[オタク社長の世界映像紀行]Vol.46 CineGear EXPOは映画の作り手の楽園!
2014-06-20 掲載

CineGear EXPO 2014(6/5~8ハリウッドで開催)は、その名の通り映画の機材に関するイベントだ。映画のイベントと言えばどうしても映画祭のような作品を鑑賞する観客側主体のイベントとなりがちだが、CineGearはその中では珍しく、世界中から作り手側、それも映画技術スタッフが集結する希有なイベントでもある。CineGearのブース紹介などの詳細な話は諸先輩ライター方にお願いするとして、このコラムでは、その周辺の話などを中心にオタク視点でこのイベントをみてゆきたい。
CineGearは映画機材の祭典!

CineGear EXPOは映画機材の祭典だ。今回はParamountスタジオを借りてイベントが行われた
映画といえば、監督やシナリオや主演俳優ばかりがクローズアップされるが、作品性と切っても切り離せないのが撮影機材だ。映画は芸術である事は間違いないが、同時に多人数の手と専門の機械による作業を経由した商業製品である事も間違いがないのだ。筆者は、映画はファインアートと言うよりも、デザイン、それも本来工芸品のような工業製の強いジャンルに分類されるべきだと常々思っている。
しかしながら、映画の話のときに機材の話を始めると、いやな顔をされるのが常々だ。読者諸賢もご経験ある方も多いだろうが、カットの組み方やモンタージュの話、それをいかに壊すかという手垢の付いた話(筆者は元々シナリオライターなので、ストーリー的にいかに観客にストレスを与えて、それをいかにして晴らすかという定番の話)は受けが良いのだが、それを映像として具体的に実現する新しい機材の話をはじめると、とたんに場が白ける。それは撮影の現場でも変わらない。

CineGear会場。多数の機材に触って試せるのが特徴!
筆者は自社の手がけるCGや特殊効果を中心として、その様々な作品作りに触れる機会があるので感じるのだが、ある意味、機材の話を得意としている人が多いテレビ番組とは対極にあるジャンルなのかも知れない。例えば、飲み会の席にメーカーの営業さんを連れて新型カメラを持っていっても、全く話題にすらならない。新しいカメラなど、テレビ番組制作系ではバカ受けのネタで、カメラを肴に新しい撮り方や映像表現の妄想に話が花開くのだが、映画系の飲み会では「今あるカメラで撮れるからいいよ」などという一言で済まされてしまう事が多い。
そうした傾向は世界的なものであるとはいえ、新しい(あるいは古い!)レンズの話や、スチルカメラの話は映画系の飲み会の方が受ける気がする。ゲームなど、全く関係がない映像ジャンルの話も受けが良い。単に、デジタル化の進む今、デジタルシネマカメラについて語るのは一種のタブーなのかも知れないが、モノを作る道具に無頓着であっていいはずも無いだろう。実情に合わない古い機材を使っていて斜陽だの何だのと言われても、そりゃそうでしょうよ、としか答えようが無い。

映画機材の大型ショップは映画の都ハリウッドでも数軒しか無い。そのどれもがネット通販に押されて縮小傾向にある
いずれにしても、「映画祭」という単語で華やかな映像上映の風景や監督と見目麗しい女優の対談などを想像する人が多くても、機材が立ち並んでいる姿を想像する人はいないであろう。これはテレビ系の「映像フェスティバル」の多くが機材の祭典であるのとは全く正反対の姿だと言える。
さて、なにかと肩身が狭い映画機材ではあるが、もちろん、その技術研究はとても大切で、映画先進国である米国では、日夜新しい製品や既存機材のより確実な使い方が出続けている。映画機材のショップはハリウッドですら非常に少なく、また衰退傾向にある為、そうした新しい技術はメーカー営業さんのプレゼンや、自社機材や知人の会社の機材を集めての機材テストで見るしか無いのであるが、それでは最新機材の比較検討など夢のまた夢である。
しかし、デジタル化が進行するなか、とてつもなく早くなった機材進化にはそれでは追いつけない。そこで、そうした機材を一堂に集めて、とにかく実際に触って機材を見比べてみよう、という18年前からある世界最大の映画機材イベントが、このCineGear EXPOなのだ(年1回では無く、ニューヨークでも別の時期に同じ主催者のCineGearイベントが開かれるが、CineGearといえばハリウッドのこのイベントを指すことが多い)。
触って試す、様々な新機材
CineGearのコンセプトは、デジタル化とその中で様々な機材に触れることである、その為、とにかく実際に触れる展示にこだわっているブースが多いのが、CineGearの最大の特徴だ。その代わりに新機材をこのCineGearに合わせると言う事はあまりなく、新製品を物珍しく紹介するというイベントでは無いのも、こうした大規模イベントの通例から外れていて面白い。
CineGearでは、ここ数年実際のParamountスタジオのニューヨークを模した屋外セットを借りきって、そこで実際の撮影風に展示を組んでいるのだが、これもそうした「実際に試す」を地で行くやり方だろう。

Paramountスタジオで名高いニューヨークの街並みセットでの夜間照明!アルコールも出て、最高の気分に!(筆者は残念ながら自動車だったので、コーラだったが)
中でも夜間の照明展示は有名で、デイライトセービング(日本語で言うサマータイム)で深夜にならないと日が暮れない中、何と夜9時まで開催時間を伸ばしてイベントを開催していた。犯罪率の高いLAの街での夜間開催はなかなかの英断だが、これが無いと始まらない、という人も多いだろう。思えば最盛期のSIGGRAPH(世界的なCG学会)もやはり同じように実際にCG映像を使うことの多い夜間でのイベント開催や、上映を重視していた。現実を優先してのこうした思い切った時間の変更も、大切なことだ。
照明もそうだが、実際に触って試すといえば、大事なのが様々なRIGだ。RIGメーカーは家族経営の小さいところが多いため、各社のRIGに実際に触れる機械はそうそうない。そう考えると、このCineGearは本当に貴重な機会なのだ。

RIGの中でも、例えば高価なC-Motion社のリモコンフォローフォーカスにも実際に触れることが出来る。そのモーターのなめらかさには圧倒される
筆者も様々なRIGに触れたり見たりしたが、中でも衝撃的だったのはMK-V社のプレゼンだった。何と、セグウェイに乗って、片手でスタビライザーを持ち、その先にジンバルを付け、その中にREDシネマカメラを設置していたのだ。その姿はまるっきりギリシア神話のポセイドンで、ご本人もそれを気取っている様子であった。

セグウェイに乗り、左手にスタビライザー、その先にジンバルを付け、その中にRED EPICカメラを吊したMK-Vのスタッフ。一番目立つRIG系プレゼンだったのは間違いない
日本メーカーも活躍!
CineGearは米国の映画系機材イベントだけに、当然に米国のメーカー主体だが、日本メーカーも元気な姿を見かけることが出来た。

富士フイルムブースのメンバー。Fujifilm North AmericaのMichael Bulbenko氏をはじめ、プロ中のプロ揃いであった
例えば、富士フイルムは、スタジオ内のセットの建物を一つ借りてプレゼンを行っており、その中ではLUT Boxの「IS-100」を使った現場での簡易LUT生成のデモンストレーションを行っていた。LUTを現場でカットごとに作って、後処理の手間を省くオンセットグレーディングの必要性は日に日に高まっており、例えばPanasonicの新シネマカメラVARICAM 35では、カメラ内機能として簡易グレーディング機能を持つに至っている。この「IS-100」のLUT生成機能は、そうしたハイエンドカメラで無くともオンセットグレーディングをする可能性を実現するもので、実に素晴らしい改善と言えるだろう(IS-100では、ユーザーなら誰でもネットからソフトウェアをダウンロードして使う事が出来る)。

IS-100やその上位機種IS-miniによるリアルタイムグレーディングを実演。生でその場で撮った映像がグレーディングされ、LUTまで生成されるのは驚きだ
もちろん、例として挙げたVARICAM 35/HSも、Panasonicブースに展示発表されていた。いよいよ完成間近とあって具体的な機能も詰まりつつあるとのことで、発売が大変楽しみだ。先述のインカメラグレーディングを初めとする同カメラの先進的な機能の数々は、映画産業のワークフローを大きく変えることだろう。

Panasonicブースでは、宇郷氏によるVARICAM 35/HSの説明が行われていた。インカメラグレーディングが出来る同カメラは近未来のシネマカメラの標準を変えるだろう

実際に、iPadを使いその場でグレーディング。恐ろしいほどの手軽さだ!
カメラや電子機器だけで無く、光学機材も日本の主要産業だ
今でこそ、シネマレンズの多くがドイツやアメリカ製となっているが、その昔はシネマレンズの多くも日本製、という時代もあった。その要であったのが、KOWAのシネマレンズ「PROMINARシネマレンズ」であった。そして、今回のCineGearの目玉の一つが、この、KOWAのPROMINARシネマレンズの復活だろう。
2月に開発発表こそされていたが、実際にレンズに触れられるのはこのCineGearが初めてとあって、KOWAブースは常に黒山の人だかりであった。それもそうだろう。あの、伝説のPROMINARシネマレンズが復活したのだから。マイクロフォーサーズ向けの、8.5mm、12mm、25mmの三本をリリースする予定、とのことだ。
筆者や筆者の知人たちも一様に興奮し、このブースに入り浸った挙げ句「次はアナモルフィックですね!」などと無理強いをしてしまった(KOWAのPROMINARシネマレンズは高精度で安価なアナモルフィックレンズで著名なため)。しかし、伝説のレンズがいよいよ復活というのは嬉しいことでは無いか。

ついにKOWA PROMINARシネマレンズが復活!
筆者は無理を言って、短時間だけこの3本のレンズをお借りして、簡単にテスト撮影をしてみた。今回はまだ試作と言うことで、とりあえず光学系だけはある程度完成させて持ってきた、というレベルであった。例えばアイリスリングとフォーカスリングが逆に付いていたり、マウント精度の追い込みもまだとのことで、そのあたりは何とぞ大目に見て欲しい。また、筆者も急いで撮影したため、例えばナイトショットなどはかなりノイジーだが、これもご勘弁頂きたい。たまたま持って行っていたDMC-GH4による4K撮影のため、それぞれ35mm Leica判換算で、25mm→62.5mm相当、12mm→30mm相当、8.5mm→21.25mm相当の画角だ。
KOWA NEW PROMINAR m4/3 25mmの室内テスト
KOWA NEW PROMINAR m4/3 12mmの室内テスト映像
KOWA NEW PROMINAR m4/3 8.5mmの室内テスト映像
KOWA NEW PROMINAR m4/3 8.5mmのナイトショットテスト映像
これを見ると、8.5mmの画角の広さにはうっとりする。また、とろっとしたいかにもPROMINARシネマレンズらしい表現は健在で、贅沢な光学系を内蔵していることをうかがわせる。ナイトショットはGH4の限界でノイジーではあるが(ISO1600)、それでもF2.8(T3)の明るいレンズのため、かなり見られる絵になっていると思う。価格も、著名なシネマレンズの後継であるにもかかわらず、まずはマイクロフォーサーズからと言うことで、20万円を切る手頃な価格帯が予想されている。完成が非常に楽しみなレンズだ。
CineGearならではの新発表も!
先ほど、このCineGearは「新製品を物珍しく紹介するというイベントでは無い」と書いたが、もちろん新機材がまったく無いわけでは無いし、新発表が無い訳でも無い。特に既存機剤の続報に関しては、かなり面白いニュースが数々発表されていた。
まず、日本の小規模映画関係者が注目していた、Digital Bolex D16の話題から。一見ニュースがないように見えたDigital Bolex D16だが、実は、大きな発表が行われていた。それは、日本など英米諸国以外への通販の開始だ。5月5日から国際販売を開始していた、とのことであったが、これで日本のユーザーも正規に同カメラを購入することが出来る。また、モノクローム版やLEDライトなどの発売も行われ始めており、同社がキックスターターによる危なっかしいスタートの後、Pomfort Gmbh.の資本流入を受けて、まっとうな“カメラメーカー”になったことを感じさせている。Pomfortといえば、ハイエンドカラーグレーディング環境「Pomfort LiveGrade Pro」が著名であり、Digital Bolex D16がRAWカメラであるところから、このツールとの連携や、あるいはPomfort LiveGrade Proの普及版などの提供などが期待される。

Digital Bolex D16が、ついに日本でも入手可能に!
そして、私が最も驚いたニュースが、ATOMOS社が9月に発売するフルHDモニター付き4Kレコーダー「SHOGUN」での、フル4K(4096×2160)レコーディング対応を発表した事であった。これはつまり、Panasonic DMC-GH4との連携を主眼に置いたものであり、しかもその連携は、HDMIケーブル一本で行えるという。これで、10bit 4:2:2でのフル4K収録の環境が一気に整うことになる。
対応フレームレートは30pが上限とのことであるが、フル4Kの外部収録がHDMIケーブル一本で実現するのは、映画制作環境を一気に引き下げる。本当にありがたいことだ。もちろん、GH4にインターフェースユニット(AG-YAGHG)を付ければ、SDIケーブルからの収録も可能だとのこと。電源や音声のことを考えると、インターフェースユニットを使った収録もスタジオなどでは有効であるだろう。

ATOMOS社では、4Kレコーダー「SHOGUN」でのフル4K収録対応を発表!しかもGH4ではHDMIからの収録可能、とのこと
また、モニターを省いたフルHD RAW/ProRes収録ユニット「NINJA STAR」もいよいよ出荷開始とのことで、これはラジコンヘリやジンバルなど、最近急速に広がりつつある新しい収録スタイルに爆発的に広まることが予想されている。CFastを使うことで、非常に高速に収録でき、しかも非常に軽量だ。また、ATOMOS製の安価なCFast1.0対応のメディアも販売開始するという。いよいよATOMOS社も総合的な映像企業になりつつある事を感じさせる展開だ。

ATOMOS NINJA STARもついに発売!何と、CFastメディアも自社で発売するという
もちろん高額機材も!しかし、変化が…
そして、CineGearといえば、なんといっても高額機材だ。日本には一つも入っていないような超高額機材に気楽に触れることが出来る。

Hawkオールドコーティングシネマレンズ。基本的にレンタル専用だが、もし買うなら6000万円以上!
例えばこのHawkシネマレンズは、オールドレンズコーティングがされており、もし買うとすると6000万円以上するという。気楽に手にとって質問していた私だが、そっと丁寧にレンズをテーブルに戻したのは言うまでもない。

なんと、ヘリ搭載カメラはヘリの実物スクラップに実際に搭載されていた!このダイナミックさがハリウッドだ
ヘリ搭載Podカメラや軍用ジープ付きのカメラなども置いてあり、この辺はさすが、ハリウッドを感じさせる
しかし、今年のCineGearは、こうした高額機材だけが注目の存在では無い。例えば、先述のDigital Bolex D16の展示では、MacBook ProとTangent Wave、AjA Io 4Kという、私が得意な“コタツ・グレーディングセット”でのグレーディングそのままの環境での展示発表が行われていた。先述の通り、同社はPomfort Gmbh.の資本流入を受けている企業であるから、かのPomfort LiveGrade Proを出しているPomfort社ですら、こうした安価な映画制作環境には注目をしている、という状況がうかがえる。これは、CineGear当初からのテーマの一つであるデジタル化に伴う機材革新が、大きな進歩を遂げている何よりの証拠であろう。

私の愛用するモバイルグレーディングセット、社内通称“コタツ・グレーディングセット”と全く同じ環境でのグレーディング。モニターも同じDellの安価なもので、嬉しくなってしまった。安価なシネマ環境ももう一つの大きなテーマだ
このようにCineGearは、映画関係者には大変面白いイベントとなっていた。一時期は規模が縮小したイベントではあるのだが、夜間開催の実施と、そしてなにより、安価なデジタルシネマ機材の普及で、一気に復活した感がある。この激動期にも、ハイエンドからローエンドまで、およそ映画に関するあらゆる機材に触れることの出来る素晴らしいイベント、それが、このCineGearなのだ。是非ともまた来年も参加したい、と皆で誓い合ったイベントであった。
なお余談だが、このCineGearイベント後、筆者はきっちり道に迷って、iPhoneのカーナビに頼った挙げ句、宿のあるトーランスの隣のコンプトンというギャングが跋扈するLAトップクラスの危険エリアに迷い込んでしまった。しかも仲間と食事をして帰ったので、深夜1時過ぎというやばい時間帯。よく考えて見れば当たり前だが、カーナビは常に空いている道へと案内するので、混雑するLAの夜の移動で、当然常に空いている危険エリアへと案内されてしまったのだ。あまりに危険な雰囲気に急いで逃げ出したが、来年、この記事を読んで参加される方は、夜間の自動車移動では、例え大渋滞でもフリーウェイと人の多い大通りでの移動を心がけて頂ければ幸いだ。

ホテル前のスーパーの駐車場にあったガソリンを抜かれた車。安全といわれるトーランスの昼間でもこんなものを見かけるのがLAの街のもう一つの顔。移動にはくれぐれもご注意を
WRITER PROFILE
手塚一佳
CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。修士(芸術) 博士課程芸術専攻
[ Writer :
手塚一佳
]
[ DATE : 2014-06-20 ]
[ TAG : オタク社長の世界映像紀行]
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手塚一佳
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VISIONGRAPH Inc. イノベーションリサーチに基づいて未来像 {HOPE} をつくる専門会社。様々な領域の未来を予報します。 SXSW Japan Officeも担っています。著書『10年後の働き方』発売中! |
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小島真也 Blackmagic Design認定トレーナー、写真家、撮影監督。赤坂スタジオを経て、篠山紀信氏に師事。1990年に独立後は雑誌、広告界にて人物、ドキュメンタリーを中心に写真家活動。動画へのきっかけはFinal Cut Studio 5.1を導入し映像編集を始めたこと。商業映画や自主映画では撮影監督として撮影・照明・カラーグレーディングを担当し、TVドラマでは撮影部として参加。 |
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ダストマン ド田舎暮らしの映像屋。本業はフリーのオンラインエディター、CM多め。趣味で色んな映像の作り方の YouTube【ダストマンTips】を配信している。 |
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栁下隆之 写真家アシスタント、現像所勤務を経て、撮影機材全般を扱う輸入販売代理店で17年余り勤務の後に、撮影業界に転身。一眼カメラによる撮影を得意し、代理店時代に手がけたSteadicamや、スタビライザー系の撮影が大好物。 |
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西村真里子 株式会社HEART CATCH代表取締役。国際基督教大学卒。2014年株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。 |
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長谷川朋子 テレビ業界ジャーナリスト、コラムニスト コンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は海外流通事情。カンヌのTV見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、この分野におけるオーソリティとして活動中。 |
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高信行秀 ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。 |
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山下大輔 フリーランスの映像講師。Adobe Community Evangelist。アドビ製品でビデオ編集をどのようにやっていくか日々模索中。FacebookではAfter Effects User Groupの管理人として勉強会なども随時行なっている。 |
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山本加奈 山本加奈 KANA YAMAMOTO デジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTのディレクターを経てウェブマガジンwhite-screen.jpの編集長を務める。2017年11月より映像表現カルチャーを紹介するNEWREELを創設。伊藤ガビン氏とともに編集長を務める。他、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。2018年は Motion Plus Design(パリ)のTokyo meet up総合司会や、ILMのDoug Chiangを迎えたTHU(ポルトガル)の東京ギャザリングをプロデュース。 |
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柏原一仁 リリーヒルワークス代表。銀一株式会社にて映像機器・写真用品のセールス・マーケティングを経て独立。好きな食べ物はからあげ。 |
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曽我浩太郎 未来予報株式会社 代表取締役・プロジェクトデザイナー。新ビジネスに特化したリサーチ・コンセプトデザイン・コンサルティングを専門に行う。2019年6月SXSW Japan Officeを設立。著書『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』が好評発売中。 |
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井上晃 映像制作会社「有限会社マキシメデイア」代表、制作プロデューサー&キャメラマン。Facebookグループ「ATEM Tech Labo」、「Grass Valley EDIUS ユーザーグループ」を主催して、ATEMやEDIUSの布教に、日々勤しんでおるでよ。 |
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石多未知行 クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家。PMAJ代表、東京芸大 非常勤講師。空間演出やプロジェクションマッピングを中心に様々なメディアを使った企画演出を手掛ける。 |
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奥本宏幸 大阪を拠点にしているフリーランスの映像ディレクター。演出・編集・モーショングラフィックをバランス良くこなす。フィンランドサウナが好きです。のびしろラボ管理人。 |
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小林譲 イギリスにて大学卒業後、現地の会社にて映像編集を学ぶ。2006年に帰国。大手ポスプロIMAGICAにてテレビ番組を中心に日本のキャリアをスタート。後にドラマ、音楽系、CM系へと活躍の幅を広げる。2017年に独立。オフラインからアートデザインまで、作品の全体パッケージを監修することも多い。 |
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小林基己 MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。 |
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染瀬直人 映像作家、写真家、VRコンテンツ・クリエイター。2014年、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、VRコンテンツの作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」を開催。YouTube Space Tokyo 360ビデオインストラクター。Google × YouTube × VR SCOUTの世界的プロジェクト"VR CREATOR LAB”でメンターを、また、デジタルハリウッド大学オンラインスクール「実写VR講座」で講師を勤める。著書に「360度VR動画メイキングワークフロー」(玄光社)など。VRの勉強会「VR未来塾」を主宰。 |
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安藤幸央 無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。 |
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高野光太郎 Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。 |
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ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業 |
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駿河由知 中央区築地出身。マルチカメラ収録&配信ユニット「LiveNinja」メンバー。2006年より株式会社スタートライン設立。外務省、国連機関、国際NGOなどの国際会議やシンポジウム、企業イベントなどのライブ配信を担当 |
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山本久之 映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。 |
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ベン マツナガ 未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる |
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河尻亨一 1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。 |
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茂出木謙太郎 株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員 |
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稲田出 映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。 |
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小池拓 (有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。 |
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黒田伴比古 報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。 |
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ヒラタモトヨシ ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。 |
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猪蔵 いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。 |
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須藤高宏 東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。 |
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林永子 映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。 |
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ViewingLab 未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る |
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石川幸宏 20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。 |
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山下香欧 米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。 |
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岡田智博 クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。 |
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萩原正喜 米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。 |
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坪井昭久 映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。 |
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しらいあきひこ カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。 |
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秋山謙一 映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。 |
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今間俊博 アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。 |
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金田浩樹 映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。 |
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伊藤裕美 オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。 |
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UserReport 業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。 |
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System5 Labs SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。 |
