株式会社VoiceJapan/株式会社世論社 代表取締役 高橋茂氏
txt:岩沢卓(バッタネイション) 構成:編集部

元Roland社員目線でのシステム構築とは

株式会社VoiceJapan/株式会社世論社 代表取締役 高橋茂氏は、政治家のインターネットでの情報発信サポートを中心に、書籍出版やコンサルティング活動、大学での非常勤講師など、多くの事業をこなす。オフィス内に、マルチカメラでの収録・配信に対応した自社スタジオを構築されたということで、システム構築や機材選定のポイントなどについてお話を伺った。

――御社の業務内容について教えてください。

政治家の情報発信をサポートする事業を行なっています。政治家がインターネットを駆使して活動内容を積極的に発信し、選挙のときには、有権者が候補者の十分な情報を確認してから投票所に足を運ぶ。そんな日本を実現することを目指して活動をしています。そのため、Webサイトづくりのサポートや、SNSなどの活用アドバイスなども含めて行なっています。

自社スタジオに設置されたVR-4HD

――インターネット配信は、いつごろから手がけられているのですか?

2010年頃、Ustreamが日本法人設立や、Twitterなどとの連携で人気が出はじめた頃に、勝谷誠彦氏の番組を作ろうということから配信がスタートしました。

機材はシンプルに1カメで配信しながら、Twitterで実況し、自分も出演者やナビゲーターとして1人で行いました。1年間ほど配信を行なったときに、カメラの台数を増やして、表現の幅を広くしたくなったので、マルチカメラ収録をし、編集してからYouTubeにアップするようになりました。

――編集まで1人でこなされたんですね。

さすがに、編集まで行うと、手間が掛かりすぎて、だんだん未編集の素材がたまってしまうようになってきていました。時事問題に触れることも多いので、公開までのタイムラグが大きいのも本末転倒だと思いつつも、カメラが複数になったことでの表現力は残したかったので、そこからスイッチャーを探すようになりました。

HDMI接続できてUSBストリームも出る、配信向けの条件で、当時当てはまったスイッチャーがRoland V-4EXだけだったので、導入することになりました。YouTube Liveとニコニコ生放送との同時配信なども行なっていたので、Cerevo LiveShell PROも同じ時期に導入して、やれることを増やしながら操作はシンプルになるように調整していきました。

とはいえ、機材の出し入れが頻繁になってきたので、オールインワンタイプの製品を欲するようになりました。

V-1HDやLiveShellなど多くの機材が並ぶ

――現在は、VR-4HDをメインスイッチャーにされているんですね。

V-4EXから始まって、オーディオも扱えるオールインワンタイプにしたくなってVR-3EX、V-1HDと導入してきました。

シンプルなボタン操作でスイッチングできることも導入のポイントだったという

VR-4HDの導入は、ヒマナイヌ川井氏のPRONEWS記事を読んだり、セミナーに参加したりして、オートスイッチングを活用した、マルチカメラ配信を知ったことがきっかけです。ヒマナイヌスタジオ見学も行ったので、メインスイッチャーをVR-4HDにした以外にもカメラ選択なども、かなり近いものになっていますね。

オートスイッチングを活用することでの、コスト圧縮を活かすためにオペレートをシンプルにできるように、スタジオの常設化を行いました。

――常設スタジオとしたことでの変化はありますか?

配信収録の行いやすさも、もちろんありますが、政治家のコメント動画などを撮りやすくなったことが大きいですね。

政治家が動画を活用するスタイルは、浸透してきていますし、みなさん、お話をすることは得意なので、そういったときに全体のクオリティアップのお手伝いをしています。将来的には、各自治体の映像発信を議員が主体となって拡がっていくようになればいいと思っています。

Roland在籍時代に開発を担当された機種後継となるSP-555とともに

――高橋さんは、以前Rolandにいらっしゃったんですよね?

いまの会社を立ち上げる前は、Rolandで電子楽器などの開発を行なっていました。自分が、製品開発を行なっていた頃の苦労や、こだわりのポイントなどもわかっているからこそ映像機器を選ぶ際にも、信頼していますね。

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