[渡邊聡の映像業界、この人が氣になる]Vol.02 放送業界、映像業界を影で支えるテクニカルファーム、片岡幹貴会長に聞く
2020-09-23 掲載

映像機器メンテナンスとオリジナル製品製作の裏側を聞く
筆者が気になる映像業界で活躍しているメーカーやクリエイターにお話を聞く連載。第2回目は、放送業務用レンズ・三脚修理、オリジナル撮影機材製作でお馴染みのテクニカルファームの片岡幹貴会長にお話をお聞きしました。
筆者は、テクニカルファームが代理店の一眼カメラなどでHDCAM用VFが使えるリグ「MOVIEtube PR」を所有していますが、実は、昨年S1Hにフル対応できるように片岡会長にご無理を言ってトリガー連動機能を入れてもらいました。そしてさらにS1Hから、Z CAMに載せ替えたくて再び会長にお願いをしにテクニカルファームにお邪魔しました。今回は、Z CAMへのカスタマイズをお願いしつつ、片岡会長にテクニカルファームの創業当時の様子から、未来についてインタビューしました。
レンズと三脚の修理屋兼、一品造りの特機製作屋
渡邊:まずテクニカルファームでは、どのようなサービスを展開していらっしゃるのか教えてください。
動画用レンズの修理をやっています。基本的にPLマウントなど映画用レンズや三脚の修理がメイン業務です。三脚はザハトラーとヴィンテン、オコナーの修理認定ショップです。
テクニカルファームの片岡幹貴会長
渡邊:片岡会長は若い頃、どんなご職業に関わっていたのですか?
昔は僕もフィルムの撮影助手をやってました。大変でしたよ。地獄でした。スタートはコマーシャルでしたが、師匠にコマーシャルばっかりだとだめだからということで、途中でドラマの現場に参加しました。三船プロダクションで時代劇「大江戸捜査網」の撮影に関わりました。1日100カットぐらい撮るんですよ。毎日毎日ピント送りと機材管理です。厳しかったですが、東宝系のカメラマンの方々と現場で阿吽の感じになってくると、ちょっとしたしぐさで何をしたいか分かるようになります。それが今の仕事に大変役にたっていると思います。映画「蒲田行進曲」みたいで「大江戸捜査網」は僕の青春でした。
コマーシャル時代も長かったですが、映画やテレビの超一流撮影部と長く組でやれたことはラッキーでした。毎日毎日機材チェックして毎日毎日ラッシュを見てたら、そりゃ良いレンズ、悪いレンズも分かるようになるし、使いやすい機材は何が良いのか体で分かるようになります。これも、今の仕事に役立っていると思います。
それで、セカンドからチーフにあがるときに、ちょっと休みますと言って辞めました。みんな凄かった。ああいう天才の集まりの中ではやっていけないと思って、怖くなりました。師匠に「ちょっと考えます」と言ったら、「何だお前。次はメーター測れるのに」と言われて凄い怒られましたね。ただ機械が好きだから、今の修理屋のほうが合っていたのかもしれませんね。
それからメーカーの代理店に入って修行を10年。修理と営業をしました。おかげさまでレンズの修理をずっとやっていたので、ズームレンズの特性を理解できるようになりました。
本当は27歳で入って7年目ぐらいに独立しようと思っていたのですが、嫁さんに「まだ早い。ちゃんと考えてるの?」って怒られました。それから3年後のちょうど10年目で辞めて、テクニカルファームを作りました。
最初は三脚の修理から始めました。お客さんは渡邊さんみたいな変態な人ばかりでした(笑)。僕は真面目なんですが、周りにそういう人が多くて、でもそういう人たちの言うことが実に面白い。
テクニカルファーム社内の様子
渡邊:会社をスタートしたときは、不安はなかったですか?
37歳だから勢いでした。やはりなにも知らなかったですよ。もし50歳を過ぎたら、独立なんて怖くてできないでしょうね。勢いがあって、仕事も面白くて、それが楽しくてよかった。その気持を知ってほしくて、2016年に代表取締役社長の肩書を内田に早くから渡したわけです。
テクニカルファームは、僕が後ろに回って、内田が社長としてフロントになりました。内田は41歳になりますが、41歳であれぐらいだったら完璧だもんね。若さがあってがむしゃらさもあります。
筆者(左)と片岡会長(右)
渡邊:ここまで会社が成長した要因は何でしょう?
カメラマンの方に対してやはり真面目にやっていたからだと思います。絶対的な信頼感。来た仕事に対して、要求よりいいものを出せば絶対的に続きますよ。それを積み重ねてきた。24年という時間はかかりましたけど、信頼関係はできました。
社内にはカメラの周辺部品を加工や生産するためのCNC旋盤も導入している
工作室
渡邊:会長という肩書になりましたが、現在どういうスタンスで業務をやられているのですか?
変わりません。一歩下がってバッグに回るだけです。僕も変わらず中に入っていって技術をやりたいです。そういうのが好きなので、それが一番幸せかなと感じています。
今、僕にとって特に面白いのはレンズです。これからはレンズ修理、メンテナンスに深く関わっていきたいです。うちのシネマレンズのメンテナンスは83歳のベテラン職人がやっていますが、あの人は凄い。僕もあんなふうになりたい。あの人が僕の目標です。
最終的には、どんなオールドレンズでも、どんなレンズでもメンテナンスできるようにしたい。2020年年始の目標で、5年間計画を公表しました。AngenieuxとかCooke、ツァイスなどのレンズがあるじゃないですか。ああいうレンズを現代向けにモディファイして使えるようにしたい。昔のツァイスレンズは、死ぬほどいいレンズです。画がかっこいいですよね。がんばらなくちゃ、と思います。
レンズのメンテナンスで活躍中のベテラン職人さん
TFオリジナル商品の裏側(01)−ベストセラー「TFプレート」はこうして誕生した
渡邊:テクニカルファームといえば、ロングプレートのTFプレートが有名です。通常のプレートでは重量級カメラを載せるとしっかりかしめていても、だんだん緩んできてズレてきます。それを解決するTFプレートは、どのようなきっかけで誕生したのでしょうか?
代理店の頃からカメラマンさんの悩みをいっぱい聞いてきました。「大変だな」とか「確かに駄目だな」という話を積み重ねてくうちに、カメラマンさんの満足するものや望むオリジナル製品を作りたいと思っていました。
そして、起業後すぐお客さんの現場に行ったときの話です。そこはドラマの撮影の現場でしたが、「プレートがずれるから、いい方法ないか?」みたいな話になりました。「ではこういうのを作りますか?」ということで誕生したのが「TFプレート」です。これが当社初のオリジナル製品・特機製作の始まりでした。
TFプレートは、接地面積を広くすることでずれを抑えています。TFプレートは商品名ですが、現場では固有名詞と思っていたらしく「TFはうちの会社のテクニカルファームのことなんですよ」というと「えっそうなんですか?」という反応が帰ってきたことがありました。現場では、プレートのスタンダードになっています。
このTFプレートは、僕が会社を始めた頃に誕生した商品で24年目ですが、定番商品です。オリジナルアクセサリーは、基本的に渡邊さんのような現場で頑張っているカメラマンさんのために作っています。製品を一方的に出すのではなく、現場の人から意見を聞いて、現場での問題解決を実現したものばかりです。
上がTFプレート、下が従来のプレート。これだけ大きさが違う
渡邊:片岡会長はフィードバック意見でもきちんと対応してくれますね。
聞いた以上のものを返す、という製品をつくります。そして、何十年も売れ続けるもの。そのときだけ作ってパッと売れるというものには興味はありません。
通常のプレート。小型で設置面積が小さいために、これではズレてしまう
TFプレートは接地面積を多く取ることが可能となっている
TFプレートを使うと安定性が増す
TFオリジナル商品の裏側(02)−一眼カメラでHDCAMカメラのビューファインダーが使えるMOVIEtube PR TF Version
渡邊:MOVIEtube PRは、Canon 5D、7D等の浅い被写界深度を活かした撮影が可能な一眼レフカメラを現場に耐えられるツールに進化させるプロフェッショナルリグです。また、ソニーのHDCAMカムコーダーに搭載されているブラウン管式モノクロアナログビューファー、デジタルからアナログに変換するモジュール、カメラ本体、ズームサーボにもVマウントバッテリーから電源を一括供給できるスグレものです。これは、KINOMATIKというドイツの会社の製品ですが、テクニカルファームに権利譲渡され、テクニカルファーム独自のシステムアップモデル「MOVIE Tube PR HD TFバージョン」と進化し、クライアントモニター用のSDIアウトプットなども追加され、いたりつくせりのプロフェッショナルリグとなりました。私の所有するMOVIE Tube PR HD TFバージョンは、さらにパナソニック用のトリガーリモートもできるようにカスタマイズした世界に1台のスペシャルバージョンになっています。
先日まで内山さんにS1Hに対応するように電圧を調整していただき運用してきましが、Z CAMでテストシュートすることになり、再び電圧の調整が必要になって本日持ってきました。私は会長におねだりして魔改造されたこの世界に1台のMOVIE Tube PR HD TFバージョンが一番使い易いんですよ。


なつかしい。何年前だろう。2010年頃にキヤノンからEOS 7DやEOS 5D Mark IIが登場し、一眼レフカメラの動画撮影が本格的に始まりました。MOVIEtube PRは、その頃の製品でそれでこれに一眼レフを載せて撮影に使われるようになりました。うちからは「カメラから出力されたHDMIの信号を変換して既製のHDファインダーで見ることができる。ピントが確実に合わせられる」という実用新案特許を申請して通りました。
MOVIEtube PRは生産・販売は終了していますが、今でも通用すると思います。このリグはものすごく価格が高いんですよ。当時、MOVIEtube PRの本体は約70万円でした。ソニーのHDCAMカムコーダーに搭載されているブラウン管式モノクロアナログビューファーは別売ですから合わせると簡単に100万オーバーのプライスとなります。でもその当時は、600~1,000万円のカメラが普通の時代だったので、MOVIEtubeが約100万円であっても驚くような価格ではありませんでした。
筆者のMOVIE Tube PR HD TFバージョンスペシャル。Z CAM E2-M4を搭載
渡邊:MOVIE Tube PR HD TFバージョンスペシャルに搭載しているソニー製のクイックスタートモノクロブラウン管式のHDビューファインダーが手放せないんですよ。今の液晶ビューファインダーはモノクロにしたところでも、チカチカして目が痛くなってしまいます。還暦の私としては、この白黒HDビューファインダーを今だに超えるものはありません。視度調整もすんごくやりやすいです。
最近のカメラマンさんは、みんな液晶モニターを見ながら撮っているので、覗きながら撮ることをしなくなりましたね。
渡邊:オンカメラモニターにフードをつけてもやりづらいんです。MOVIE Tubeもモノクロブラウン管式のHDビューファインダーもディスコンになっちゃいましたが、本当に良い製品でしたので残念です。
TFオリジナル商品の裏側(03)−放送業界で標準の2/3インチENG用ズームレンズをフルサイズミラーレスカメラで活用
渡邊:MOVIEtube+S1H+B4レンズでは「TF-B4toPL/EF*35mmfull-frame」(以下:TF-B4toPL/EF)というエクステンダーを入れてイメージサークルを広げて使えます。これが凄い。S1Hはフルサイズですが、「TF-B4toPL/EF」エクステンダーを入れると、イメージサークルがフルサイズに広がりますね。

TF-B4toPL/EFを開発するきっかけは、EFマウントのスチル用ズームレンズの倍率の低さでした。動画を撮るならば、ズーム比14倍や22倍とかB4のマウントのレンズを使いたいじゃないですか。そこで、2015年にB4マウントレンズをフルサイズのカメラボディで使えるB4マウントレンズ専用リアコンバーターTF-B4toPL/EFを発売しました。
×2エクステンダーと本体の2.2倍で約4倍ちょっとの絞りファクターが掛かりますが、フルフレーム一眼カメラだけではなく、キヤノンC300やソニーFS7、PLマウントのカメラでも使えます。TF-B4toPL/EFは報道関係の現場に結構いっぱい入りました。特に放送局によっては2/3インチの放送用レンズが約6,000本ほど保有しているところもあります。それの資産の活用もあって、いろいろ採用してくれました。
TF-B4toPL/EFで苦労したのは、2倍になるからテレ側に2倍シフトされると勘違いされることでした。それを払拭して、説明するのに大変な時間がかかりました。この製品は、ズームレンズのエクステンダー×2倍を併用してフルサイズに変換します。2倍を使いますがフルサイズのカメラで映すと約1倍と同じ画角になる様に設計されています。決して画が望遠にシフトすることはありません。
![]()
渡邊:だいぶ前のCP+のプロ向け動画エリアで展示を見て、これが一番面白いと思いました。エクステンダーとこのアダプターで約4倍ちょっと絞りファクターが掛かろうとも、光学的にリレーレンズで画質的デメリットが少しあろうとも、ズームの倍率が確保され、使い慣れた操作フィーリングで操作できてめちゃくちゃいいわけです。放送局からすれば、B4マウントズームレンズは山のようにあるのでそれが流用できるメリットは大いにあるはずです。こんなに便利なものはありません。
TFオリジナル商品の裏側(04)−「TF-Flare Adapter」
渡邊:TF-Flare Adapterもマウントアダプターがアクリル製の透明でできている凄いアイデア商品です。光入り放題でめっちゃフレアが入りますね。
TF-Flare Adapterは、アダプターに光が入らないようにテープや手などで透明部分を覆って撮影をします。ちょっと光を入れると、フレアが入る。ミュージックビデオのカメラマンさんがいっぱい使っています。面白いでしょう?
このアダプターは、あるカメラマンさんとの出会いから誕生しました。そのスチルカメラマンさんは、レンズを落下させてしまって弊社に修理にきました。そのレンズは、レンズのコーティングを剥がしてしまって、鏡胴の中身を銀色にして、フレアがいっぱい入るような加工をしていました。
フレアが入るのが面白いことだとわかって、弊社でもレンズを加工することにしました。当初、EFレンズの前部をアクリルにしようと考えましたが、それではそのレンズしか使えません。EFレンズのフランジバックは44mm、Eマウントのフランジバックは19mm。そこでその差を透明にして、いろんなレンズが使えるアダプターを作ることにしました。
![]()
マウントは、PL-EMount変換とEF-EMount変換があります。PLはあまり売れていませんが、ソニーのαシリーズはよく売れています。
![]()
TFオリジナル商品の裏側(05)−「トライポット TF-NOP LONG」
TF-NOP LONGは、全国のテレビ局とか報道のところに必ず一個はいっている三脚アダプターです。最初は、記者会見のカメラマンの方が「人よりも上に出たいから下にイントレ(移動式の足場)を作りたい」という話がきっかけでした。イントレ持っていくなんて駄目、折りたたみでも駄目ということで悩みました。そこで、三脚がさらに高くなるものを考えました。
最初は、雲台を35cm高くする「NOP35」や「NOP40」をリリースしました。すると、2個重ねる人もでてきまして、足が50cmから70cm伸縮する新モデル「NOP LONG」を作りました。これも売れましたね。
50cmの状態
一番高くした70cmの状態。カメラに手が届かなくなるほど、高くできる
こちらは伸縮タイプの脚を利用する「伸びるハイハット」
TFオリジナル商品の裏側(06)−「TF-V Rig」
TF-V Rigは、カメラを横にして縦サイズで撮るリグです。今、縦型の動画広告などもだいぶ見るようになりましたが、僕がはじめに縦型動画の撮影を聞いたのはソニーHDW-F900の2000年頃でした。
ファッションショーを縦型動画で仕上げるのに、横位置で撮って縦位置に切り抜く予定でした。しかし、クライアントの人から「切ると画質が悪くなるし、もったいないので駄目」という話に変わって、カメラ自体を90°倒して撮影という話になりました。そんな要望を実現するためにTF-V Rigを最初に作りましたが、いろんなバージョンに変わっていきました。これが一番新しいバージョンです。
![]()
筆者がTF-V Rigとアストロデザインの8Kカムコーダー「8C-B60A」を使ってファッションショーの縦型動画を撮影したときのセットアップの様子
TFオリジナル商品の裏側(07)−「Holditフレキシブルアーム」
弊社はイルラエル製のNOGAフレキシブルアームの正規代理店になって約10年になります。現場のモニターを支えているのは、ほとんどNOGAのアームです。実はオリジナルは、締めすぎると壊れやすい。そこで、「もっとロックの強いものを」という要望に応えた、NOGAアームのTF-Versionをつくりました。連結部分の面積を大きく広くしまして、ガッチリと支えられるようにしています。固定ロックがよりパワーアップしているので、さらにモニターなどを支えやすくなっています。
![]()
TFオリジナル商品の裏側(08)−「プロ仕様レインウエア」
渡邊:こちらはTFオリジナル商品ではありませんが、すごいよく考えられてできており、昨年のInterBEEでテクニカルフォームのブースで紹介していたもの。肩はもとより、膝にもパットが入っていて痛くないので私も活用させていただいてます。
現在テクニカルファームで採算度外視の超割引プライスで入手可能なのでぜひ入手してほしいミズノ独自の防水透湿素材を使用して作っています。水をはじくし、耐水性もある。凄いお金がかかっています。今なら普通のレインコートより安いですよ。
撮影部の人たちをサポートできる会社を残していきたい
渡邊:最後にテクニカルファームの未来。どのような会社にしていきたいと考えていますか?
![]()
昔の撮影機材のレンタル屋さんは、仕事の終わったカメラマンさん達がよく遊びに来て集まっていました。カメラマンさんのサロンみたいな雰囲気だったのです。その頃のようにカメラマンさんの方たちをバックアップできる会社をずっと残したい。「テクニカルファームに行ったらなんとかなる」という会社になりたい。
1社ぐらい変わった会社があってもいいじゃないですか。メーカーの利益追求ではなく、絶対的に必ずカメラマンさんに信頼される会社。永遠と一社ぐらいあってもいいでしょう。けれど、このやり方は本当に儲からない。儲からないけれども、どうにか潰れずにやってきている。
メンテナンスや特機製作をやっている会社は、必ず一代で終わる。職人が優秀すぎて、次の時代に継承できていない。それは、昔の僕の先輩とか、知っている人もずっとそうでした。テクニカルファームはそんな技術を継承して、今後も撮影部の人たちをサポートし続ける会社になりたいと思っています。
WRITER PROFILE
渡邊聡
1960年5月8日生まれ。東京都世田谷区出身。東放学園専門学校放送広告科卒。スチール、ムービー、テレビの撮影現場を渡り歩き、たどりついた先のポスプロでマネージャーを務めるが、無駄な作業の多さに嫌気がさし、ノンリニアオンリーのポスプロを新たに立ち上げ、番組編集作業の効率化を図り、エバンジェリストとして活躍する。MPTE 日本映画テレビ技術協会会員。
[ Writer :
渡邊聡
]
[ DATE : 2020-09-23 ]
[ TAG : 渡邊聡の映像業界、この人が氣になる]
関連のコラム一覧
![]() |
[渡邊聡の映像業界、この人が氣になる]Vol.03 撮影現場で人気のオリジナル特機を手掛けるMETAL WORK、桝井正美氏に聞く取材:渡邊聡 構成:編集部 オリジナル特機の制作、販売やレンタル行うMETAL WORK 第3回は、テクニカルファームの片岡会長からご紹介頂いたMETAL WORKの桝... 続きを読む |
![]() |
[渡邊聡の映像業界、この人が氣になる]Vol.01 中古中継車販売オンリーワンのVIVID社の中川賢司社長に聞く取材:渡邊聡 構成:編集部 話題のサービスを提供する社長や技術者に聞く 筆者は専門学校卒業後、スチール、ムービー、テレビの撮影現場を渡り歩き、リニアのポスプロのマネージ... 続きを読む |
WRITER PROFILE
渡邊聡
1960年5月8日生まれ。東京都世田谷区出身。東放学園専門学校放送広告科卒。スチール、ムービー、テレビの撮影現場を渡り歩き、たどりついた先のポスプロでマネージャーを務めるが、無駄な作業の多さに嫌気がさし、ノンリニアオンリーのポスプロを新たに立ち上げ、番組編集作業の効率化を図り、エバンジェリストとして活躍する。MPTE 日本映画テレビ技術協会会員。
渡邊聡 のコラム一覧
Writer
![]() |
編集部 PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。 |
![]() |
小寺信良 業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポート。 |
![]() |
raitank アートディレクター。あまたの海外ソースを読み漁ってHDSLRを独学。国内と海外の情報流通の温度差にモーレツな疑問を感じ、最新の情報を自ら日本語で発信するblogを運営中。 |
![]() |
ふるいちやすし 自身で脚本、監督、撮影から編集、音楽までもこなすマルチプレーヤー。 |
![]() |
岡英史 バイクレース及びF3レース参戦など、映像とはかけ離れた経歴を持つ異色ビデオカメラマン |
![]() |
江夏由洋 兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。 |
![]() |
鍋潤太郎 ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。 |
![]() |
林和哉 株式会社フロンティア 映像事業室 室長 プロデューサー・ディレクター。入口から出口まで全てのポジションを守備範囲にしている。最新技術が好物で、各種セミナー活動も豊富。 |
![]() |
江口靖二 江口靖二事務所主宰。現在デジタルサイネージコンソーシアム常務理事などを兼務。 |
![]() |
猿田守一 企業向け動画、番組制作、CM、動画配信、各種ステージ記録など撮影から編集まで行い、地域に根ざした映像制作活動を行っている。 |
![]() |
オースミ ユーカ 映像ディレクター。企画、脚本から演出までジャンルを問わず活動。 |
![]() |
土持幸三 1970年生。鹿児島県出身。俳優を経て渡米。LA市立大卒業・加州立大学ではスピルバーグと同期卒業。帰国後、映画・ドラマの脚本・監督を担当。川崎の小学校で映像講師も務める。 |
![]() |
鈴木佑介 日本大学芸術学部 映画学科"演技"コース卒の映像作家。専門分野は「人を描く」事 。広告の仕事と個人ブランドでのウェディングがメイン。セミナー講師・映像コンサルタントとしても活動中。 |
![]() |
松本敦 映像クリエイター。企業VPからスポーツイベント撮影まで幅広く手がける。アクションカムやドローンなどの特殊ガジェット好き。 |
![]() |
宏哉 タイムコード・ラボ代表。Next-Zero.com管理人。バラエティーから報道や空撮まで幅広い番組撮影をこなすTVカメラマンであり、ダンスイベントからe-ラーニング収録まで請け負う街のビデオ屋さん。イージス艦CICから幼稚園のおゆうぎ会まで、フィールドは問わない。 |
![]() |
手塚一佳 CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。修士(芸術) 博士課程芸術専攻 |
![]() |
荒木泰晴 東京綜合写真専門学校報道写真科卒業後、日本シネセル株式会社撮影部に入社。1983年につくば国際科学技術博覧会のためにプロデューサー就任。以来、大型特殊映像の制作に従事。現在、バンリ映像代表、16mmフィルムトライアルルーム代表。フィルム映画撮影機材を動態保存し、アマチュアに16mmフィルム撮影を無償で教えている。 |
![]() |
ノダタケオ ソーシャルメディアとライブ配信・動画メディアが専門のクリエイター。2010年よりスマホから業務機器(Tricasterなど)まで、さまざまな機材を活用したライブ配信とマルチカメラ収録現場をこなす。 |
![]() |
山本遊子 山本遊子(やまもとゆうこ) フリーランスの映像ディレクター。1999年からテレビ、WEBなど様々なメディアで映像を作り続けている。うぐいすプロ |
![]() |
渡辺健一 映画録音技師/テクニカルライター(ペンネーム:桜風涼)著書「YouTuber/ビデオグラファーのための『完全録音マニュアル』」 |
![]() |
照山明 株式会社ガイプロモーション代表。企業VP制作や撮影業務に力を入れつつ、自社Facebookページでは不定期にコアな映像ネタを発信中。 |
![]() |
千葉孝 収録が3/4テープの撮像管カメラ時代から長きにわたり映像に携わる。カメラマン歴33年。ドキュメンタリーからMV、ドラマ、映画、CMまで様々なジャンルで活動している。最近ではカラリストとしても数々の広告作品に参加。趣味はゲームとバイクと車。日本人で最初のiPhone購入者というのが自慢。 |
![]() |
VISIONGRAPH Inc. イノベーションリサーチに基づいて未来像 {HOPE} をつくる専門会社。様々な領域の未来を予報します。 SXSW Japan Officeも担っています。著書『10年後の働き方』発売中! |
![]() |
小島真也 Blackmagic Design認定トレーナー、写真家、撮影監督。赤坂スタジオを経て、篠山紀信氏に師事。1990年に独立後は雑誌、広告界にて人物、ドキュメンタリーを中心に写真家活動。動画へのきっかけはFinal Cut Studio 5.1を導入し映像編集を始めたこと。商業映画や自主映画では撮影監督として撮影・照明・カラーグレーディングを担当し、TVドラマでは撮影部として参加。 |
![]() |
ダストマン ド田舎暮らしの映像屋。本業はフリーのオンラインエディター、CM多め。趣味で色んな映像の作り方の YouTube【ダストマンTips】を配信している。 |
![]() |
栁下隆之 写真家アシスタント、現像所勤務を経て、撮影機材全般を扱う輸入販売代理店で17年余り勤務の後に、撮影業界に転身。一眼カメラによる撮影を得意し、代理店時代に手がけたSteadicamや、スタビライザー系の撮影が大好物。 |
![]() |
西村真里子 株式会社HEART CATCH代表取締役。国際基督教大学卒。2014年株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。 |
![]() |
長谷川朋子 テレビ業界ジャーナリスト、コラムニスト コンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は海外流通事情。カンヌのTV見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、この分野におけるオーソリティとして活動中。 |
![]() |
高信行秀 ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。 |
![]() |
山下大輔 フリーランスの映像講師。Adobe Community Evangelist。アドビ製品でビデオ編集をどのようにやっていくか日々模索中。FacebookではAfter Effects User Groupの管理人として勉強会なども随時行なっている。 |
![]() |
山本加奈 山本加奈 KANA YAMAMOTO デジタル・フィルム・フェスティバルRESFESTのディレクターを経てウェブマガジンwhite-screen.jpの編集長を務める。2017年11月より映像表現カルチャーを紹介するNEWREELを創設。伊藤ガビン氏とともに編集長を務める。他、海外のクリイティブイベントのプロデュースやインタビューを通して才能の発掘や、業界の意識改革に貢献する。2018年は Motion Plus Design(パリ)のTokyo meet up総合司会や、ILMのDoug Chiangを迎えたTHU(ポルトガル)の東京ギャザリングをプロデュース。 |
![]() |
柏原一仁 リリーヒルワークス代表。銀一株式会社にて映像機器・写真用品のセールス・マーケティングを経て独立。好きな食べ物はからあげ。 |
![]() |
曽我浩太郎 未来予報株式会社 代表取締役・プロジェクトデザイナー。新ビジネスに特化したリサーチ・コンセプトデザイン・コンサルティングを専門に行う。2019年6月SXSW Japan Officeを設立。著書『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』が好評発売中。 |
![]() |
井上晃 映像制作会社「有限会社マキシメデイア」代表、制作プロデューサー&キャメラマン。Facebookグループ「ATEM Tech Labo」、「Grass Valley EDIUS ユーザーグループ」を主催して、ATEMやEDIUSの布教に、日々勤しんでおるでよ。 |
![]() |
石多未知行 クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家。PMAJ代表、東京芸大 非常勤講師。空間演出やプロジェクションマッピングを中心に様々なメディアを使った企画演出を手掛ける。 |
![]() |
奥本宏幸 大阪を拠点にしているフリーランスの映像ディレクター。演出・編集・モーショングラフィックをバランス良くこなす。フィンランドサウナが好きです。のびしろラボ管理人。 |
![]() |
小林譲 イギリスにて大学卒業後、現地の会社にて映像編集を学ぶ。2006年に帰国。大手ポスプロIMAGICAにてテレビ番組を中心に日本のキャリアをスタート。後にドラマ、音楽系、CM系へと活躍の幅を広げる。2017年に独立。オフラインからアートデザインまで、作品の全体パッケージを監修することも多い。 |
![]() |
小林基己 MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。 |
![]() |
染瀬直人 映像作家、写真家、VRコンテンツ・クリエイター。2014年、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、VRコンテンツの作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」を開催。YouTube Space Tokyo 360ビデオインストラクター。Google × YouTube × VR SCOUTの世界的プロジェクト"VR CREATOR LAB”でメンターを、また、デジタルハリウッド大学オンラインスクール「実写VR講座」で講師を勤める。著書に「360度VR動画メイキングワークフロー」(玄光社)など。VRの勉強会「VR未来塾」を主宰。 |
![]() |
安藤幸央 無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。 |
![]() |
高野光太郎 Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。 |
![]() |
ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業 |
![]() |
駿河由知 中央区築地出身。マルチカメラ収録&配信ユニット「LiveNinja」メンバー。2006年より株式会社スタートライン設立。外務省、国連機関、国際NGOなどの国際会議やシンポジウム、企業イベントなどのライブ配信を担当 |
![]() |
山本久之 映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。 |
![]() |
ベン マツナガ 未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる |
![]() |
河尻亨一 1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。 |
![]() |
茂出木謙太郎 株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員 |
![]() |
稲田出 映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。 |
![]() |
小池拓 (有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。 |
![]() |
黒田伴比古 報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。 |
![]() |
ヒラタモトヨシ ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。 |
![]() |
猪蔵 いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。 |
![]() |
須藤高宏 東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。 |
![]() |
林永子 映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。 |
![]() |
ViewingLab 未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る |
![]() |
石川幸宏 20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。 |
![]() |
山下香欧 米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。 |
![]() |
岡田智博 クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。 |
![]() |
萩原正喜 米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。 |
![]() |
坪井昭久 映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。 |
![]() |
しらいあきひこ カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。 |
![]() |
秋山謙一 映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。 |
![]() |
今間俊博 アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。 |
![]() |
金田浩樹 映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。 |
![]() |
伊藤裕美 オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。 |
![]() |
UserReport 業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。 |
![]() |
System5 Labs SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。 |
