチウムイオンバッテリーDUO95/150のほか、新製品としてJVCカメラ用の7.2V系大容量リチウムイオンバッテリーPROシリーズSSL-JVC75や光源に高輝度LEDを採用したカメラライトX10-Lite/Lite-S、屋外で使用可能なCAM~WAVEワイヤレスHD伝送システムCW-7やCW-1の次期機種CW-3などを出展した。

SSL-JVC75はSSL-JVC50の約1.5倍の容量(7350mAh、55W)をもち、IDX独自の外部出力端子X-Tapも装備しているほか、バッテリーの残容量がわかるインジケーターを装備している。また、照明用のバッテリーや灯体、充電器がセットになったものが参考出品されていた。

X10-Liteは、各LEDに対応した集光レンズとディフューザーを装備しているほか、0~100%までの明るさ調節可能なディマーも装備されている。D-Tapケーブルやシューアダプター、キャリングケースがセットとなっており、IDXのSSL-JVCバッテリーシリーズに適合したX10-LiteとソニーのNP-F950に適合したX10-Lite-Sの2種類が用意されている。明るさが1450lmあり、比較的明るい会場内でもまぶしいほどで、被写体までの距離や背景光とのバランスをとることが可能だ。

CW-3は、来年発売予定のワイヤレスHD伝送システムで、DFS機能を搭載し、工事設計認証を得ているので屋外での使用が可能。伝送距離は約50m、遅延は2msec以下となっている。映像入力はHD/SD-SDIのほか3G-SDIに対応しており、伝送信号は128bitのAES暗号化により保護されている。オーディオはSDIエンベッデット対応なので、配線の取り回しが楽で特に小型ビデオカメラに装着する場合スマートに収めることができる。

interbee2013_idx_1437.jpg リチウムイオンバッテリーSSL-JVC75。カメラライトの電源として使う場合や長時間にわたり撮影する場合など大容量なので、残り時間をあまり気にしないで撮影できる。残容量の表示も撮影時だけでなく、バッテリーの保管・管理に有効な機能だ。 interbee2013_idx_1413.jpg LEDライトX10-Lite/Lite-S。比較的小型だが、明るく照射角も90/45°と広くとれるようになっている。 interbee2013_idx_1427.jpg HDビデオ伝送装置CW-3。基本的にはモニター用の画像伝送装置だが、比較的伝送品質が良く高画質だった。 interbee2013_idx_1418.jpg 参考出品の照明用バッテリーLB-H4と灯体、充電器。電源にNi-MHバッテリーセルを採用した24V照明用バッテリー