ビジュアライゼーション向け新製品もデモ

●エーキューブ

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エーキューブはATI Technologies製グラフィックカードのラインアップを出展。HDディスプレイを縦置きに3面使用して横3240×横1920ピクセルの大型ディスプレイとして活用できることを示した。RealVizが製品プロモーション用に制作したフルCG映像を使用して、フルピクセル表示でリアルタイムに映像表示できることをアピールした。3面のストレッチ表示に使用したグラフィックカードはFire Pro V8800だ。DisplayPortを4基持ち、1枚のカードで4画面表示まで対応できる。また、マルチカードにより最大6面のディスプレイで3Dアクセラレーションも可能になる。ブースではFirePro V7800を2枚と、シンクロナイゼーションモジュールのFirePro S400とを組み合わせGenLockした6画面表示もデモした。


●ソリッドレイ研究所

ソリッドレイ研究所は3面インタラクティブ3Dシアター「3Dハンド」を出展。6分間のデモに、ブースを半周するほどの列が出来た。3Dハンドは、ソリッドレイのVR空間構築・体験ツール「オメガスペース」に、赤外線エミッタと3次元位置センサーLIBERTY LATUS、3次元グローブCyberGrove II Wirelessを組み合わせて実現。3面表示に使用したのは、1024×768ピクセルのXGA解像度で、フレームシーケンシャル方式のS3D表示が可能な単板DLP小型プロジェクタSight 3Dだ。ソリッドレイ研究所は、S3D表示は大きさが認識しやすいように1mのものは1mに表示することがポイントとして、原寸大の表示にこだわりを見せた。この原寸大の表示に加え、3Dハンドではインタラクティブ性を追加。手の動きやジェスチャーに合わせて、3面プロジェクション投影された映像の拡大縮小や、複数のサムネール画像から取捨選択したりすることができる。

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●ボーンデジタル

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ボーンデジタルは2009年秋から取り扱いを始めた次世代リアルタイム・ビジュアライゼーションツールVREDをデモした。VREDは、独PI-VRが開発し、独nVIZ UGが販売するソフトウェアで、CADデータや3Dデータをもとに条件を変えながら表示して評価おこなうためのビジュアライゼーション向け製品だ。NVIDIAやATI TechnologiesのGPUを用いてOpenGLレンダリングを活用するか、CPU処理によりリアルタイムNURBSレイトレーシングを行うかを選択できる。ビジュアライゼーションが必要な現場においては、レイトレーシングのクオリティの高さとレンダリング速度の速さが評価されているという。3D汎用アニメーションデータとして活用されているAutodesk FBXファイルフォーマットのインポート/アウトポートに対応していることもポイントで、最新バージョンではFBXのアニメーションデータにも対応している。


●ダイキン工業

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ダイキン工業は、studio|gpuのリアルタイムレンダリングシステムMachStudio Proをデモした。MachStudio Proは、Maya、3ds Max、FBX、Rhinoなど3DCGソフトウェアのレンダリング処理を、ATI Technologies製グラフィックスカードを使用してGPU処理をおこなうことで高速化する。2K解像度の200万ポリゴンの画像が、わずか数秒でレンダリングし終わると紹介し、トライ&チェックを繰り返す時間を増やすことがクオリティの向上につながるとアピールした。


WRITER PROFILE

秋山謙一

映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。