Vol.119 SIGGRAPH 2020の見どころ
2020-08-05 掲載

昨年のSIGGRAPH 2019にて(筆者撮影)
取材:鍋 潤太郎 構成:編集部
はじめに
さて、夏である。夏と言えばSIGGRAPHである。今年のSIGGRAPH 2020は、SIGGRAPH史上初めてワシントンD.C.のWalter E. Washington Convention Centerにて7月19日から23日まで開催…のはずだったのだが、ご存知のように新型コロナウイルスの影響によりプラン変更を与儀なくされ、8月17日からバーチャル・コンファレンスという、これまた史上初のスタイルで開催される事になった。
筆者はワシントンD.C.を訪れた事がなく、SIGGRAPHにあわせた久しぶりの米東海岸訪問を個人的にも楽しみにしていたので、夏の楽しい旅行プランがなくなってしまった事は少々残念である。しかしながら、コンベンション自体が「中止」ではなく、バーチャル形式で開催されるというのは、まさにグッド・アイデアと言えるのではないだろうか。
また、考えようによっては夏休みシーズンのバカ高い航空券やホテル代を節約でき、アメリカへ飛ばずとも日本を含む世界中どこからでもオンラインで参加できるのは、おトクかもしれない。また、オンデマンド・コンテンツについては時差に縛られず、オンラインで好きな時に聴講およびストリーミングができるというのも、斬新な試みであり、魅力的でもある。
まぁそんな訳で、今回は、開催目前に迫ったSIGGRAPH 2020の見どころを、予習してみる事にしよう。
初のバーチャル形式での開催とあって不祥な点も多いが、筆者が気になった点は主催者に問い合わせ、得られた回答をベースに最新情報をご紹介しよう。
※このコラムで紹介されている内容は7月後半の情報である。開催内容、内容等が予告なく変更される事も予想されるため、最新情報はSIGGRAPH 2020公式サイトをご参照あれ
※下記でご紹介している日付および時間は、すべて米西海岸時間
おさらい:SIGGRAPHって何?
まずは「シーグラフ(SIGGRAPH)」をあまり良くご存知ない方のために、SIGGRAPHとは何か?を簡単にご紹介しておこう。
SIGGRAPHは、毎年夏にアメリカで開催される、コンピュータ・グラフィックス分野の世界最大級の国際コンベンションである。正確には国際学会および展示会なのだが、連日映像作品の上映やVFXメイキング講演、ユーザー・イベント、パーティ等が開催される事もあり、その楽しさや華やかさから「祭典」的な存在としても知られている。
国際学会の性質にふさわしく、大学の研究者やハリウッドのVFX現場で開発された最新技術の論文発表も行われ、ここで公開された論文が、最新ハリウッド映画やゲームの技術に応用される事例も少なくない。アメリカのCG・VFX界では「情報共有」の考え方が浸透しており、こういった最新技術を惜しげもなく公開し、みんなでシェアしていこうという姿勢が見られる。その姿勢はオープンソース等に代表される業界標準化にも通じるものがある。
SIGGRAPHの歴史は古く、第1回は1974年にコロラド州の都市ボルダーで、参加者わずか600人で開催された。参加者数および出展者数のピークは1997年のロサンゼルス開催で、参加者48,700人に出展社数539。それからは徐々に規模が小さくなったが、ここ数年は参加者15,000人以上、出展社数150~180をキープしている。昨年のロサンゼルスは7年ぶりに参加者が18,000人を超えるなど健闘しているが、近年の開催規模は残念ながら最盛期の3分の1程度に縮小している。しかし、CGの最先端技術の論文発表やVFX作品のメイキング講演、エレトリック・シアターに代表される映像作品の上映など、まだまだ魅力満載である。
SIGGRAPHは、毎年開催地を変えて実施されており、過去にはボストン、シカゴ、フロリダ、ダラス、そしてラスベガス等の全米各都市で開催された事もあった。しかし近年は規模縮小の影響もあってか、CG&VFXが盛んなロサンゼルス近郊やカナダのバンクーバー等で開催される事が多い。そんな中、前述のように今年は初めてワシントンD.C.での開催が予定されていたが、バーチャル形式での開催となった。
SIGGRAPHでは「この場に来ないと見れない、門外不出の映像」が公開される事も少なくなく、文字通り極秘映像の数々を見る事ができる。また例年であれば、SIGGRAPHの会場で憧れの著名人に出会えたり、実際にVFXを制作した著名VFXスタジオのスーパーバイザー等によるメイキング講演を生で聴講できるのは、大変貴重な経験となる。
今回はバーチャル形式という事で、オンラインを介しての閲覧となるため、その場で見られる「ライブ感」が失われるのは残念である。しかしながら、初のバーチャルSIGGRAPHがどのような感じで開催されるのか、非常に興味深い点でもある。

昨年のSIGGRAPH 2019の会場にて(筆者撮影)
開催日程
さて、SIGGRAPH 2020の開催日程だが、下記のスケジュールが予定されている。
8月17日(月)
オンデマンド・コンテンツが利用可能※オンデマンド・コンテンツは10月27日(火)まで継続して視聴可能
8月24日(月)~28日(金)
コントリビューターとのQ&Aを含む、ライブのインタラクティブセッション※インタラクティブセッションは、ライブのみの視聴に限定されるものと、映像がアーカイブされ10月27日(火)までオンデマンド・コンテンツとして視聴できるものとに分類されるそう。筆者が主催者に問い合わせ、現在分かっている範囲の情報を下記で紹介しているので、ご参考あれ(ご注意:7月末現在の情報であり、後日変更になる可能性もあり)
チケット&レジストレーション
SIGGRPAH2020のチケット&レジストレーション情報はコチラから見る事ができる。今回はバーチャルという事もあり、例年よりも1/5ほどの安価で、チケットを購入できる。チケットのアクセス・レベルは、下記4種類に分類されている。
●Ultimate Supporter サポーター&全カテゴリー
全25カテゴリーが閲覧可能 $550.00
新型コロナウイルスの影響等によって現在失業中のシーグラフ会員や、学生会員向けのディスカウント・プログラムをサポートする目的の上乗せ料金が含まれており、現在安定収入がある方へ、サポートおよび協力を呼び掛けている●Ultimate Attendee 全カテゴリー
全25カテゴリーが閲覧可能 $350.00
現在失業中のシーグラフ会員、学生会員向け割引きプラン $150.00 (非会員でも、AMCシーグラフに加入すれば利用可)●Enhanced Attendee 限定カテゴリー
全25カテゴリー中、18種類が閲覧可能 $200.00
現在失業中のシーグラフ会員、学生会員向け割引きプラン $100.00 (非会員でも、AMCシーグラフに加入すれば利用可)※ハリウッド映画のVFXメイキングが見れるProduction Sessions等が含まれないのでご注意
●Basic Attendee 機器展
全25カテゴリー中、7種類のみ(機器展、Jobフェアー等)閲覧可能 $50.00※機器展は割引プラン無し
日本からオンラインで参加するのであれば、ここはやはり旅費が節約できる分、せっかくなら全カテゴリが閲覧できる「●Ultimate Supporter」「●Ultimate Attendee」がおススメである。
SIGGRAPHにはさまざまなイベントや講演があるが、上記のようにチケットのアクセス・レベルによっては閲覧できないカテゴリーもあるので、注意が必要である。詳細については、コチラのリンクで確認した上で、購入するチケットを決めると良いだろう。レジストレーションはコチラから。
別売りチケット(上記には含まれず、ご希望に応じて別途購入)
エレクトリックシアター $20.00
※「エレクトリック・シアターのチケットだけ購入したい」という方もおられるかもしれないが、筆者が主催者に確認したところ、エレクトリック・シアターのチケットは、上記いずれかのアクセス・レベルのチケットでレジストレーションを完了させないと購入できないそう
ドキュメンテーション&プレゼンテーションUSB $100.00
※2020年8月28日までに購入すると、会期終了後に順次郵送される。2020年12月14日月曜日までに発送される予定
※映画やテレビ、ゲーム作品等の動画は、公開日・発売日・著作権などの関係でUSBに含まれない場合もあるそう
今年の見どころ
さて、今年で開催47年目を迎えるSIGGRAPH 2020だが、今年はどんな見どころがあるのだろうか?ひとくちに「見どころ」と言っても、参加される方の専門職種によって着目点が異なると思うが、ここではVFXアーティストの諸兄が興味を持ちそうな分野を、筆者の独断と偏見に基づき、ピックアップしてみた。
※各カテゴリの横に各チケット(上記)で閲覧可能なアクセス・レベルを●●●●のように色別で表記してみた
■基調講演(Keynote Sessions)●●●
SIGGRAPH 2020の基調講演は、MITメディアラボのディレクター、NASAジェット推進研究所のクリエイティブ・コンサルタント、Accentureのエクステンド・リアリティ・リードコンサルタント、ニューヨーク市のmagicLabの創設者兼エグゼクティブ・ディレクターのマルコ・テンペスト氏の登壇が予定されている。
■機器展(Exhibition)●●●●

機器展を一回りするだけで、今年のトレンドが把握できる(SIGGRAPH 2019にて筆者撮影)
例年であれば、会期中の火水木の3日間に渡って行われるのが、機器展。これにあわせて月曜に現地到着のスケジュールを組む方も多かった。今年はバーチャルなので、いつでも好きな時に覗けるのが利点である。
ここでは、さまざまなCG/VFX関連のソフト&ハードの最新動向を見る事ができる。会期中に一回りするだけで、今年のトレンドや各分野の勢い、そして大人の事情などがひととおり把握できる場でもある。バーチャル形式でどのように&どこまでカバーされるのか興味深々であるが、例年ではDCCツールの各ベンターブースでは最新バージョンのデモや、ユーザー事例のプレゼンテーションなどが行われた。人気ツールのTシャツやバッチ、ノベルティ・グッズなどをゲットするのも楽しみの1つだが、今年はそれができないのが残念!
昨年の出展社は180社だったが、今年はバーチャル形式という事もあり、7月末の時点では80社以上の出展が予定されているという。出展社一覧はコチラ。
■エレクトリック・シアター(Electronic Theater)●●●

SIGGRAPH 2019のエレクトリック・シアター会場にて(筆者撮影)
SIGGRAPHの数あるイベントの中で、おそらくVFX屋にとって絶対に外せないのが、このエレクトリック・シアターである。ここでは、短編映画、長編映画、視覚効果、ゲーム、コマーシャル、そしてサイエンティフィック・ビジュアリゼーションなど、文字通り今年のハイライト作品が一堂に上映される。今年は全28本の上映が予定されており、エレクトリック・シアターの場がワールド・プレミアとなる作品が3本含まれているという。著作権の関係でYouTube等では公開されていないような映像も含まれ、まさに必見と言える。
エレクトリック・シアターもバーチャル形式で実施され、全世界からストリーミング可能となる。公開期間は8月24日(月)午後16:30PMから28日(金)20:59PM (ともに米西海岸時間)。
前述のように別売りチケットを20ドルで購入し、「パーソナライズ・コード」をアンロックすると、その瞬間から48時間以内であれば何回でもストリーミングできるという。ただし、「パーソナライズ・コード」を最初に使用してから48時間までという有効期限があるので、ご注意。上映作品のリストおよび詳細はコチラ。
■Virtual, Augmented and Mixed Reality-Immersive Pavilion●●●

昨年のImmersive Pavilionにて。連日、開場1時間前から行列ができる人気(筆者撮影)
これは2016年から始まった「VRビレッジ」が、2018年より更に発展させた「没入型パビリオン(Immersive Pavilion)」として生まれ変わった。今年はバーチャル形式で、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実感(AR)と複合現実感(MR)の最先端情報を垣間見る事ができるショーケースとして開催される。Immersive Pavilionの詳細はコチラ。
■VR Theater

昨年のVR Theater(SIGGRAPH 2019にて筆者撮影)
VR Theaterでは全10本のVR作品を鑑賞できる。各映像はオンデマンドで8月17日~23日 まで公開され、その後も10月27日まで鑑賞できる予定。VR Theaterの詳細はコチラ。
■トークス(Talks)●●
各分野の舞台裏&アイデアを披露するTalksも、VFX関連の面白いプレゼンテーションが聴講できる。Talksは、Q&Aを含むインタラクティブセッションで行われるため、日程と時間が決まっている。下記はその一例だが、今年もかなり盛りだくさんである。詳細はコチラ。
8月24日(月)
- 11:30am-12pm:Cool FX Stuff-CG Features Q&A
- 11:30am-12pm:Rendering Q&A
8月25日(火)
- 8:30am-9am:Cool FX Stuff-Frozen 2 Q&A
- 10am-10:30am:Character Animation Q&A
- 10:30am-11am:Crowds Q&A
8月26日(水)
- 10:30am-11am:Game Technology Q&A
- 12:30pm-1pm:Cool FX Stuff-VR Features Q&A
8月27日(木)
- 9am-9:30am:Cool FX Stuff-Live Action VFX Q&A
- 9:30am-10am:Game Technology in Engineering, Science and Society Q&A
- 10am-10:30am:Facial Animation Q&A
8月28日(金)
- 10:30am-11am:Immersive Storytelling Q&A
- 12pm-12:30pm:Look Dev Q&A
※日時はいずれも米西海岸時間
■プロダクション・セッション(Production Sessions)●●

ハリウッド映画のVFXメイキング講演等が見れるProduction Sessionsは、オススメ(SIGGRAPH 2019でのProduction Sessionsにて筆者撮影)
ここでは、最先端技術をプロダクションに応用したプレゼンテーションが行われ、毎年かなり見応えのあるメイキング講演を聴講でき、まさにVFX屋必見である。
Q&Aを含むインタラクティブセッションで行われるため、日程と時間が決まっている。Production Sessionsの模様はアーカイブされ、オンデマンド・コンテンツとして10月27日(火)まで継続して視聴可能(ただし例外もあり。詳細は下記を)。下記はその中から面白そうなものを抜粋。詳細はコチラ。
8月24日(月)
ILMによる「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」メイキング
- 3pm-4pm:ILM Presents: The Making of Star Wars: The Rise of Skywalker
- 4pm-4:30pm:Q&A
8月25日(火)
ピクサーによる「2分の1の魔法」メイキング
- 11:30am-12:30pm:Quest for Magic: The Making of Pixar’s Onward
- 12:30pm-1pm:Q&A
MPC/The Mill/Method Studiosによるテレビコマーシャルにおける制作事例
- 2pm-3:30pm:More with Less: The State of the Art of CG In Advertising
※こちらは著作権の関係等でオンデマンド・コンテンツには含まれない予定だったが、9月8日までの期間限定でオンデマンド・コンテンツとして視聴出来る事になった。未見の方は是非!
8月26日(水)
ILMによる「アイリッシュマン」メイキング
- 12pm-1pm:ILM Presents:Making “The Irishman”
- 1pm-1:30pm:Q&A
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによる「アナと雪の女王2」メイキング
- 1:30pm-2:30pm:Venturing Into the Unknown-The Making of “Frozen 2”
- 2:30pm-3pm:Q&A
8月27日(木)
ILMによる「マンダロリアン」メイキング
- 2pm-3pm:ILM Presents “This is the Way”–The Making of Mandalorian
- 3pm-3:30pm:Q&A
ブルースカイ・スタジオによる「スパイ in デンジャー」メイキング
- 3:30pm-4:30pm:Spies in Disguise: the Art of Stealth and Sterling, Lance Sterling
- 4:30pm-5pm:Q&A
※日時はいずれも米西海岸時間
■ジョブ・フェアー(Job Fair)●●●●

海外でのポジションを探すなら、Job Fair(SIGGRAPH 2017にて筆者撮影)
SIGGRAPHでの海外就活やジョブ・リサーチを予定しておられる方は、是非こちらへアクセス。リクルーターとコネクションを築けるチャンスの場でもある。
7月末の段階では、新型コロナウイルスの影響もあり、VFXスタジオやアニメーション・スタジオ各社とも一時的に求人を控えていたり、アメリカの場合は移民局が就労ビザH1-Bの一時的な発給停止を行っているが、Job Fairでコネクションを作っておけば雇用再開後のポジション獲得に結びつく可能性が秘められている。
また、7月末の段階ではアメリカのO-1ビザは発給停止の対象に含まれていないため、ある程度実績を持つ方はO-1ビザによって就労ビザの申請ができる可能性がある。詳細は書籍「ハリウッドVFX業界就職の手引き」をご参照あれ。
おわりに
さて、以上が開催が目前に迫ったSIGGRAPH 2020の見どころ情報である。今回のレポートが、みなさまのご参考になれば幸いである。
最後に、SIGGRAPH 2020のProduction Sessionsのチェア、デリック・ナウ氏(ドリームワークス・アニメーション)より、読者の皆さんにメッセージをいただいたので、ご紹介しておこう。
Derrick Nau-SIGGRAPH 2020 Production Sessions Chair
CG texture&Look Development Artist, DreamWorks
これまでのSIGGRAPHの開催形式は、皆さんと直接お会いし、様々な知識や感動を共感出来るという素晴らしい利点があった反面、日本から参加される皆さんにとっては、高額な旅費や滞在費がハードルになっていたと思います。今回、バーチャル形式になり、皆さんと直接お会い出来ない事は大変残念ですが、SIGGRAPHのコンテンツを見たり、参加したり、学んだり出来る可能性は、大きく広がったと思います。
特に今年のProduction Sessionsにおいては、ILMやピクサーによるメイキング、そしてThe Mill、MPC、Method Studiosによるテレビコマーシャルの制作事例など、エキサイティングで素晴らしいコンテンツのセレクションをご用意致しました。日本の皆さまの奮ってのご参加と、SIGGRAPH2020をお楽み頂ければ幸いです。
Japan, we hope you enjoy our show, thank you for joining us!!!
WRITER PROFILE
鍋潤太郎
ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。
[ Writer :
鍋潤太郎
]
[ DATE : 2020-08-05 ]
[ TAG : 鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線 展示会]
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オースミ ユーカ 映像ディレクター。企画、脚本から演出までジャンルを問わず活動。 |
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VISIONGRAPH Inc. イノベーションリサーチに基づいて未来像 {HOPE} をつくる専門会社。様々な領域の未来を予報します。 SXSW Japan Officeも担っています。著書『10年後の働き方』発売中! |
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小島真也 Blackmagic Design認定トレーナー、写真家、撮影監督。赤坂スタジオを経て、篠山紀信氏に師事。1990年に独立後は雑誌、広告界にて人物、ドキュメンタリーを中心に写真家活動。動画へのきっかけはFinal Cut Studio 5.1を導入し映像編集を始めたこと。商業映画や自主映画では撮影監督として撮影・照明・カラーグレーディングを担当し、TVドラマでは撮影部として参加。 |
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ダストマン ド田舎暮らしの映像屋。本業はフリーのオンラインエディター、CM多め。趣味で色んな映像の作り方の YouTube【ダストマンTips】を配信している。 |
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栁下隆之 写真家アシスタント、現像所勤務を経て、撮影機材全般を扱う輸入販売代理店で17年余り勤務の後に、撮影業界に転身。一眼カメラによる撮影を得意し、代理店時代に手がけたSteadicamや、スタビライザー系の撮影が大好物。 |
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西村真里子 株式会社HEART CATCH代表取締役。国際基督教大学卒。2014年株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。 |
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長谷川朋子 テレビ業界ジャーナリスト、コラムニスト コンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は海外流通事情。カンヌのTV見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、この分野におけるオーソリティとして活動中。 |
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高信行秀 ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。 |
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山下大輔 フリーランスの映像講師。Adobe Community Evangelist。アドビ製品でビデオ編集をどのようにやっていくか日々模索中。FacebookではAfter Effects User Groupの管理人として勉強会なども随時行なっている。 |
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山本加奈 山本加奈 KANA YAMAMOTO デジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTのディレクターを経てウェブマガジンwhite-screen.jpの編集長を務める。2017年11月より映像表現カルチャーを紹介するNEWREELを創設。伊藤ガビン氏とともに編集長を務める。他、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。2018年は Motion Plus Design(パリ)のTokyo meet up総合司会や、ILMのDoug Chiangを迎えたTHU(ポルトガル)の東京ギャザリングをプロデュース。 |
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柏原一仁 リリーヒルワークス代表。銀一株式会社にて映像機器・写真用品のセールス・マーケティングを経て独立。好きな食べ物はからあげ。 |
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曽我浩太郎 未来予報株式会社 代表取締役・プロジェクトデザイナー。新ビジネスに特化したリサーチ・コンセプトデザイン・コンサルティングを専門に行う。2019年6月SXSW Japan Officeを設立。著書『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』が好評発売中。 |
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井上晃 映像制作会社「有限会社マキシメデイア」代表、制作プロデューサー&キャメラマン。Facebookグループ「ATEM Tech Labo」、「Grass Valley EDIUS ユーザーグループ」を主催して、ATEMやEDIUSの布教に、日々勤しんでおるでよ。 |
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石多未知行 クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家。PMAJ代表、東京芸大 非常勤講師。空間演出やプロジェクションマッピングを中心に様々なメディアを使った企画演出を手掛ける。 |
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奥本宏幸 大阪を拠点にしているフリーランスの映像ディレクター。演出・編集・モーショングラフィックをバランス良くこなす。フィンランドサウナが好きです。のびしろラボ管理人。 |
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小林譲 イギリスにて大学卒業後、現地の会社にて映像編集を学ぶ。2006年に帰国。大手ポスプロIMAGICAにてテレビ番組を中心に日本のキャリアをスタート。後にドラマ、音楽系、CM系へと活躍の幅を広げる。2017年に独立。オフラインからアートデザインまで、作品の全体パッケージを監修することも多い。 |
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小林基己 MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。 |
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染瀬直人 映像作家、写真家、VRコンテンツ・クリエイター。2014年、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、VRコンテンツの作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」を開催。YouTube Space Tokyo 360ビデオインストラクター。Google × YouTube × VR SCOUTの世界的プロジェクト"VR CREATOR LAB”でメンターを、また、デジタルハリウッド大学オンラインスクール「実写VR講座」で講師を勤める。著書に「360度VR動画メイキングワークフロー」(玄光社)など。VRの勉強会「VR未来塾」を主宰。 |
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安藤幸央 無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。 |
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高野光太郎 Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。 |
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ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業 |
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駿河由知 中央区築地出身。マルチカメラ収録&配信ユニット「LiveNinja」メンバー。2006年より株式会社スタートライン設立。外務省、国連機関、国際NGOなどの国際会議やシンポジウム、企業イベントなどのライブ配信を担当 |
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山本久之 映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。 |
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ベン マツナガ 未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる |
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河尻亨一 1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。 |
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茂出木謙太郎 株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員 |
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稲田出 映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。 |
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小池拓 (有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。 |
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黒田伴比古 報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。 |
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ヒラタモトヨシ ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。 |
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猪蔵 いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。 |
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須藤高宏 東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。 |
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林永子 映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。 |
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ViewingLab 未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る |
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石川幸宏 20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。 |
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山下香欧 米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。 |
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岡田智博 クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。 |
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萩原正喜 米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。 |
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坪井昭久 映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。 |
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しらいあきひこ カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。 |
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秋山謙一 映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。 |
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今間俊博 アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。 |
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金田浩樹 映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。 |
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伊藤裕美 オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。 |
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UserReport 業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。 |
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System5 Labs SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。 |
