3Dでは老舗といえる3ALITY Digitalは、センターホールとサウスホールの屋外に3D撮影の実演を行うバスケットボールコートや3D中継車、撮影した3D映像を処理するシステムを設置したブースを展開していた。この場所はセンターホールとサウスホールを移動する通り道でもあり、スポーツ収録を模擬的に行うには広いスペースを確保できるほか、ホール内より目立つ場所にある。3ALITY Digitalはハリウッドのお膝元であるカリフォルニアのバーバンクに映像制作やポストプロダクション、技術開発部門をもつ本社をおいており、国内でもソニーやイマジカといった企業とパートナーになっている。

今回のNABでは、3Dにおけるショット感の奥行き情報をリアルタイムで解析するIntelleSceneや3Dの動画にグラフィックをリアルタイムで合成するIntelleMatte、望遠レンズもサポートする3DモーションスタビライザーIntelleMotionなどの新製品出展がおこなわれた。

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バスケットボールコートには3ALITYのカメラが3セットほど設置され、スポーツやライブ中継を想定したデモが行われていた。クレーンには軽量タイプのTS-5が、三脚にはTS-2を使用しており、いずれもハーフミラータイプのリグだった


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屋外ではハーフミラー式のリグTS-4が展示されていた


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3FLEX Stereoscopic Image Processorやスイッチャーなどを組み合わせたライブシステムやポストプロダクションなどのソリューションは屋外の仮設ブースで展開された。スポーツやイベントなどの実際の収録に近い環境である