●レッドローバー

レッドローバーはS3D制作向けに3D平行式リグとS3D対応モニタ環境を出展した。平行式リグは、マイクロカメラに対応するS100から、ハンディカムコーダー用のS200、中型カムコーダー用のS300を出展。肩乗せカムコーダー用のS500の出展は行わなかった。これらの平行式リグのなかで最新モデルとなるのがS100だ。現在、調整機能の精度を追い込んでいる段階とのことで、参考出展という扱いだった。8月頃には発売したい考えのようだが、これが発売されると、手のひらサイズのHDカメラヘッドによるS3D撮影がより手軽に行えるものとなりそうだ。

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●シネマックス

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シネマックスはレッドローバーブースに出展協力。3D多角度撮影装置CMX-XY SLIDER 100X64Yを出展した。CMX-XY SLIDERは、直角に交わる2本のレールブロックを使用して、スムースに前後左右に移動できるスライダー。3Dリグを載せたまま、左右90cm、前後50cmの移動が可能。最大搭載重量は15kg。展示では、レッドローバー製S200平行リグを取り付けてデモしていた。


●アストロデザイン

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アストロデザインもS3D関連製品を出展した。S3D関連製品として提案したのは、左右レンズ一体型3DカメラSHVC-03SG。光学10倍ズームを内蔵し、コンバージェンスポイントの調整も可能。このカメラの3D収録機器として提案したのは、2K SSDレコーダーHR-7502。デュアルSDIによる3D収録に対応し、ソリッドステートドライブに記録できる。映像反転機能を搭載し、円偏光方式を採用した24型フルHD3DモニタSM-3324も出展した。このほか、新たに3DコンポーザーVC-7062を開発中。VC-7062を使用して各種3D表示方式に変換でき、HDMIで民生3D対応ハイビジョンテレビを使用したモニタリングも可能にするという。


●ナックイメージテクノロジー

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ナックイメージテクノロジーは、S3D収録のリグ調整に不可欠な視差調整用チャートを展示した。DSC Laboratoriesが開発したS3D視差調整用チャートFairburn 3-Dは、2台のカメラのレンズ間距離、高さズレ、回転ズレを検出できる。コンバージェンスポイントに設置して使用するもので、A2サイズぐらいの大きさだ。グレースケールやカラーチャートの機能も持っているので、視差調整と同時に左右のカラーバランス調整も可能なことが特徴だ。「R」「L」の文字が大きく入っているので、映像の冒頭に収録しておくことで、ミラーリグを使用した時の反転映像も判別しやすくなるという。

●アスク

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アスクはエヌジーシーと共同ブース出展を行った。西華産業がRED ONEとELEMENT製3Dリグの出展協力を行い、S3D収録におけるビデオアシストとしてQTAKE HDのデモを行った。各社がS3D収録製品を展示するなか、視差調整に加えて、ビデオ収録機能や、グリーンバックの切り抜きや背景との簡易合成をすばやく行ってプレビューできることをアピールした。S3D表示の確認用にZALMAN TECH製24型3D対応液晶ディスプレイを活用。収録段階のプレビュー段階では、PC用モニタ環境も簡易的に使用できることを示した。


WRITER PROFILE

秋山謙一

映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。