Windows版、Mac版ともにCS5からPremiere ProやAfter Effectsが64bitネイティブ対応になったが、今回のCS5.5ではAdobe Premiere Proにデュアルシステムのサウンドがサポートされ、他社製ノンリニア編集システムのショートカットを使用したり、別々に記録したオーディオを簡単にビデオに同期させたりすることが可能になった。また、Mercury Playback Engineが改良されたことで、GPUが利用できるようになり、フィルターやエフェクトを使用するといったことも可能になった。

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ブースはただの商品紹介に終わらずにそのほとんどがデモンストレーション。多くの人だかり

After Effectsも5.5になり、QuickTime、AVI、Broadcast WAV(BWF)、DPX、一部のMXFのタイムコードデータを直接読み込むことができるようになったほか、ステレオカメラをすばやくセットアップできるようになった。 Adobe Auditionは、Windows版、Mac版の両方で利用できるようになり、Adobe Premiere Pro CS5.5とラウンドトリップ編集を行ったり、OMFおよびXMLを使用してProToolsや他のノンリニア編集ソフトとの間でプロジェクトのやり取りが可能となった。

他にもFlash ProfessionalがAndroid、RIM、iOS、webOS、Adobe Digital Homeなどのプラットフォームをサポートし多彩なデバイスへの対応が強化された。

なお、新たにサブスクリプション(定額課金)の料金プランを用意することで、Producition/Design Premium月額12,000円、Master Collection月額19,000円で使用できるようになり、短期間のプロジェクトなどでは経済的な利用ができるようになった。

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AuditionのWindowsとMac両対応やProToolsのサポート、AndroidやiOSのサポートなどが話題の的に