[鈴木佑介のLook AHEAD -未来に備える映像制作- ]Vol.08 BMPCC 4Kが鳴らすRAW動画元年のゴング~グレーディングのための自宅マスモニ環境再考
2018-09-18 掲載

txt:鈴木佑介 構成:編集部
さぁ、始まるRAW動画元年

いよいよ登場のBMPCC 4K
様々なカメラメーカーがフルフレームミラーレス市場への参戦が発表され、フルフレームミラーレス戦国時代の幕が開いた昨今。写真業界のみならず、動画業界でもその動向が注目がされている2018年下半期、動画軸での話題はやはりBlackmagic Designから発売されるBlackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K(以下:BMPCC 4K)であろう。

BMPCC 4Kには有償版のDaVinci Resolve Studio15が付属
もはや繰り返しにしかならないが、たった約15万で有償版であるDaVinci Resolve Studio 15が付属し、12bitの4K60p RAW撮影が出来る「映像表現」のための夢のようなカメラだ。どうしても「静止画」としての機能を持たせなければならないスチルカメラの枠組みの中でのオプション扱い的な「動画機能」ではどのメーカーでも作れないカメラである。
筆者は初代Pocket Cinema Cameraの発売以来、既存の日本メーカーが「RAWで動画撮影できるカメラ」の出現を待ち望んでいたが、それは幻にすぎず、オリジナルを超えるのは、やはりオリジナルのBlackmagic Designであった。

「色」で表現することが当たり前に変わっていく
さて、BMPCC 4KがもたらすRAW動画元年。8bitや10bitの圧縮コーデックで一喜一憂することもなく、学生でも12bitのRAW素材を扱ってカラーグレーディングができる時代なのだ。もう「写す」ことが当たり前のコミュニケーションツールになった今、「撮る」つまり「自分の意図したものを撮り、映像としてナラティブに表現する」時代のゴングが鳴ったわけである。
あたりを見回すとBMPCC 4Kの発表から、皆一同に「レンズは何を使おう」「バッテリーは何本必要だ?」「リグはどうしよう」「ストレージは足りるだろうか?」と撮影に対して「何を揃えるべきか」と騒いでいるが、実は何よりも優先して揃えるべきものは「リファレンスモニター」だと感じている。
そう、カラーグレーディングを行う人が増えてきたが、あなた本当に「正しい色」で作業していますか?という話。実はこれが一番大事だったりする。
(1)何を基準に「演色」するの?
Web動画全盛で、動画制作の人口が増えた今、視聴する環境が多様化し、アウトプットがテレビ前提で無くなった事もあり、マスターモニター無しで映像を制作している人が多い。そういう筆者も昔からマスモニの必要性はわかったつもりでいたものの、「Web視聴前提だし」「なにが基準かなんてわからない」という都合の良い言い訳をしながら、使用しているディスプレイのソフトウェアキャリブレーションは行いつつも、恥ずかしながら目をつぶっていた(ごめんなさい)。
ただこれから「RAW」動画が普通になり、誰しもが「色」で演出する時代。「何を基準に色をいじっているのか?」はとても重要である。正しいガンマで、正しい色を基準としたモニターでこそ豊富な色情報とダイナミックレンジを持つRAWデータを弄る事に意味があるからだ。
以前のコラムでも書いたが
カラーコレクション(プライマリ)は色補正→映像を「ノーマライズ」する
カラーグレーディング(セカンダリ)は演色→映像を色で「演出」する
という概念の下、12bit RAWという弄り幅のあるフッテージを扱い、セカンダリグレーディングで細かいこだわりの「色の演出」を加えたのにいざ自宅以外のモニターで見たら、全然色が違う、見えてこないという事があり得るのだ。結局マスモニという「正しい物差し」がないと、「表現」のためのカラーグレーディングの意味が何も無くなってしまうのだ。
Rec.709はもちろん、これからRec.2020(HDR)がスタンダードへと変わっていく中、色域の事を学ぶ必然が多い今だからこそ、きちんとしたモニターを導入することを勧めたいと思う。特にショートフィルムや映画祭などが盛り上がっている今、劇場用に合わせた色域(DCI-P3)で作る際など必須になるであろう。
筆者はリファレンスモニターの導入以前、iMac Proのモニターをキャリブレーションして使用していた。全体的にMacのディスプレイは「いい感じ」に見せてくれる傾向があり、ソフトウェアキャリブレーションを行って使用しているものの、大きく色の方向が違ったりする事は少ないが、少し彩度が高くマゼンダ方向に向く印象がある。
証拠にiMac Proでグレーディングした画を、キャリブレーションされたマスモニ(Rec.709)で確認したところかなり彩度が強くなり、全然作りたかったイメージとは程遠く、改めてグレーディングをし直すことになった。そう、微々たる差かもしれないが、時間を掛けて求めたイメージがこんなにも結果が変わってくると、グレーディングとはなんのなか、ということになってしまう。
■ソフトウェアキャリブレーションした筆者のiMac Pro

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前述のようにWeb動画全盛の今、視聴環境はまちまちだが、だからこそ自分の編集環境で作った色が「正しい」事がクライアントワークにも作品作りにも重要となっていくであろう。過去にクライアントワークで制作した映像をクライアントがプレビューしているモニターの発色や設定がひどくて、いつまで経っても色補正の指示が終わらないという経験あったが、そういう際にもこちらがマスモニに準じて作業している、という事実はクライアント側が見ている「モニターのせい」と原因がはっきりする。
同じリファレンスモニターで視聴することが一番大事だが、そうもいかない際にプレビュー環境のガンマを合わせてもらったり、向こうの求める視聴環境に合わせて彩度などを調整することで話しがつくこともあるし、Macでいい感じに見えるように合わせてくれればいいよ、ってのも正直ある(ちょっとなんだかな、と思うかもしれないが、これもまた事実)。
制作する側が「正しい色の物差し」で作業をするというのはとても重要な事。モニターのキャリブレーションの必要性についてはEIZOのWebページがとてもわかりやすいので 一読するのをオススメします。
(2)どんなモニターを導入すべきか?

さて、マスモニの重要性が分かった所でどのモニターを買えばよいのか?という話しになる。放送用のマスターモニターはおそろしく高価なので、自宅編集環境で導入できる人は少なく、マスモニの代わりに使用できる「カラーマネージメントモニター」を導入している人が多いはずだ。映像用で考えるとメジャーなところでEIZOのCG248-4K/CG319X、最近発売されたBenQのPV270などはハードウェアキャリブレーションが可能なモデルだ。
一般的なモニターはキャリブレーターを使用した「ソフトウェアキャリブレーション」でキャリブレーションが可能。しかしソフトウェアキャリブレーションではビデオカードそのものの出力を減らすことで目標設定した色表示を行うだけ。つまり出力の調整になるので階調の減少や色つきが現れる場合が多いことに対し、ハードウェアキャリブレーションはモニターの表示自体を調整するため階調の減少がほとんど起こらない。
とはいえ、ハードウェアキャリブレーションができるモニターを購入しようと思うと、正直その価格につまずくのも正直な所だ。マスモニを導入するならば「ハードウェアキャリブレーション」ができるモデルをオススメする。
特に映像用途で4Kモニターを買おうとすると放送用のマスモニに比べれば安価だが、結構なお値段で、必要と分かっちゃいても、カメラやレンズを買ってしまうのも仕方が無い。いきなりモニターに何十万円もかけることができる人がいるのは僅かだと思う(筆者だってそう)。

筆者が使用しているBenQ PV270(画面右)
今回BMPCC 4Kと一緒に導入してもらいたいエントリーマスモニとしてオススメしたいのが、私も今使用しているBenQのPV270だ。
PV270は今年の7月に発売された映像編集用ディスプレイモニターで、コスパ感が非常に高い。 PRONEWSのレビュー記事にも書かれていたように実売約10万円ながら、遮光フード付属、AdobeRGBカバー率99%、DCI-P3 96%、sRGBカバー率100%、バックライトセンサー搭載で起動からわずか5分で安定、ムラ補正回路搭載でユニフォーミティの均一化(モニターの画面全域の輝度と色合いを均一になるように補正する)、ハードウェアキャリブレーション対応(キャリブレーションソフト「Pallete Master」が無償で付属するがキャリブレーターは別途必要)、10bitカラーディスプレイ・14bit 3D LUTを採用しているので全ての色空間での色再現が可能(映像の情報を一度14bitとして展開した上で10bitモニターに表示するので正確な色表現ができる)。

PV270はキャリブレーションソフト付属(DL)

センサーは別途必要だ(X-rite i1display)
自分が校正したプロファイルを含め、Adobe RGB・sRGB・DCI-P3・Rec.709・D50・D65と、カラーモードをモニターのボタンから選択できる。写真も動画も編集する人に最適だと思う。面白いのはPinPやPBP(picture by picture)ができるので、色域違いでの映像比較などができるのが便利だ。

自分が校正したプロファイルを含め、カラーモードをモニターのボタンから選択できる

※左がRec709、右がDCI-P3

PV270とBlackmagic Design eGPUと組み合わせてラップトップが強力なデスクトップ編集環境に
また、PV270の魅力はFull HDリアル24pプレイバックもサポートしているのと、解像度がWQHD(2560×1440)と4Kモニターではないが、GPUに負担をかけない解像度というのも入門機としての魅力。ラップトップのクリエイターも増えている昨今、自宅でモニターにつないで作業するならPV270はオススメだ。MacBook Proユーザーであれば、前述のようにeGPUとこのPV270の組み合わせであれば下手なデスクトップよりも良い環境が構築できたりする(学生さんにオススメかもしれない)。

EIZOのColorEdge CG319XにiMac ProからUltra Studio 4K経由でモニター出力。常時フルスクリーンで表示しながら作業ができる

正しい色で作業できることはもちろん、いちいちフルスクリーン表示の切り替えをしなくて済むのでカラーグレーディングの作業効率がぐっと上がる
やはり4Kの解像度が欲しい!という人はお財布に余裕があるならば、やはりリファレンスモニターの雄、EIZOのモニターをオススメする。EIZOのColorEdge CG248-4K/CG319Xは24インチと31インチの4Kディスプレイだ。素晴らしいのはキャリブレーションセンサーを内蔵し、定期的に自動でキャリブレーションを行なってくれる点である。HDR(Rec.2020)にも対応(CG278-4Kはオプション対応)しているのでこれから先の映像制作においても役立つことは間違いはない。
また、モニターのボタン操作で必要な式域をワンタッチでブラックアウト無しで選択、変更できるので切り替え、比較がしやすいのも素晴らしい。少し高価になるが、色を扱う表現においてはマストアイテムとなってくるだろう。特に4Kでのモニタリングをするなら画質面を含め、最高だ。

CG319XとCG248-4Kはキャリブレーションを内蔵しており、定期的に自動でキャリブレーションを行ってくれる


デフォルトでAdobe RGB、sRGB、Rec.709、Rec.2020、DCI-3Pなど、必要な色域をワンタッチでブラックアウトなしで選択できるのも嬉しい
(3)常時フルスクリーン出力の有用性
もう一つ踏み込んで話をしたいのはリファレンスモニターを導入した前提で編集結果を「常にフルスクリーンで見たいか?」ということだ。今回はこれからの映像制作のメインストリームとなるであろうDaVinci Resolveでの「常時フルスクリーンプレビュー」についてシェアしたいと思う。
そもそもDaVinci Resolveは作業中に「フルスクリーン表示への切り替え」はできても、GUIがフルスクリーン表示になってしまうため、デフォルトのままでは「常時フルスクリーン出力」はできない。DaVinci Resolve Micro PanelやDaVinci Resolve Mini Panelを使えば、デフォルトでのフルスクリーン表示をしたままある程度のグレーディングの操作はできるが、キーフレームの操作やOpen FXの適応など、他の作業をする際にはいちいちフルスクリーン表示からGUIに切り替えなければならず、少し手間になる。
また、フルスクリーンにせず、小さい画面でカラーグレーディングをしてみていざフルスクリーン再生をしてみると、それまで良い感じに進めていたつもりの色の分離などがしっかりできていなかったことが初めてわかったりする(特に8bit/10bitでの作業だと顕著に感じるであろう)。

マスターモニタリングするには外部機器が必要
DaVinci Resolveで「常時フルスクリーン出力」をする場合はUltraStudio(Thunderbolt 2/3接続)やDeckLink(PCI接続)などのビデオ出力機器が必要となる。要するにPV270(リファレンスモニター)とPCの間に「ビデオ出力する機械」を挟む必要がある訳だ。

Blackmagic DesignのUltraStudioシリーズ(Thunderbolt 2/3接続)

Blackmagic DesignのDeckLinkシリーズ(PCI接続)
私のPC環境(iMac Pro/MacBook Pro)ではThunderbolt接続のUltraStudioを使うことが常時フルスクリーン出力環境構築への近道となる。UltraStudioには出力する解像度とフレームレートでその種類が分かれていて、Thunderbolt 2接続とThunderbolt 3接続がある。

今回使用したBlackmagic Design UltraStudio 4K

ひとまずMacBook ProとPV270をUltraStudio 4Kで接続
私は4K30pでの仕事が多いので、4K30pまで再生できるUltraStudio 4KをBlackmagic Designからひとまずお借りした(4K60pは撮影しても、出力フォーマットではないことが多い)。接続は簡単でPCとはThunderbolt 2→3変換を介して接続モニターとはHDMIで接続する(ひとまず仮でMacBook ProとBenQ PV270を接続してみた)。

Ultra Studio 4Kは静かな自宅環境では音が気になる
常時フルスクリーン環境が構築。とても良い感じなのだが、難点が一つ。このUltra Studio 4Kは家で使用するにはちと音が気になるレベル…(Blackmagic Desingさんごめんなさい)。
それもそのはず、元々はポストプロダクションの編集ルームでラックに入れて使われるような機材。一般家庭で使う用途で設計されていないのだから仕方ない。スタジオで使うなら気にならないと思うが、さすがに静かな自宅内だとどうしても音が気になる。そして、このUltra Studio 4Kは税別113,800円。正直ちょっとコストが高いな…と思って悩んでいた時に大阪のスーパー映像博士worklogの森本氏に相談したところ、
Thunderbolt 3接続の外付けPCI BoxにDeckLink Mini Monitor 4K入れちゃえば静かで、かつ安くマスモニ環境仕上がりまっせ。
という返信が。…神!

映像業界の三沢光晴(と勝手に言っている)こと、worklogの森本直也氏(写真右)のエルボー
要するにPCI接続のDeckLink Mini Monitor 4K(4K30p出力可能※Amazonで25000円くらい)をThunderbolt 3接続のPCI BOX(※Amazonで35000円くらい)に入れてしまえば簡易Ultra Studioができちゃう!しかも音も静かでコストが6万円くらい!というわけで早速やってみた(善は急げで即発注)。


写真はAkitio Node Lite

DeckLink Mini Monitor 4KをNode Liteの中の基盤に刺すだけ。あとはThunderbolt 3でPCにHDMIをモニターに接続する(別途電源は必要)。




設定はUltra Studioと同様、あとはBlackmagic Video Assistをインストールの上、DaVinci Resolveでの環境設定でビデオI/O設定をすれば良い(キャプチャー・再生用のI/0はDeckLink Mini Monitorを選択する)。あとはプロジェクト設定(右下の歯車マーク)からモニタリングの解像度とフレームレートを選択する。
注意するのは音声の出力の設定を間違えると音が出なくなることだ。※筆者は外部スピーカーを接続していたので、設定をExternal Headphonesに。


常時フルスクリーン環境の構築が完了。使った人は口を揃えて言うが、やはりフルスクリーン出力下での作業は快適極まりなし。


GUIを表示したままMini Panelでグレーディングをした結果を常時フルスクリーンプレビューできるセカンダリ時の色の分離や抽出などを行う際に特に便利
ちなみに筆者はPV270をHDMI接続でDaVinci Resolveで常時フルスクリーン出力しつつそれとは別にiMac ProとDisplayPortで接続もしている。つまり映像編集時に「マスモニ表示」が必要な時以外はディスプレイの接続先を変更することで単純なデュアルディスプレイとしても使用することができるので便利。

PV270とPC本体を別のケーブルで繋いでいれば、用途に応じてデュアルディスプレイ環境にもできる

森本式Ultra Studio Mini(仮)をモニター下に置いてみたが、静かで違和感もない。モニター後ろに置いてもいいだろう
しつこいようだが常時フルスクリーンで表示ができる、ということは作業をしながら、即時大画面で編集結果をプレビューできる、という事だ。時は金なり、作業速度が圧倒的に早くなり、何よりそれが「正しい色」での作業となるのだ。

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例としては極端だが、セカンダリグレーディングで細かい調整を行ったのに、色が再現されていなかったら苦労も水の泡である(写真参照)。これは一度試さないことにはなんとも言えないと思うが、一度常時フルスクリーンプレビューを経験したらもう2度と普通には戻れないことだけは伝えておこう。
なにはともあれ、RAW動画を扱ってグレーディングを語るなら「色を弄るための正しい物差し」は必須。森本式UltraStudio Mini+BenQ PV270であれば全部揃えてもトータル約17万円のコスト!自宅マスモニ環境構築の時は来た。

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WRITER PROFILE
鈴木佑介
日本大学芸術学部 映画学科"演技"コース卒の映像作家。
専門分野は「人を描く」事 。
広告の仕事と個人ブランドでのウェディングがメイン。
セミナー講師・映像コンサルタントとしても活動中。
[ Writer :
鈴木佑介
]
[ DATE : 2018-09-18 ]
[ TAG : 鈴木佑介のLook Ahead-未来に備える映像制作-]
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鈴木佑介
日本大学芸術学部 映画学科"演技"コース卒の映像作家。
専門分野は「人を描く」事 。
広告の仕事と個人ブランドでのウェディングがメイン。
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千葉孝 収録が3/4テープの撮像管カメラ時代から長きにわたり映像に携わる。カメラマン歴33年。ドキュメンタリーからMV、ドラマ、映画、CMまで様々なジャンルで活動している。最近ではカラリストとしても数々の広告作品に参加。趣味はゲームとバイクと車。日本人で最初のiPhone購入者というのが自慢。 |
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VISIONGRAPH Inc. イノベーションリサーチに基づいて未来像 {HOPE} をつくる専門会社。様々な領域の未来を予報します。 SXSW Japan Officeも担っています。著書『10年後の働き方』発売中! |
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小島真也 Blackmagic Design認定トレーナー、写真家、撮影監督。赤坂スタジオを経て、篠山紀信氏に師事。1990年に独立後は雑誌、広告界にて人物、ドキュメンタリーを中心に写真家活動。動画へのきっかけはFinal Cut Studio 5.1を導入し映像編集を始めたこと。商業映画や自主映画では撮影監督として撮影・照明・カラーグレーディングを担当し、TVドラマでは撮影部として参加。 |
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ダストマン ド田舎暮らしの映像屋。本業はフリーのオンラインエディター、CM多め。趣味で色んな映像の作り方の YouTube【ダストマンTips】を配信している。 |
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栁下隆之 写真家アシスタント、現像所勤務を経て、撮影機材全般を扱う輸入販売代理店で17年余り勤務の後に、撮影業界に転身。一眼カメラによる撮影を得意し、代理店時代に手がけたSteadicamや、スタビライザー系の撮影が大好物。 |
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西村真里子 株式会社HEART CATCH代表取締役。国際基督教大学卒。2014年株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。 |
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長谷川朋子 テレビ業界ジャーナリスト、コラムニスト コンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は海外流通事情。カンヌのTV見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、この分野におけるオーソリティとして活動中。 |
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高信行秀 ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。 |
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山下大輔 フリーランスの映像講師。Adobe Community Evangelist。アドビ製品でビデオ編集をどのようにやっていくか日々模索中。FacebookではAfter Effects User Groupの管理人として勉強会なども随時行なっている。 |
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山本加奈 山本加奈 KANA YAMAMOTO デジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTのディレクターを経てウェブマガジンwhite-screen.jpの編集長を務める。2017年11月より映像表現カルチャーを紹介するNEWREELを創設。伊藤ガビン氏とともに編集長を務める。他、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。2018年は Motion Plus Design(パリ)のTokyo meet up総合司会や、ILMのDoug Chiangを迎えたTHU(ポルトガル)の東京ギャザリングをプロデュース。 |
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柏原一仁 リリーヒルワークス代表。銀一株式会社にて映像機器・写真用品のセールス・マーケティングを経て独立。好きな食べ物はからあげ。 |
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曽我浩太郎 未来予報株式会社 代表取締役・プロジェクトデザイナー。新ビジネスに特化したリサーチ・コンセプトデザイン・コンサルティングを専門に行う。2019年6月SXSW Japan Officeを設立。著書『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』が好評発売中。 |
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井上晃 映像制作会社「有限会社マキシメデイア」代表、制作プロデューサー&キャメラマン。Facebookグループ「ATEM Tech Labo」、「Grass Valley EDIUS ユーザーグループ」を主催して、ATEMやEDIUSの布教に、日々勤しんでおるでよ。 |
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石多未知行 クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家。PMAJ代表、東京芸大 非常勤講師。空間演出やプロジェクションマッピングを中心に様々なメディアを使った企画演出を手掛ける。 |
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奥本宏幸 大阪を拠点にしているフリーランスの映像ディレクター。演出・編集・モーショングラフィックをバランス良くこなす。フィンランドサウナが好きです。のびしろラボ管理人。 |
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小林譲 イギリスにて大学卒業後、現地の会社にて映像編集を学ぶ。2006年に帰国。大手ポスプロIMAGICAにてテレビ番組を中心に日本のキャリアをスタート。後にドラマ、音楽系、CM系へと活躍の幅を広げる。2017年に独立。オフラインからアートデザインまで、作品の全体パッケージを監修することも多い。 |
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小林基己 MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。 |
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染瀬直人 映像作家、写真家、VRコンテンツ・クリエイター。2014年、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、VRコンテンツの作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」を開催。YouTube Space Tokyo 360ビデオインストラクター。Google × YouTube × VR SCOUTの世界的プロジェクト"VR CREATOR LAB”でメンターを、また、デジタルハリウッド大学オンラインスクール「実写VR講座」で講師を勤める。著書に「360度VR動画メイキングワークフロー」(玄光社)など。VRの勉強会「VR未来塾」を主宰。 |
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安藤幸央 無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。 |
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高野光太郎 Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。 |
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ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業 |
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駿河由知 中央区築地出身。マルチカメラ収録&配信ユニット「LiveNinja」メンバー。2006年より株式会社スタートライン設立。外務省、国連機関、国際NGOなどの国際会議やシンポジウム、企業イベントなどのライブ配信を担当 |
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山本久之 映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。 |
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ベン マツナガ 未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる |
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河尻亨一 1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。 |
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茂出木謙太郎 株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員 |
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稲田出 映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。 |
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小池拓 (有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。 |
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黒田伴比古 報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。 |
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ヒラタモトヨシ ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。 |
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猪蔵 いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。 |
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須藤高宏 東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。 |
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林永子 映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。 |
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ViewingLab 未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る |
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石川幸宏 20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。 |
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山下香欧 米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。 |
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岡田智博 クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。 |
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萩原正喜 米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。 |
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坪井昭久 映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。 |
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しらいあきひこ カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。 |
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秋山謙一 映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。 |
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今間俊博 アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。 |
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金田浩樹 映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。 |
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伊藤裕美 オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。 |
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UserReport 業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。 |
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System5 Labs SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。 |
