PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU
  1. トップ
  2.  > 
  3. コラム
  4.  > 
  5. 鍋潤太郎
  6.  > 
  7. [鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.49 米西海岸のVFX業界が置かれた状況とは?〜ディブ・ランド氏に聞く
News

[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.49 米西海岸のVFX業界が置かれた状況とは?〜ディブ・ランド氏に聞く

#鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線

2014-09-02 掲載

取材:鍋 潤太郎
ディブ・ランド氏、近影 / ハーレーダビットソンをこよなく愛する、バイク乗りでもある

はじめに

筆者がこれまでに何度かレポートしてきたように、現在米西海岸のVFX業界は汲々し、窮地に立たされている。しかし、ハリウッド映画の売り上げは毎年伸び続けている。ハリウッドのメジャー映画スタジオの懐には巨額の利益が転がり込んでいるのに対し、米西海岸にある大手&著名VFXショップ各社は倒産や大幅縮小、移転を迫られている。これは一体どうした事なのだろうか?今月のレポートではこの問題にフォーカスし、この問題について詳しいディブ・ランド氏に独占取材を敢行した。

ディブ・ランド氏は米西海岸で活躍しているVFXアーティストであり、数々の著名ハリウッド映画に参加しているベテラン。また、一連の米西海岸のVFX業界が直面している危機に立ち向かい、実名で活動を行っている人物でもある。ディブ・ランド氏がこれまでに参加した映画作品の一覧はコチラ(IMDBより)。

また、ディブ・ランド氏は昨年のSIGGRAPH2013で開催されたパネル「The State of the Visual Effects Industry」にてパネラーの1人を務め、元デジタルドメインCEOのスコット・ロス氏らと共に米西海岸のVFX業界が抱える問題点についてプレゼンテーションを行った事が記憶に新しい。このようにディブ・ランド氏は、この分野における第一人者と言っても過言ではなく、業界でも著名な「時の人」でもある。それでは、ディブ・ランド氏にお話を伺ってみる事にしよう。

ディブ・ランド氏 独占インタビュー

――鍋:今回は、インタビューにご快諾頂きありがとうございました。まずは、ご自身のバックグラウンドと、一連の活動を始められた経緯をお聞かせください。

ディブ・ランド氏:こんにちわ、ディブ・ランドです。私は1995年からVFX業界に従事しています。これまでに約30本のハリウッド映画や、ミュージックビデオ、テレビ番組、コマーシャル等のプロジェクトに参加してきました。2007年以前は、私はお気に入りのヘッドフォンで音楽を聴きながら、カッコ良いショットを手掛けていられれば満足で、VFX業界内で起こっている出来事については、殆ど気に掛けた事はありませんでした。

また、その頃は給与の支払いが遅れるような事もなく、常にオンタイムで給与を得ていました。時には作業の拘束時間が長く、大変なプロジェクトもありましたが、楽しんで仕事をしてきました。私は、メイン州にあるカナダ国境近くの小さな町の出身ですので、私の故郷から4時間程度のドライブで行ける、隣国カナダのモントリオールへ仕事で赴いた時も、特に苦ではありませんでした。

モントリオールで映画「センター・オブ・ジ・アース」(2008)のプロジェクトに参加していた時、給与の遅滞が起こりました。この時は約130人のアーティストが影響を受け、総額にして1億3千万円に相当する給与が支払われず、背後にいるハリウッドのスタジオは見て見ぬふりをしていました。

そこで私は行動を起しました。多くの人が匿名で支援してくれましたが、私は常に実名を公表する形で活動してきました。また、同作品の主演俳優ブレンダン・フレイザー氏が我々に協力してくれたおかげで、最終的に1億3千万円相当のうち7千5百万円相当を回収する事が出来ました。これは、過去に北米で起こったVFXアーティストの未払い給与問題の事例の中でも、過去最大の回収率だったのではないかと自負しています。

その後、モントリオールでは給与未払い問題が頻発するようになり、続いて制作費に関連した問題が、徐々にアメリカ国内でも起こり始めました。中でも大きな問題となったのは、海外の税優遇や補助金制度の影響でVFX制作費が下がった事もあり、入札プロセスが固定料金化されるケースが増加した事でした。この場合、後から変更が出て追加作業が発生しても、その人件費を追加請求する事が出来なくなり、各VFXショップは、それぞれの営業利益の中からアーティストの残業代を捻出しなければなりません。

そして、カナダを中心とする諸外国が実施する、映画やテレビ、そしてVFXに対する税優遇や補助金制度による国家間&州間での「補助金レース」が加速し始めました。これは、アメリカ国内のVFXショップの経営を圧迫していきました。なぜなら、アメリカのVFXショップは、カナダ政府の政策に対抗するような力は持ちあわせていません。

NABA_vol49_01 3月にハリウッドで行われたVFX業界に従事する人々のデモ行進にて、筆者撮影。「カナダが、我々の仕事を奪っている」というプラカードを手にする人
――鍋:カナダが行っている税優遇や補助金制度は、どのようなものなのでしょうか?

ディブ・ランド氏:これは、ハリウッド映画やテレビのプロジェクトの誘致を行い、撮影やポスプロをバンクーバーやモントリオール等の地元で行ってくれれば、制作に掛かった費用のうち数億ドルを、還付金として映画スタジオへ「キャッシュバック」するというものです。これらの還付金は、残念ながら汲々しているVFXショップへは支払われません。これについては、後でまた言及する事にします。

これよって、アメリカ国内のVFXショップは次々に閉鎖へと追い込まれて行きました。VFXショップは、映画作品を大ヒットに導いてきた、「多大な貢献者」であるはずなのに、です。

NABE_vol49_04 過去10年間に、これだけ多くのVFXショップが閉鎖に(Siggraph2013 The State of the Visual Effects Industryにて、筆者撮影)

そこで私は、行動と発言を強める事にしました。常に実名で活動する姿勢は変えていません。常にポジティブなメッセージを添え、VFXアーティストを境地に追い込んでいる「環境破壊」に対抗する活動を開始したのです。

また、現在カナダが映画スタジオに対してキャッシュバックしている補助金は、純粋なビジネスにおける利益ではなく、あくまでも補助金ですので、「本来であれば得られる収入ではない」訳です。現在、この恩恵(=税金の還付)を受けている映画スタジオがこれに慣れて、この制度の存在を大前提にビジネスを進めてしまうようになると、ひとたび制度が終了した際は破綻します。

結果的に自分達の首を締める事にも繋がり兼ねない、危険な要素を含んでいるのです。この補助金制度は、アメリカ国内のVFX業界にとっては、「最大の敵」となりました。

VFX業界に限らず、現在ロサンゼルスにおけるハリウッド・エンターテインメント業界は、「プロジェクト流出(Runaway Productions)」に苦しんでいます。この背後には、「ハリウッド」のネームバリューと富が、誘致する諸外国にとって大変魅力的であるという背景があります。

「ハリウッドから仕事を受注する」、これはいろんな国や州の地元政治家達には非常に大きなメリットがあります。政治家はこれよって多くの票を獲得し、地位を獲得出来ます。しかし納税者達は、自分達の税金が自国産業の為ではなく、アメリカのビジネスであるハリウッド映画の為に利用されてしまうのです。人間、誰もがスターになりたい。ハリウッドのセクシーな物語と関わる事で、より自分たちが大きくなれる、そんな彼らの心理をついた制度なのかもしれません。

また、これらはハリウッド・ブランドの弱体化を招き、他の地域が「〇〇〇ウッド」という謎の真似ブランドを名乗る機会を増やしているだけのように思います。例を挙げれば、Maplewood、Chinawood、Englishwood、Kiwiwood、Ozwood等があります。

そうではなく、もっとビジネスの本質を目指すべきです。例えば日本には優れた作品を生み出す映画産業がありますし、インドの映画産業はBollywoodと呼ばれる巨大な映画産業を誇っています。このように本質を固める事で、世界の映画産業の全体的な成長に繋がります。各国々や地域が、それぞれのストーリーや文化を発信していく。これらが、本当の意味での産業成長と言えるのではないでしょうか。

現状を長期的に考えれば、ハリウッドにとってダメージに繋がりかねないと考えています。カリフォルニア州にあったVFX会社の多くは、倒産や大幅縮小、補助金制度の恩恵を得られる地域へと移転するかを強いられました。しかしながら、各VFXショップが補助金を貰える訳ではなく、クライアントである映画会社「だけ」が還付金を受け取れる仕組みなのです。

しかも、クライアントである映画スタジオにとって、還付金を受けられる「美味しい場所」、バンクーバーやモントリオール等へ移転しないと、プロジェクトが受注出来ないという矛盾を抱えているのです。

これにより、カリフォルニアのVFX業界は大幅縮小し、従事していたアーティスト達はカナダ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア等の補助金実施国への移住を余儀なくされました。実際のところ、各補助金実施国の地元雇用だけでは才能ある人材を確保する事は限界があり、かつてのロサンゼルスがそうであったように、世界各国から優れた人材を集めて「多国籍軍」なプロダクションを構成しなければ高いクオリティをキープ出来ないという現実があります。

そのため補助金制度が実施されている場所を目指し、世界中の優秀な人材の大移動が起こります。このようにカナダの補助金制度は、各国や各地域を巻き込みながら、業界を「存続不可能な競争」へと導いている側面があるのです。

NABA_vol49_03 3月にハリウッドで行われたVFX業界に従事する人々のデモ行進にて、筆者撮影。「もう引っ越しは嫌だ!」というプラカードを手にした子供達と母親
――鍋:カナダでは、バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州などが中心となり、ハリウッド映画のVFXに対する税額控除を提供してきました。この詳細や、現状についてお聞かせください。

ディブ・ランド氏:カナダのブリティッシュ・コロンビア州は、アメリカの映画スタジオに対して、VFX制作に費やした費用から60%もの還付を提供しています。これは税控除という形、そして税優遇措置や補助金という名目ですが、実際のところ、映画スタジオに対しての直接的ないしは間接的な「現金返金」が行われているというのが実情です。この「無料のお金」は、世界で類を見ない最大規模となっており、ブリティッシュ・コロンビア州は、この政策によって世界最大級の「VFXハブ」になりつつあります。

皮肉な部分は、カナダ国民が支払った税金が、アメリカの映画スタジオの為に使われ、カナダの為に役立っていないという側面です。私から見れば、カナダが行っている政策は、年間に6億5千万ドルを費やして”Maplewood”を築き上げているだけに過ぎないと思います。

――鍋:ここ数年、カナダのケベック州では、積極的な税額控除を提供しています。私の知る限りでも、MPCやFramestore等の著名VFXショップがモントリオールに新拠点をオープンしました。しかし最近、ケベック州は補助金のカットを発表しました。ケベック州の補助金制度に関連する最新動向をお聞かせください。

ディブ・ランド氏:カナダ国内では、ハリウッド映画のビジネスを巡って、各州が競って補助金レースを展開してきました。いくつかの州は競争から脱落しましたが、バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州、トロントのあるオンタリオ州、モントリオールのあるケベック州は依然として競合しています。ただケベック州は最近、補助金制度の20%削減を発表し、モントリオールに進出したUbisoftとFramestoreの大手2社は、ケベック・スタジオの拡張計画の変更を発表しました。

これらは、補助金制によって引き起こされた副作用の一例と言えるでしょう。本質を問えば、補助金に頼るのではなく、人材やブランド、映像のクオリティそのもので勝負して、ビジネスを展開していくべきなのではいでしょうか。

――鍋:ロサンゼルス市の新しい市長エリック・ガルセッティ氏は、映画やテレビのプロジェクト流出に危機感を持ち、その対策を講じようとしていると聞きます。具体的にロサンゼルス市やカリフォルニア州は、どのような対策を検討しているのでしょうか。

ディブ・ランド氏:ロサンゼルス市には、これまでにも小規模のプロダクションに対して利用出来る限定的な補助金制度がありましたが、大規模なVFX作品に適用されるような制度は、残念ながらありませんでした。

そこでこの程、ロサンゼルス市長は、テレビや映画業界のプロジェクト流出問題を食い止める為、補助金制度の新設を検討し、その為の担当官を任命しました。また、市内でのロケにおける税負担を軽減し、撮影の許可を下りやすくし、ロサンゼルスでの映画撮影を容易で安価にする策に取り組み始めました。

一方、カリフォルニア州レベルでは、2人の政治家が新しい補助金を含む、複数の法案実現を支援してくれています。この法案は、現在ジェリー・ブラウン知事のサインを待っている段階だと聞いています。知事はこれまで補助金制度には消極的な姿勢を示してきましたが、いくつかの関連法案にはサインをする事に期待が寄せられています。

その法案の1つは「1839」という名前の法案で、年間400億円相当額の補助金を、カリフォルニア州内で制作される大規模な映画用VFXプロジェクトに対して適用するというものです。この法案には期待が寄せられていますが、「これだけでは根本的な解決策にはならない」と考える向きもあります。私個人は、補助金の適用は、厳格で適正な審査と、映画関連組合などの第三者による分析が考慮され、本当に効果的に利用されるべきと思います。

また、莫大な利益を得た映画スタジオは補助金の一部を返還すべきだと考えています。そうでないと、我々は悪い方向に向かってレースを続けていく危険性があります。また将来的に、カリフォルニアの市民は、映画チケットの割引きが適用されるようになると嬉しいですね(笑)。

――鍋:昨年私は、アナハイムで開催されたSIGGRAPH2013のパネル「The State of the Visual Effects Industry」に参加し、あなたがスコット・ロス氏らと共に、米VFX業界を再生させるべく議論を展開していたのを拝聴しました。その際、CVD法を利用した解決策をアプローチ中というお話がありました。あれから1年が経過しましたが、現在はどのように進んでいるかお聞かせください。
NABA_vol49_02 「VFXにCVD法の適応を」と訴えるデモ行進の参加者(筆者撮影)

ディブ・ランド氏:CVD法はWTOの下に含まれる法律です。CVD法によるアプローチの利点は、アメリカ合衆国政府が調査を行い、もし海外のTAXインセンティブや補助金制度がアメリカ国内のVFX産業に不利益をもたらしている事実が認められた場合、海外から得られた補助金等に対して自動的に関税を課すという部分です。

近年、新しい協会であるADAPTが設立されました。この協会は、デジタルアーティストやエンジニアによって構成されています。彼らは昨今の補助金問題についてCVD法の適用を目指しており、ボードメンバーの会長は「敵」である映画スタジオに対しては徹底抗戦の姿勢で頑張っています。私個人は、諸外国が実施している補助金制度は、私たちの敵以外の何者でもないと信じています。その意味では、映画スタジオも「敵」であると言えるでしょう。

CVD法を利用するアプローチを選んだ理由は、政治家の助けを必要とせず、直接手続きを進められる点にあります。CVD法には、国際貿易裁判所にケースを提示出来る利点も含まれています。ただ最近、国際貿易裁判所にアプローチした際に感じられたのは、映画スタジオと親交を持つ複数の政治家による圧力でした。これが今後の進展に悪い影響を与えない事を願うばかりです。

――鍋:今後数年間、あなたの視点からご覧になられて、カリフォルニア州のVFX業界の動向、VFX業界の今後はどのようになると思われますか?

ディブ・ランド氏:私個人は楽観的です。カリフォルニア州で補助金制度が実施されれば、短期的にはVFXショップが形勢を逆転するのに役立つことでしょう。また長期的な視点では、CVD法のような法律を利用して、VFX業界を再び良い方向へ導く事が可能かもしれません。

さて、これはあくまでも私見ですが、クリエイティブな視点から見て、補助金制度が拡大して世界各地にVFX制作拠点が点在し、インターネットを介した「サイバースペース」が必ずしも良い結果を生むとは私は思っていません。言い換えれば、サイバースペース内で作業をする事が、実際に仕事場に行って人と顔をつきあわせて作業をする事と同等以上の良い結果を生むとは考えていません。

監督やスーパーバイザーがディレクションを与える時は、直接指示した方が意思が伝わりますし、インターネットを介してのやりとりでは、かなり部分のコミュニケーションが欠落し、クリエイティブ面にも影響を与える事でしょう。つまり、お金を掛けて同じ場所で作業した方が、良いものが出来るという考え方です。

その裏づけとして、ハリウッド映画の売上げトップ・ランキングに並んでいる作品名を見てみると、これらの作品には2つの共通点があります。VFXをストーリー・テリングに用い、スピルバーグ、キャメロン、ルーカス等の監督と直接顔をつきあわせて作品を完成させていると言う点です。

これらの監督は、可能な限り、人と人とが顔をつきあわせて作業するスタイルを望んできました。私個人は、このスタイルが今後ハリウッドの主流となり、スピルバーグ監督が言うところの”immanent implosion of Hollywood”に繋がるのでは、と信じています。

顔をつきあわせて仕事して、感情と意思を伝達する「ヒューマン・スペース」こそ、優れたVFX作品を生み出す秘訣だと信じてやみません。また近い将来、米西海岸のVFX業界が復活する事を心から願っています。

(2014年8月ハリウッドにてインタビュー)

WRITER PROFILE

鍋潤太郎 ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。


[ Writer : 鍋潤太郎 ]
[ DATE : 2014-09-02 ]
[ TAG : ]

関連のコラム一覧

[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.121 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のVFXスーパーバイザー、ケン・ローストンはかく語りき

芸術の秋なので、秋らしい画像を貼ってみた。なんだかデロリアンが飛んできそうな風景である(笑) 取材&写真:鍋 潤太郎 構成:編集部 はじめに 芸術の秋である。本来であ... 続きを読む

[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.120 SIGGRAPH2020 エレクトロニック・シアターレポート

Courtesy ACM SIGGRAPH 自宅のリビングで観るエレクトロニック・シアター。なんかとっても不思議な気分である 取材&写真:鍋 潤太郎 構成:編集部 ... 続きを読む

[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.119 SIGGRAPH 2020の見どころ

昨年のSIGGRAPH 2019にて(筆者撮影)取材:鍋 潤太郎 構成:編集部 はじめに さて、夏である。夏と言えばSIGGRAPHである。今年のSIGGRAPH ... 続きを読む

[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.118 バンクーバー在住のVFXアーティストに聞く、現地の動向&新型コロナウイルスの影響について

取材:鍋 潤太郎 写真提供:井崎 崇光 構成:編集部 はじめに 前回は、コロナ禍のモントリオールVFX業界の動向をお伝えしたが、「バンクーバーの動向も知りたいです」とい... 続きを読む

[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.117 モントリオール在住のVFXアーティストに聞く、現地VFX業界の動向

オールドポートにて(鈴木氏提供) 取材:鍋 潤太郎 写真提供:鈴木 睦英 構成:編集部 はじめに ハリウッドの「VFXハブ」が、カナダのバンクーバーからモントリオ... 続きを読む

WRITER PROFILE

鍋潤太郎 ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。


Writer

編集部
PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。
小寺信良
業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポート。
raitank
アートディレクター。あまたの海外ソースを読み漁ってHDSLRを独学。国内と海外の情報流通の温度差にモーレツな疑問を感じ、最新の情報を自ら日本語で発信するblogを運営中。
ふるいちやすし
自身で脚本、監督、撮影から編集、音楽までもこなすマルチプレーヤー。
岡英史
バイクレース及びF3レース参戦など、映像とはかけ離れた経歴を持つ異色ビデオカメラマン
江夏由洋
兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。
鍋潤太郎
ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。
林和哉
株式会社フロンティア 映像事業室 室長 プロデューサー・ディレクター。入口から出口まで全てのポジションを守備範囲にしている。最新技術が好物で、各種セミナー活動も豊富。
江口靖二
江口靖二事務所主宰。現在デジタルサイネージコンソーシアム常務理事などを兼務。
猿田守一
企業向け動画、番組制作、CM、動画配信、各種ステージ記録など撮影から編集まで行い、地域に根ざした映像制作活動を行っている。
オースミ ユーカ
映像ディレクター。企画、脚本から演出までジャンルを問わず活動。
土持幸三
1970年生。鹿児島県出身。俳優を経て渡米。LA市立大卒業・加州立大学ではスピルバーグと同期卒業。帰国後、映画・ドラマの脚本・監督を担当。川崎の小学校で映像講師も務める。
鈴木佑介
日本大学芸術学部 映画学科"演技"コース卒の映像作家。専門分野は「人を描く」事 。広告の仕事と個人ブランドでのウェディングがメイン。セミナー講師・映像コンサルタントとしても活動中。
松本敦
映像クリエイター。企業VPからスポーツイベント撮影まで幅広く手がける。アクションカムやドローンなどの特殊ガジェット好き。
宏哉
タイムコード・ラボ代表。Next-Zero.com管理人。バラエティーから報道や空撮まで幅広い番組撮影をこなすTVカメラマンであり、ダンスイベントからe-ラーニング収録まで請け負う街のビデオ屋さん。イージス艦CICから幼稚園のおゆうぎ会まで、フィールドは問わない。
手塚一佳
CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。修士(芸術) 博士課程芸術専攻
荒木泰晴
東京綜合写真専門学校報道写真科卒業後、日本シネセル株式会社撮影部に入社。1983年につくば国際科学技術博覧会のためにプロデューサー就任。以来、大型特殊映像の制作に従事。現在、バンリ映像代表、16mmフィルムトライアルルーム代表。フィルム映画撮影機材を動態保存し、アマチュアに16mmフィルム撮影を無償で教えている。
ノダタケオ
ソーシャルメディアとライブ配信・動画メディアが専門のクリエイター。2010年よりスマホから業務機器(Tricasterなど)まで、さまざまな機材を活用したライブ配信とマルチカメラ収録現場をこなす。
山本遊子
山本遊子(やまもとゆうこ) フリーランスの映像ディレクター。1999年からテレビ、WEBなど様々なメディアで映像を作り続けている。うぐいすプロ
渡辺健一
映画録音技師/テクニカルライター(ペンネーム:桜風涼)著書「YouTuber/ビデオグラファーのための『完全録音マニュアル』」
照山明
株式会社ガイプロモーション代表。企業VP制作や撮影業務に力を入れつつ、自社Facebookページでは不定期にコアな映像ネタを発信中。
千葉孝
収録が3/4テープの撮像管カメラ時代から長きにわたり映像に携わる。カメラマン歴33年。ドキュメンタリーからMV、ドラマ、映画、CMまで様々なジャンルで活動している。最近ではカラリストとしても数々の広告作品に参加。趣味はゲームとバイクと車。日本人で最初のiPhone購入者というのが自慢。
VISIONGRAPH Inc.
イノベーションリサーチに基づいて未来像 {HOPE} をつくる専門会社。様々な領域の未来を予報します。 SXSW Japan Officeも担っています。著書『10年後の働き方』発売中!
小島真也
Blackmagic Design認定トレーナー、写真家、撮影監督。赤坂スタジオを経て、篠山紀信氏に師事。1990年に独立後は雑誌、広告界にて人物、ドキュメンタリーを中心に写真家活動。動画へのきっかけはFinal Cut Studio 5.1を導入し映像編集を始めたこと。商業映画や自主映画では撮影監督として撮影・照明・カラーグレーディングを担当し、TVドラマでは撮影部として参加。
ダストマン
ド田舎暮らしの映像屋。本業はフリーのオンラインエディター、CM多め。趣味で色んな映像の作り方の YouTube【ダストマンTips】を配信している。
栁下隆之
写真家アシスタント、現像所勤務を経て、撮影機材全般を扱う輸入販売代理店で17年余り勤務の後に、撮影業界に転身。一眼カメラによる撮影を得意し、代理店時代に手がけたSteadicamや、スタビライザー系の撮影が大好物。
西村真里子
株式会社HEART CATCH代表取締役。国際基督教大学卒。2014年株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。
長谷川朋子
テレビ業界ジャーナリスト、コラムニスト コンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は海外流通事情。カンヌのTV見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、この分野におけるオーソリティとして活動中。
高信行秀
ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。
山下大輔
フリーランスの映像講師。Adobe Community Evangelist。アドビ製品でビデオ編集をどのようにやっていくか日々模索中。FacebookではAfter Effects User Groupの管理人として勉強会なども随時行なっている。
山本加奈
山本加奈 KANA YAMAMOTO デジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTのディレクターを経てウェブマガジンwhite-screen.jpの編集長を務める。2017年11月より映像表現カルチャーを紹介するNEWREELを創設。伊藤ガビン氏とともに編集長を務める。他、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。2018年は Motion Plus Design(パリ)のTokyo meet up総合司会や、ILMのDoug Chiangを迎えたTHU(ポルトガル)の東京ギャザリングをプロデュース。
柏原一仁
リリーヒルワークス代表。銀一株式会社にて映像機器・写真用品のセールス・マーケティングを経て独立。好きな食べ物はからあげ。
曽我浩太郎
未来予報株式会社 代表取締役・プロジェクトデザイナー。新ビジネスに特化したリサーチ・コンセプトデザイン・コンサルティングを専門に行う。2019年6月SXSW Japan Officeを設立。著書『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』が好評発売中。
井上晃
映像制作会社「有限会社マキシメデイア」代表、制作プロデューサー&キャメラマン。Facebookグループ「ATEM Tech Labo」、「Grass Valley EDIUS ユーザーグループ」を主催して、ATEMやEDIUSの布教に、日々勤しんでおるでよ。
石多未知行
クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家。PMAJ代表、東京芸大 非常勤講師。空間演出やプロジェクションマッピングを中心に様々なメディアを使った企画演出を手掛ける。
奥本宏幸
大阪を拠点にしているフリーランスの映像ディレクター。演出・編集・モーショングラフィックをバランス良くこなす。フィンランドサウナが好きです。のびしろラボ管理人。
小林譲
イギリスにて大学卒業後、現地の会社にて映像編集を学ぶ。2006年に帰国。大手ポスプロIMAGICAにてテレビ番組を中心に日本のキャリアをスタート。後にドラマ、音楽系、CM系へと活躍の幅を広げる。2017年に独立。オフラインからアートデザインまで、作品の全体パッケージを監修することも多い。
小林基己
MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。
染瀬直人
映像作家、写真家、VRコンテンツ・クリエイター。2014年、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、VRコンテンツの作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」を開催。YouTube Space Tokyo 360ビデオインストラクター。Google × YouTube × VR SCOUTの世界的プロジェクト"VR CREATOR LAB”でメンターを、また、デジタルハリウッド大学オンラインスクール「実写VR講座」で講師を勤める。著書に「360度VR動画メイキングワークフロー」(玄光社)など。VRの勉強会「VR未来塾」を主宰。
安藤幸央
無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。
高野光太郎
Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。
ヒマナイヌ
頓知を駆使した創造企業
駿河由知
中央区築地出身。マルチカメラ収録&配信ユニット「LiveNinja」メンバー。2006年より株式会社スタートライン設立。外務省、国連機関、国際NGOなどの国際会議やシンポジウム、企業イベントなどのライブ配信を担当
山本久之
映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。
ベン マツナガ
未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる
河尻亨一
1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。
茂出木謙太郎
株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員
稲田出
映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。
小池拓
(有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。
黒田伴比古
報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。
ヒラタモトヨシ
ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。
猪蔵
いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。
須藤高宏
東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。
林永子
映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。
ViewingLab
未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る
石川幸宏
20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。
山下香欧
米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。
岡田智博
クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。
萩原正喜
米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。
坪井昭久
映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。
しらいあきひこ
カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。
秋山謙一
映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。
今間俊博
アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。
金田浩樹
映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。
伊藤裕美
オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。
UserReport
業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。
System5 Labs
SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。
  1. トップ
  2.  > 
  3. コラム
  4.  > 
  5. 鍋潤太郎
  6.  > 
  7. [鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.49 米西海岸のVFX業界が置かれた状況とは?〜ディブ・ランド氏に聞く