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[OnGoing Re:View]Vol.121 アップルのM1プロセッサ搭載MacBook ProをPremiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveで検証

#Apple #OnGoing Re:View #MacBook Pro

2020-12-22 掲載

txt:高信行秀 構成:編集部

M1プロセッサ搭載の新型MacBook Proとインテル版MacBook Proを編集ソフト視点で比較

今回、Apple M1プロセッサを載せた新型MacBook Pro 13インチ(以下:M1 MBP)のレビューを書かせていただくことになった。

この記事が出る頃には既に発売から1ヶ月以上経ち、たくさんの情報が出切った後だと思う。できるだけPRONEWS読者層に向けた視点で紹介していきたいと思う。

「快適さ」を物差しにする場合、「速度」がよく利用されるが、そうするとどうしても「一番速いもの」との比較になりがちだ。しかし、実際のところM1 MBPはハイエンドシステムに比べて迫るものがあったとしても、それ以上に速いものではないことは確かだ。処理速度ももちろんだが、使い勝手となる外部インタフェースの少なさ、実用モニター解像度の大きさを見ても物足りなさがあることは確かだ。

これらを考慮すると、まず評価する目線はこれまでのインテル版M1 MBPと同じところに合わせるべきだと思う。つまり「どこまでハイエンドに近づけられるか?」というより「今の状況がどれだけ良くなるのか?」という目線で見るべきだと思う。今回はそのような視点で記載していきたい。

インテル版MacBook ProとM1プロセッサ搭載の新型MacBook Pro

今回使用するマシンは以下の仕様だ。OSはmacOS Big Sur 11.01。

比較するマシンはMacBook Pro 13インチ2018(以下:Intel MBP)モデル。金額帯としてはちょうど今回評価するM1 MBPの比較にピッタリな構成だ。乗り換えのサイクルとしても合っているだろう。この2つを比較しながらM1 MBPの性能をみていきたい。

今回はmacOSプラットフォームでよく使われるであろうNLE(編集ソフト)の、Adobe Premiere Pro/Apple Final Cut Pro/Blackmagic Design DaVinci Resolveの動作を確認していきたいと思う。

注意点としてはアプリケーションのネイティブ対応に関してだ。Final Cut ProとDaVinci ResolveはM1プロセッサにネイティブ対応しているが、Premiere Proはネイティブ対応していない。つまり処理速度の数値では不利になる。これをあらかじめご理解いただきたい。

Adobe Premiere Pro(14.6)での動作

ご存知の通り、Premiereは現段階(2020年12月17日執筆時)でM1 Macにネイティブ対応ではない。正直、今回の検証対象にするべきか悩んだが、M1 MacでのPremiereの動作が気になる方も多いと考え取り上げた。

現状、Premiere ProはRosetta 2と呼ばれるトランスレーター機能を使ってM1プロセッサで動くように変換されながら動作している。つまり常になんらかの処理が動作しており、Rosetta 2を利用しないネイティブアプリに比べて負担や制限が多いことになる。

しかし、実際M1 MacでPremiere Proを使用してのネガティブな発言は聞こえてこない(まだあまり使われてないだけかもしれない)。少なくともレビュー動画の多いYouTube上では「問題はない」という意見が多くを占めている。実際のところどうなのか確認してみた。

ちなみに今回の検証内容は、主に放送/業務用途向けを想定し、使用されるであろう素材のXDCAM HD 50(Mbps)/H.264の1080/29.97iでの編集、XDCAM HD 50(Mbps)での書き出しを想定している。24P/30P/60Pの結果ならYouTubeなどでたくさん出ているのでそちらを参考にしてほしい。

そして、それらに加えて各環境でできる4Kフォーマットでの書き出しを確認している。

さて、これらの条件を前提に検証した結果、感想だけを先に述べるとM1 MBPでのPremiere Proを使ったそれらの編集は「微妙に厳しい」と感じる。メリット/デメリットを差し引きしての感想だ。

まずはわかりやすい比較として、書き出しのレンダリング時間を計測した。結果、負荷の少ないHD編集時、XDCAM HD 50素材をXDCAM HD 50のシーケンス上で編集しての書き出しは、Intel機に比べて同等なパフォーマンスを出している。ただし、なぜかH.264の差材をXDCAM HD 50のシーケンス上で編集してXDCAM HD 50で書き出す場合、約2.5倍の時間がかかる。

一方で、負荷の大きい4K環境での書き出しはM1での書き出しが上回ることとなった。

https://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2020/12/ong119_M1mac_04_pr_bench-dai.png

※画像をクリックすると拡大します

編集中の動作に関しては、編集中のリアルタイム処理性能は、比較しているIntel MBPに比べて性能が良い印象をもつ。複数枚の静止画を乗せてのアニメーションなどにおいても明らかにIntel MBPより高い処理性能をもつ。これらのパフォーマンスに関しては好印象を持つ方も多いだろう。再生パフォーマンスが良いのに書き出し速度が遅いというのは、不自然な感じではあるが、そのあたりの処理の介入具合がネイティブアプリとの違いなのだろう。

■1080/29.97i XDCAM HD 50シーケンス上でのリアルタイムパフォーマンスの限界(フル画質)

  • Intel MBP Lumetori+静止画1枚+エッセンシャルグラフィックス1枚
  • M1 MBP Lumetori+静止画5枚(以上)+エッセンシャルグラフィックス4枚(以上)

ただし、編集中の動作に問題がないわけではない。試用した環境だけかもしれないが、気になるのは再生レスポンスだ。

再生/停止は編集中に最も多い動作だが、この再生開始時にラグを感じることが多々ある。ラグの時間にして15~20フレほどか。必ずしもではないが発生する確率は高い(同じカット内なら発生しない)。カットタイミングを決める停止でないことが幸いだが、これにストレスを感じるエディターも多いかもしれない。この症状は同じプロジェクトを使ったIntel MBPでは発生しない。このあたりがRosetta 2を使うことでの制限が発生しているのかもしれない。このテストでは、1080/29.97i XDCAM HD 50のシーケンス上でXDCAM HD 50/H.264の素材で確認を行なった。

ただし、これらの問題はM1プロセッサへの対応となることで解決、そして加速していくことだろう。M1チップへの早くの対応が望まれる。

Final Cut Pro(10.5.0)での動作

アップル製アプリであるFinal Cut ProはM1 Macの出荷時と同時に公開された。出荷されたバージョンは10.5となり、バージョン識別としてはメジャーアップデートとなる。そして10.x系としてはこれまで続いた「Final Cut Pro X」から「X」が外れ「Final Cut Pro」となった。これはmacOSが10.x系から11.x系に移ったことで「10=X」の表示がアップルとしての見せ方にそぐわなくなったのが大きな理由だろう。

さて、実際の動作を確認すると、全てが快速になったという印象。元々Final Cut Pro Xの時代から動作の機敏さは定評があったが、そこに磨きがかかったようにキビキビと動作する。レンダリング速度のベンチマークを見ても速度の向上が見られる。

また、アップル社のWebページでM1プロセッサのNural Engineを紹介する文章に出てくる「リフレーム」(=スマート適合)のパフォーマンスはIntel MBPに比べて3.3倍のパフォーマンスを出す。

さらに速度向上が実感できる例としては、タイムラインのレスポンス。Final Cut Proには「複合クリップ」と呼ばれる複数のクリップ構成を1つのクリップとしてまとめる機能がある。他の用語としては「ネスト」「プリコンポーズ」と呼ばれるものだ。

この機能は便利なため多用しがちだが、問題としては複合して複雑になる分、オーディオ波形の生成(Final Cut Proはオンタイムに表示範囲の波形生成処理をする)に負担が出てきてしまう。操作が止まるような問題ではないが、オーディオ波形が見えない時間が長くなるとフラストレーションが溜まることは確かだ。M1 MBPの環境においてはその処理速度からこの辺りも快適でフラストレーションが溜まることはない。

その他のパフォーマンス確認においては、先日のM1 Macの発表会でも使用された8K素材のデータを使って動作の確認を行った。

8K(7680×4320)/23.98fps ProRes 422HQのデータがタイムラインに並び、その上にMotionで作成されたアニメーションをもったタイトルが重なる編集内容をコマ落ちなく再生する。しかもプロキシでもなく最高品質の「品質優先」でだ。かなりの驚きだ。

ただし、全てを褒め称えるつもりはない。苦言をいえば、Final Cut Pro自体は以前10.4.x系から機能として更新されたものはほぼない。大きな目玉ではあるM1への対応は果たしているが、それ以外に大きな進化はない。「10.5」という大きなメジャーバージョンアップデートではあるが、内容的には10.4.11と言っていい内容だ。おそらく今回のバージョンナンバーは機能的なものより前述の理由によるものがおおきいのだろう。

Final Cut Proは依然として他のNLEに影響を与え、そしてmacOSプラットフォームにおいてプロアプリとしての指標となるべきものだ。それならば、さらなる進化を望みたい。せめてM1プロセッサの魅力を存分に感じさせてくれる「アップルらしい」機能追加などを望む。

DaVinci Resolve(17.1 b3~b4)での動作

M1 Macが発表されたときにM1 Mac自体に驚かされたことはもちろんだが、もう1つ驚かされたのは、DaVinci ResolveのM1 Mac対応の発表だった。しかもRosetta 2での動作ではなく、M1ネイティブで動作するものを用意したことだ。

このあたりは、WWDCのセッションにおいてその技術利用例アプリとして紹介されるなど、最近はFCPに変わってアップルのテクノロジーを体現する立場になったと思わせるDaVinci Resolveの面目躍如といった感じだろうか。

さて、実際の動作を確認すると、FCPの時と同じになるが全てが快速になったという感じだ。書き出しのベンチマークを見ていただくとわかると思うが処理系に関しては基本的にほとんどの処理において、従来のIntel MBP以上の性能をだす(レンダリングベンチマーク)。

https://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2020/12/ong119_M1mac_09_DR_bench.png

※画像をクリックすると拡大します

例えばM1 MBPでは、iPhone 12 miniで撮影されたHEVCデータ(10bit HLG 24fps)をコマ落ちせずに再生し、さらに「カラー」ページで、プライマリーカラー調整+PowerWindow(トラッキング+プライマリーカラー調整付き)+Qualifier(+プライマリーカラー調整付き)を重ねてもコマ落ちはしない。Intel MBPでは何も編集していない状態でも再生はコマ落ちするのにだ。

その他に確認した内容として、DaVinci Resolveには先のバージョンからAI技術を利用する機能が搭載されており、Ver17においては自動的にマスク範囲が追従する「MagicMask」機能が搭載されている。M1プロセッサには機械学習向けの「Neural Engine」が搭載されている。もしDaVinci Resolveがこれに対応しているのなら、速度向上が見られるはずだ。

結果をみると、Intel MBPを凌駕する結果になっているが、正直この結果ではM1のNeural Engineに対応しているかは判断できない。なぜならシステム構成は違うが、RX5700XTをのせたものの処理ではM1 MBPの2.5倍近い速度で処理するのだ。個人的な見解としては、これはNeural Engineの処理ではなくM1プロセッサのGPU性能が活かされただけでNeurl Engineのものではないと感じている。調べた限りではこの件に関してのBlackmagic Design社の公式な見解はない。

このように順当にM1 Macに対応しているDaVinci Resolveだが、注意すべきこともある。今回テストはVer17.1b3~b4で行った。つまりまだM1 Macに対応したバージョンはベータバージョンのものしかない。インテル版のVer17.0を含め DaVinci Resolve 17はあくまでもまだベータステージなのだ。個人的にはまだ業務用途に使うことは推奨できないと感じている。

実際、テスト中も不意に強制終了したことも何度かあった。もっと現実的な問題としては私の環境だけかもしれないが、一部のフォーマットで選択項目として表示されないものもあった(Rosetta 2を利用しての17.0では表示される)。業務用途として使用する場合は、これらの点に注意されたい。

RAWでの対応

各種RAWデータにおいてRAWのデコーダーエンジンもM1プロセッサへの対応が関係するようだ。ProRes RAWに関してはアップルプロダクトだけに既に対応していることが想像できる(確証はない)。.brawに関してはBlackmagic Design社から「Blackmagic RAW 2.1 ベータ1」が提供されており、M1 MacにおいてDaVinci Resolve以外の環境(Adobe Premiere Pro / Avid Media Composer)でも.brawが利用できるようになっている。これらをつかって検証してみた。

■DaVinci Resolveでの.braw(4096×2160 23,976fps)再生

Intel MBPではコマ落ちなしの再生はできなかったが、M1 MBPではコマ落ちなしの再生が可能だ。さらにスケーリングエフェクトを与えてもコマ落ちはしなかった。

■Premiere Proでの.braw(4096×2160 23,976fps)再生

M1 MBPでも残念ながらコマ落ちなしの再生は不可能だった。ただし見るからにM1 MBPの方が再生パフォーマンスはよかった。参考までに30秒の再生において、

  • M1 MBPのコマ落ち数は27フレーム
  • Intel MBPで261フレーム

だった。ちなみに両者とも1/2再生であればコマ落ちなしに再生できる。

■Final Cut ProでのProRes RAW(5888×3312 29.97fps)再生

M1 MBP では「品質優先」でコマ落ちなしの再生が可能、Intel MBPでは「品質優先」ではコマ落ちする。「パフォーマンス優先」ではコマ落ちなしで再生できた。

バッテリーでの使用について

ノートブック型PCであるMBPは、バッテリーによってモバイルでの作業ができることがメリットの1つだ。ただし、バッテリー運用の場合、バッテリー消費を抑えるために自動的に性能を抑えられるのが一般的だ。

実際、Intel MBPでもそれは行われている。それではM1 MBPはどうだろうか?検証の結果、パフォーマンスの差は誤差範囲の違いになった。つまりAC接続時と変わらない性能をバッテリー運用時も得られることがわかった。これはモバイルでの編集が多い方にはとても魅力的だ。

各社のM1 Mac対応

気になるのはその他の各社の対応だ。他の編集ソフト、プラグイン、ハードウェアドライバーをわかる範囲でいくつか国内窓口に問い合わせて確認したが、残念ながら、問い合わせ先にもまだ情報がない場合がほとんどで、リストにまとめることもできない状況だった。

その中で現在確認できるものとして押さえておきたいのは、Blackmagic Design社がDesktop Video V12でベータながらビデオインターフェースの対応を始めていることだ。これはビデオ制作者としては頼もしい限りだ。ただし、注意も必要で、対応するものは現行製品だけであり、過去の製品には対応しないそうだ。手持ちのハードウェアで使用予定なら確認が必要だ。

同ドライバーを使って短時間ではあるが、Premiere ProでのHDCAMへの書き込みのチェックなどを行ったが、基本的な動作はできた。フレーム精度に関して、テスト中は大丈夫だったが、そこはこのテスト構成からご理解いただける通りで確実な結果として明言できるものではない。

そして、なかなか状況が分かりにくいのはプラグイン製品だ。通常のアプリケーションならRosetta 2を利用することができるがプラグインに関しては必ずしもそうではないようだ。

例えばFinal Cut Pro用のプラグインを提供する大手、MotionVFX社の製品においては、順次対応を進めているが、全てが対応できていないのが現状だ。その対応できていないものを見てみると、他社ライセンスのコンポーネントを使っていると思われるもので、この部分での対応に時間をとっているように感じられる。

アドビ系ではホストアプリケーション(ここではPremiere Pro)がM1 Mac対応していないことが前提にあるため、非対応をという扱いになっている。その他にもオーディオプラグインなど対応の確認は多岐にわたる。プラグインを使われている方は注意が必要だ。

M1 MacBook Pro 13インチモデルへの評価

テストを終え、今回試用させていただいたM1 MacBook Proへの評価を述べたい。

総じて、とても好印象だ。これは旧機種のMacBook Pro 13 2018モデルを常用している立場での印象だ。これまで述べたような速度的なメリットはもちろんだが、キーボードも格段に打ちやすくなった。そして散々言われることだが、熱をあまり持たないことも大きい。使用しているとファンの音はもちろんなのだが、熱にどれだけストレスを感じていたのかが分かった。サーマルスロットリングの心配も少ない。

さらに感心させられたのは、先に述べたようにバッテリー使用時とAC電源使用時にパフォーマンスの差がないことだ。

一方で不満な点としては、やはりThunderbolt/USB4ポートの数とモニターサイズだ。ポート数は多機能USB-Cハブである程度はカバーできるが、それでも構成をイメージするとギリギリという感じに思う。繋げることはできても帯域的に効率よく使用することが難しい場合もあると思う。

そして、モニターサイズの小ささも気になる。13インチモデルなので当たり前なのだが、これは皮肉なことにM1 MBPの処理速度が速いが故に尚更感じる部分だ。処理速度が速いためにこれまで以上のものまで作業したくなる。DaVinci Resolveなんてその最たる例だ。このような場合に標準で用意されている解像度の設定では狭く感じてしまう。

それ以外に気になる部分

ベンチマークを計測した数値を見ると気になる傾向があった。それはM1 MBPにおいて速度変化したクリップの書き出し速度が妙に遅いことだ。しかもこれはいずれのNLEでも見られる傾向だった。

例えばFinal Cut ProとDaVinci Resolveでの速度変化をしていないクリップの書き出しはIntelに比べて速いのだが、クリップに速度変化を与えて書き出すとその立場が逆転する。Premiereの場合はより遅くなるという感じだ。これもM1プロセッサに伴う現状の特徴なのかもしれない。

その他に気になる点は、USB接続時のSSDのパフォーマンスだ。これは別のメディアでも取り上げられていたものを見たことがあるが、私も体験することになった。接続は安定しているのだが、転送速度が20%近くインテル版に比べて落ちる傾向がある。接続はUSB-C to SATA接続(10Gb)ケースで行った。念のため変換チップが異なる2種類のメーカーのケースを試したのだが、数値こそ違うが同じような結果となった。

ベンチマークしたアプリは「AmorphousDiskMark」を使用。AmorphousDiskMarkはIntel/M1のそれぞれにネイティブで動作するベンチマークアプリだ。一応、各プラットフォームごとにアプリでの計測結果が違う可能性を考え、念のため手動でのコピー速度を計測したが、同様の傾向であった。

まとめ

先述の通り、M1 MBPには総じて好印象を持っている。販売が好調なのも理解できる。では今の環境から乗り換えるべきかと言われると、いろいろ考慮すべきことがある。まず、使用する編集ソフトで考えれば、Final Cut Proをお使いの方にはお勧めできる。そしてDaVinci Resolveの場合は今使用されている環境のGPU性能による。現在iGPUで使用されているなら間違いなくお勧めだ。

一方、Premiere Proを使われている方は、急ぐ必要はないと思う。もちろん、バージョンアップでのM1対応を見越して先に乗り換えるのも良いと思う。今回は話題となっているM1 MacBook Proを使用していろいろ検証させていただいた。噂どおりのパフォーマンスを確認できたり、意外な点も確認できた。いずれにせよ、出荷されてまだ1ヶ月ほどしか経っていない状況で今の状況は素晴らしい限りだ。

今後、対応ソフトが増えたりバージョンアップによって、よりM1プロセッサへの最適化が進み、より快適になっていくだろう。これからの展開も楽しみたいと思う。


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高信行秀 ターミガンデザインズ代表。メーカーや代理店などの依頼でトレーニングや技術解説、マニュアルなどのドキュメント作成など、テクニカルに関しての裏方を務める。知られていない製品の魅力を伝えることが好きで、色々と仕掛けることを趣味にする。


[ Writer : 高信行秀 ]
[ DATE : 2020-12-22 ]
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いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。
須藤高宏
東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。
林永子
映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。
ViewingLab
未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る
石川幸宏
20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。
山下香欧
米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。
岡田智博
クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。
萩原正喜
米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。
坪井昭久
映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。
しらいあきひこ
カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。
秋山謙一
映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。
今間俊博
アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。
金田浩樹
映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。
伊藤裕美
オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。
UserReport
業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。
System5 Labs
SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。
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