txt:手塚一佳 構成:編集部

世の中に「プロ」と名前のつく機材は多い。ご多分に漏れず、本稿を掲載させていただいている本誌もガチの業務用映像機材誌であるために「"PRO"NEWS」誌という名前だ。しかしこの「プロ」名称の大半は「なんか凄いぞ」程度の意味で、本当の意味でのプロ用=業務用である事はなかなかに少ないようだ。映像業務用Web専門誌である本誌は貴重な例外の1つであると言えるだろう。

そんな中、本誌同様の本当の「プロ」向けの機材が業界に投入された。しかもこれがなんと「プロ」という名称が氾濫しまくるスマートフォン(スマホ)の中での本物のプロ機材だ。今回、このプロ業務スマホ「Xperia PRO」の導入をしてみたので、例によって例のごとく自腹購入でのメーカー無配慮の本音記事をお送りしたいと思う。

なお、SONYのカメラとの連携についてはどうせ他の人がやると思うので、筆者はあくまでも通常のワークフローにこのXperia PROをぶち込んでみる事とした。当然、使うカメラは筆者が通常使いのマルチロールカメラ「Leica SL2-S」と、SIGMAのIシリーズレンズ「SIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary」である。

ガチのプロ用映像業務スマホXperia PRO爆誕

Xperiaシリーズのスマホは映像の世界では極めてメジャーだ。世界的に見たら比較的シェアが少ないスマホではあるそうだが、日本の映像の世界では、iPhoneに続いて2番目に使われているスマホではないだろうか。

Xperiaシリーズの最新型である「Xperia 1 II(マークツー)」は、単に画面が綺麗で性能が良いと言うだけでなく、USB HDMI変換アダプター経由でのUSB-C端子からのHDMI出力に対応していることから、変換での色の不安はあるものの、カメラのサブモニターとしての利用もできる。付属の3眼カメラはレンズ切り替え時にブラックアウトしてしまうため動画用としてはいまいちなものの、画質は確かであり、サブカメラとしても活躍が期待できる。

そして、この「Xperia 1 II」のプロフェッショナル向けカスタマイズ機が、今回導入したXperia PROとなる。

Xperia PRO。箱は極めてシンプルだ。写真が簡素なのは、後述のようにこの後大パニックになったためなのでご容赦を

Xperia PROは、次世代通信5G(ミリ波までフル対応)、高速CPU Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform、内部メモリ12GB、SSD512GB、4000mAhの大容量バッテリー対応の水平3840画素×垂直1644画素の4Kディスプレイ画素をもつ、スマホとしても2021年初頭現在国際規格最上位に位置する性能を持つ。

さらにXperia PRO最大の特徴として、一台一台SONYのマスターモニターに準拠して色味調整がなされたモニタを持ち、ミニモニターとして使える性能を持つことが挙げられる。また、外部からのHDMI入力端子を有しており、外部から直接のHDMI入力が可能となっている。これによりカメラやPC、映像機器類からの映像入力ができる。言うならば、スマホの形をした5Gミリ波通信4K業務モニターがXperia PROなのだ。

外見は、Xperia 1 IIに外周アンテナがついてケースが樹脂製になっただけだが、とてもごつい。Xperia PROのマークが最大の違い

お値段は税込みで約25万円弱。業務機としては標準的な価格だが、スマホとしてはとんでもなく高額だ。今回は果たしてその金額の価値があるのかどうかをしっかりと検証してみたい。

いきなり回線で四苦八苦

さてXperia PROを導入し、開封してから数分で、いきなりつまずくことになった。事前にメインで使っているキャリアのSoftBankにチャットと電話で2回にわたって相談をして、SIMカードの交換だけでXperia PROが問題無く使えるという説明を受けていたのだが、これが全くのでたらめだったのだ。

このため、Xperia PROは非常電話以外は一切使えない文鎮と化してしまった。取り急ぎ地元のSoftBank店舗に相談するものの、SIMフリー機に対応可能なのは全国に6店舗しかないSoftBank直営店だけということで、その日の予定を全てキャンセルし、コロナ禍の中、厳重にマスクと消毒部材を整え、銀座まで車を飛ばした。

地元店の指示で、SoftBank旗艦店である銀座店に詳細な説明を送ってから行ったものの、対応のお姉さんからは「他社端末」を連呼され、仕舞いには「カバーを外してください!(おそらく5G外周アンテナをカバーと思い込んだと思われ、はずそうとしたのか爪まで立てられてしまった)」とか「SIMフリーなら普通はY!モバイルを使います!」などと、Xperia 1 IIの海外版に変なケースを接着しておかしなことを気取っているのだろうという疑いを拭えずに冷遇を受けるはめになった。

機種説明も聞いてもらえず、どうしたものかと思う中、頭を必死に下げて3300円を支払って(F)SIMと呼ばれるSIMフリー専用SIMに変えてもらい、ようやくなんとか4G回線でネットはできるようになった。

しかし喜びもつかの間、結局、翌日になってどんなアクセスポイントを使っても留守電機能やMMS機能が機能して居ない事が判明し、方々から叱られまくり、急遽回線変更を決意することになった(ちなみに言うまでも無くY!モバイルは、5G対応予定がない上にデータ量制限が厳しいので変えてもまったく意味が無い。

むしろ遅いくせにXperia PROの膨大なデータ量で極めて高くつくことになる。申し訳ないがこういう事一つ一つにSoftBankスタッフの知識不足が現れてしまっている)。しかも機能不全に気がついて元に戻そうとしても、(F)SIMに変えてしまったために元のXperia 1に戻れないというケチまでついた。

SoftBankのSIMフリー専用(F)SIMは3300円もしたが、あまり意味が無かった

そこで、今度はdocomoに連絡を取って回線変更を申し込んだものの、コロナ禍のために予約は満席で、地元の何の変哲も無いスーパー併設店で、緊急のキャンセル待ち扱いでの待機交換と相成った。旗艦店どころかただのスーパー店内にも関わらず、docomoはさすがの対応だった。

1時間の店外キャンセル待ちの後、無事に店舗に呼ばれ、窓口の知識豊富なお姉さんに2時間がかりで入念にセッティングを満了してもらえ、無事5G回線まで使用できることが確定し、メールや留守電の機能も確認してからの使用開始となった。無論、docomo回線切り替え後はフル機能が使えており、全く問題がない。

docomoが救いの神だった。音信不通2日の後、ようやく全機能使えるようになった。現代社会で2日間スマホが使えないというのはかなりの社会的なダメージを受けることを実感した。こうならないようにSoftBankには事前に相談をしていたのだが…

このように、Xperia PROは現状ではSoftBankでは使い物にならず、docomoでは5G(Sub6)まできちんと使えた(携帯網のミリ波は試せてない。またauは地域の電波の問題で試していない)。とは言え、スマホとしてSoftBankのSMSとMMSの融合環境に慣れきっていたので、着信に間があり写真送付サイズが限られるdocomo特有のMMSに大変に苦痛がある。

また、海外利用はSoftBankがずば抜けているので、その点が、毎月5万円の海外利用料制限と海外現地から別の海外への通話ができない第三国通話規制のあるdocomoでは極めて不安だ。筆者は海外受発注を柱とする映像業務が多いので、コロナ禍が終われば数カ国を移動しつつ一ヶ月くらいは海外にいるのが当たり前の生活に戻ると考えられる。それまでになんとかしたい部分ではある。

ただ、やはり国内容量無制限のdocomo回線には安心感が高い。回線も安定していてどこでも使えるのには感動する。なによりも旗艦店どころか、地元のスーパーの店内併設店ですらいちいちちゃんと調べ物をしてから返答をする、完璧な対応をしてもらえるというのは安心だ。

また4月1日からは、docomoでは、5G対応の安価な使い放題料金パッケージも登場するという。このように11年半愛用してきたSoftBank回線にはどうしても出遅れ感が拭えないが、映像や仕事のプロ用に特化して成長してきたSoftBankさんだけに、早期の対応改善に期待したい。

IEEE 802.11acやaxなどのWi-Fiの5GHz帯ミリ波だと超高速通信の一端が味わえる

もちろんWi-Fiでもその速さは、味わえる。IEEE 802.11acやaxなどの5GHz帯のWi-Fiに接続すると、画面上部のWi-Fi表示に「5」の文字が現れ、超高速度通信が可能となるのだ。専用線からのWi-Fi接続では、なんと460Mbpsを叩き出した。念のため、Wi-Fi通信と、モバイル通信の5Gは別のものある。

旧来のWi-Fi(IEEE 802.11n)だとせいぜい180Mbpsも出れば十分という環境だったので、この速度はうれしい。正直、アンテナが金属筐体内に一つしかついていないことが多いノートPCよりも高速なWi-Fi接続ができていて、かなりの感動がある。なお、5G(Sub6)だと、70Mbpsであった。これでも驚異的に早いので、当面はこれでも便利に使えそうだ。

5G(Sub6)でも結構早い。4G LTE回線だと15Mbpsくらいの地域で、70Mbpsを叩き出した

以上のように、筆者は、キャリア選択はとりあえずdocomo回線で5G契約をして、Wi-Fiで積極的に5GHz帯接続をすることで通信速度を稼ぐようにした。おそらくこれが2021年初頭のXperia PROの最適解の一つだろう。


映像業務機材としての利用

さて、こうしてようやく動くようになったXperia PRO。早速スマホとしてだけでは無く、業務機材として使用してみた。

まずは、その美麗な調整済み業務モニタ性能を生かすために、Leicaの公式アプリである「Leica Fotos」から「Leica SL2-S」をコントロールしてみた。これによって、業務モニタレベルでの正確性を持って色味を見ることができるため、安心感がある。とはいえ、今はLUTに対応していないし波形モニターも出ないが、この部分は、ファームアップで改善されることを期待したい。

Leica Fotosの画面も業務レベルで正確なのは助かる。将来的にLUTに対応してくれれば最高だ

また元々社内で配布していた旧機種「Xperia 1」をこのXperia PROにあわせて「ホワイトバランス」機能からキャリブレーションし、業務モニタとして最低限使える程度の色を回復させた。

旧機種Xperia 1もホワイトバランス機能で色味を合わせ、業務モニタとして復活させた。要するにこのXperia PROがリファレンスモニタになるのだ

有機EL液晶はとにかく黄ばみやすいので、こうしたキャリブレーションは必須となる。Xperia PRO自身も、半年程度以上使ったら、自社の業務モニタに色味を合わせてキャリブレーションしてゆく必要があるだろう。

続いて弊社の標準カメラである「Leica SL2-S」にHDMI接続して、様子を見てみた。最初はHDMIからの画像が上下反転してしまって焦ったが、画面をタップすることで手動での180度回転ができるので安心だ。

Leica SL2-Sとの組み合わせは無事に機能した
180度回転機能で上下反転を解消できる。これを見つけるまでかなり焦った。ちなみに後述するが、現状のファームではXperia PROはDCI4K 24Pに未対応で、HDモニターになってしまっている

前述の通り、LUTが無い状況で、波形もない状態(将来ファーウェアアップデート予定を希望!)なので、気休め程度のモニターだが、それでも例えば少人数撮影での演者返しモニターとか、狭い車内撮影でのサブモニターとかには便利に使えた。

作業手元を撮すときに、返しモニターとして大変に便利だ
狭い車内撮影などではサブモニターとして活躍する

SONY α以外の他社カメラでは心配だったが、愛用のLeica SL2-Sでもさくっと出力された。こういう使い方ができるのは、実用でもかなり便利だといえるだろう。また、スマホ特有の操作にも対応しており、ピントを見たい部分を直感的につまんで拡大できるのもこのXperia PROの大きな魅力だ。特に、カメラ本体で指示しているフォーカス位置以外の拡大ができるが、演出上大きなメリットとなる。元の全体表示にはダブルタップで一瞬で戻り、大変に使い勝手がいい。

HDMI入力は、ピンチ操作で拡大ができる。カメラ本体のフォーカス位置とは別の部分の拡大ができるので、大変に便利だ

また、付属の写真撮影ソフト「Photography Pro」や映像撮影ソフト「Cinematography Pro」が大変に使い勝手が良い。特にPhotography Proはシャッターボタン半押しでのフォーカスにも対応しており、まるでコンパクトデジタルカメラのように本機を使うことができる。また、今までは内部収録の問題で実用的とは言えなかったCinematography Proも、内蔵SSDが512GBある本機の登場によって、ようやく実用的という事ができるだろう。

Android携帯の仕様上、外部microSDの安定速度がせいぜい20Mb/s程度に制限されてしまっているため、高品位な4K撮影では内蔵SD収録が必須となってしまう。しかし今までは、狭い内蔵SSDに収録するのはあまりに現実的では無かったのだが、本機の登場によって、その点は大幅に改善されたと言える。

付属の写真撮影ソフトPhotography Proはシャッターボタン半押しに対応していて大変使い勝手がいい。というか、この高品位モニターのコンデジと言うだけで価値がある
Cinematography ProはようやくこのXperia PROで実用に達した。とはいえ、撮影中のレンズ切り替えができないのは困るので、次の「Xperia PRO II」では改善を強く求めたい

ファームはまだまだ未完成

さて、ここまで褒めちぎってきた本機Xperia PROだが、じゃあ今すぐ業務ど真ん中でバリバリ使えるかというと、そこはさすがに疑問符が付く。

まず、前述の通り、LUTが当たらない。そのため通常の撮影では色味が見えない。これはせっかく業務カラーに合わせた意味が薄くなってしまう。続いて、現状では波形モニターがない。せめて波形モニターがあればLog映像でも大体の状況がわかるのに、波形もないから本当に絵が基準に入っているのかがわからない。

さらに、HDMI入力そのものがまだ未完成で、肝心のDCI4K 24PではHDモニターとして機能してしまっている。XperiaはDCI(4096×2160)は対応していないため、カメラ側でのなんらかの対応(解像度を落として出力等)をしていたのかもしれないが…。とはいえ、とりあえずHDで表示されたのは良かった。

また、HDMIからの映像の内部収録ができないのも気になるところだ。もちろんAndroid携帯の仕様上microSDへの直接収録が困難なのは重々承知しているが、一度内部SSDにバッファするなどで内部収録する方法があれば、ぜひ実現して欲しい。

もう一つ欲を言えば、キャリブレーションサービスはSONYストアの店頭なりで受け付けて欲しいところだ。Xperia PROに採用されている有機ELはその性質上確実に時間経過で色が変化するため、この辺のサポートはどうしても欲しい。自社モニタで目で合わせるのには、どうしても限度がある。

 
見ての通り、DCI4K 24PではHDの表示になってしまっている

総じて、本機Xperia PROはまだまだ未完成なので、本機の業務使用には、現状でもまあそうした用途は不可能ではないが、できれば今後のファームアップを待ってから再度評価を行いたいところだ。それまでは、困ったときの臨時モニター的使用や、超絶液晶の綺麗なコンパクトデジカメとしても十分に活躍するだろう。

丈夫さもテストするハメになりましたが大丈夫でした(Xperia PROは)

さて、最後に本機Xperia PROの大きな特徴について触れなければいけない。それは、本機の丈夫さ、耐久性能である。

ベース機であるXperia 1 IIでは、背面にガラスを使っていたためカバーを付けることが必須であったが、本機Xperia PROでは5ミリ波アンテナを付ける必要上、本体の材質はプラスチックであり、またカバーを付けることは推奨されない。

となると、25万円弱もする高額なスマホを裸のまま手で持って運用する事になるのだが、これには猛烈な不安がある…というか、正直に言うと、やらかした。洗顔の為に胸ポケットに入れようとして、思いっきり手を滑らせて、洗面台の堅い床に1.2メートルほどの高さから落としてしまったのだ。本機はソニーストアの保険がきかない機種なので、落とした瞬間、目の前が暗くなり、大きな札束が飛んでいったような気がしたものだ。

しかし実際には、落とした本機は全くの無傷であり、むしろ、堅いエポキシ樹脂でカバーされた床の方が陥没していた。

Xperia PROはカバーが付けられない上に保険も適用外なので、落とした瞬間目の前が真っ暗になったが、壊れたのは我が家の床の方だった

本機Xperia PROの外装の材質は非公開だが、おそらくは手触りからするとザイテルか何かのナイロン系のエンジニアリングプラスチック製であると思われる。床材はエポキシ樹脂で表面を固めてあるのにもかかわらずXperia PROには傷一つ無いことから、少なくともエポキシ樹脂よりも高硬度な材質、すなわちエンジニアリングプラスチック製であることは間違いが無い。

こうした機材外装を丈夫にしたいと意図した時、多くのメーカーはポリカーボネート材料を使いがちだが、ポリカーボネートは成形性と接着性が悪い上に温度変化に弱く、また衝撃で割れやすい性質があるため、本機においてナイロン系のエンジニアリングプラスチックを選択したのは大正解と言えるだろう。

おかげで、この派手な落下にもかかわらず、Xperia PROは一切壊れずに普通に運用することができている。本当に良かった。落下のマネをしてはいけないが、大変に耐久性も高いスマートフォンであると言えるだろう。

液晶面に全面吸着ガラスを、背面にリングを取り付け、リングには落下防止のネックストラップを付けた。写真はもちろん落下事故の後の機体だが、見ての通り本機には傷一つ無い

機材の扱いが粗いことには定評のある筆者も、さすがに裸のまま運用を続けるのは怖すぎるので、5G外周アンテナと干渉しない液晶面には全面吸着のガラスフィルムを貼り、本体背面には落下防止の薄いスマホリングを取り付け、そこにネックストラップをかけることとした。とにかく5G外周アンテナを阻害しないような落下防止の工夫が必要な機種であると言えるだろう。

…ところで床はどうしよう?

価格相応のXperia PRO

以上、簡単に1週間使ってみての感想だが、いろいろと癖のある、まだまだ発展途上の機材だと言う事ができる。反面、5Gや、Wi-Fiの5GHz帯で超高速通信ができる業務用画質のモニタ端末というのは一つの夢の機材であり、ファームアップも予告されているところから、大いに期待していいだろう。特に、ネット動画やゲーム制作、海外との連携制作では大いに活躍が期待できる機材だ。

さて、冒頭の疑問にここで回答をしたい。果たして本機Xperia PROは、その25万円弱という金額の価値があるのだろうか?これについては、明確に「その価値がある」と答えることができるだろう。もちろんもう少し安いと数を導入できるためありがたいが、本機一台を旗艦として現場に入れて、他のスタッフにはXperia 1 IIとUSB-HDMI変換ケーブルを配って、本機をリファレンスとしてチーム全体のスマホをミニモニターとしてキャリブレーションする、という手も使えるだろう。映像の現場に一つあると本当に便利な機材だと言える。

とはいえ、繰り返すとおり、どこまで高い価値が見込めるかというのは今後のファームアップ次第のところはある。我々映像業界人がついに手にした「常時持ち運べる業務モニター」のその価値を、ぜひとも見守っていきたい。

WRITER PROFILE

手塚一佳

デジタル映像集団アイラ・ラボラトリ代表取締役社長。CGや映像合成と、何故か鍛造刃物、釣具、漆工芸が専門。芸術博士課程。