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  7. Vol.02 民放キー局深夜ドラマ撮影にソニーα7S IIIを選んだ理由[シネマトグラファー小林基己の視点]
Column

Vol.02 民放キー局深夜ドラマ撮影にソニーα7S IIIを選んだ理由

2021-04-06 掲載

小林基己の視点メイン写真

txt:小林基己 構成:編集部

ソニーα7S IIIの魅力を開発者に聞く

2020年11月の話になりますが、民放キー局オンエアの深夜ドラマをソニーα7S IIIで撮影する機会に恵まれました。今回、α7S III選択した理由はいくつかあって、オートフォーカスの性能の高さ、高感度での高画質、コンパクトさ、この3点が決定の理由でした。

このドラマの企画が始まる直前にPRONEWSのα7S IIIレビュー記事でデモ機を使用し、渋谷の夜を舞台に複数のキャストに協力してもらいながらショートフィルムを撮影しました。その時のAF性能と高感度の画質の高さに手応えを感じ、今まで鬼門とされてきたドラマ撮影にAFを使用する勇気をもらいました。

シネマトグラファー小林基己の視点ソニーさんプロフィール写真
2020年10月5日に公開した「解像度を捨てて「S」の称号を引き継いだ4Kシネカメラの完成形α7S III」

AFに頼らざるを得なかったのは、物理的な理由が多いかもしれません。ちょっと前まではTVドラマ撮影というとスモールセンサーのENGカメラがほとんどで、撮影部もカメラマンとアシスタントという体制が主流でした。それに比べてシネカメラは被写界深度が浅くフォーカスがデリケートです。ドラマ「半沢直樹」がARRIのALEXAで撮影されたり、ソニーのFS7などのスーパー35センサーのカメラも徐々に使われるようになってきてはいますが、ドラマ業界全体の体制が変わるまでにはなっていません。

今回のドラマもスーパー35以上のセンサーにしたいという思いはあったのですが、当初撮影部の助手が1人のみということを聞き、映画やCMのようにフォーカスプラーまでは入れられないという状況でした。そこでAFの勝手も掴みかけているα7S IIIを使おうということになりました。実際、1話300カットのうち、マニュアルフォーカスで送ってもらったのは3カットぐらいだったと記憶しています。

そして、今回のドラマはシナリオ段階でナイトシーンも多く、暗い室内の撮影もあったため、デモ機のテストシュートで驚愕したISO12800の美しさが力になってくれるのでは?という期待も大きな理由です。

そして、最後に「コンパクトさ」という魅力に関しては、最近のVlogerの影響が大きいです。それらの中には、かなりクオリティの高い映像を発表している人も多く、大きなカメラをどっしり構えてちゃんと照明を組んだ美しい画とはまた違った、その瞬間、被写体と日差しとの良い関係性の位置を反射的に切り取ってエモーショナルな画を作り出す人も何人かいて、この感覚はミラーレスと片手持ちジンバルの機動力があってこそだよなと改めて感じたわけです。

ドラマ撮影で一眼レフカメラがあまり使われないのは、SDI端子がなく、現場でモニタリングが不自由なことや、マニュアルフォーカスにした時のスチールレンズのピントの合わせ辛さなどもあると思います。 ただ、今回に関しては、思い返してみてもα7S III以外の選択肢は無かったように思えます。番組名や放送局名などは公表できないのですが、この撮影の体験を元に、ソニーのα7S III設計のリーダーを努めた原氏と企画を統括した鈴木氏にα7S IIIのポイントをオンラインで対談することができたので紹介しましょう。

ドラマに使用した機材の詳細

  • カメラボディ:α7S III
  • FE 16-35mm F2.8 GM
  • FE 24-70mm F2.8 GM
  • FE 70-200mm F2.8 GM OSS
  • XLR アダプターキット「XLR-K3M」
  • リチャージャブルバッテリーパック「NP-FZ100」×6枚
  • 160GB CFexpress Type A メモリーカード(CEA-G160T)
シネマトグラファー小林基己の視点ソニーさんプロフィール写真
左から、ソニーのα7S IIIの企画を統括した鈴木氏と設計リーダーを努めた原氏

狙いたい被写体をモニター上でタッチしてリアルタイムトラッキングが設定できるオートフォーカスが便利

小林:今回α7S IIIをテレビドラマ撮影に使うきっかけは、ドラマの条件として助手が1人しかつけられないことも含めてオートフォーカスが大きな要因となりました。シネカメラを選ぶとなると、普通の撮影部の体制をつくらないと難しいです。そこでオートフォーカスに頼って、いわゆるセカンドがやってもらう仕事をカメラに負担してもらおうと考えました。

ただし、オートフォーカスでドラマをすべて撮ることを考えると、なかなか勇気が必要です。たまたま、以前に、PRONEWSのレビュー記事でα7S IIIで高感度のISO12800と全編AFで撮らせてもらったのですが、その感触は大変良好でした。これほどオートフォーカスが追尾してくれるのだったら、ドラマや物語系の撮影にも使えるのではないか?そんな勝算があったので、それで今回採用となりました。

地上波デジタルで流れるテレビドラマでもムービー一眼の画質でまったく問題がないことは、みんな承知の事実だと思います。ただこれまでのドラマ撮影の現場では、オートフォーカスをそんなに使うことはありませんでした。それを使うことが今回一番のトライといえばトライでした。

それと、ドラマ撮影にフルサイズを使うことも、これまでなかなかありませんでした。使ったとしてもスーパー35mm、テレビドラマの多くはスモールセンサーでの撮影が中心です。問題なのは、フルサイズを使って2.8開放近くで撮ろうとなると被写界深度が浅く、マニュアルでフォーカスを送る際にNGが出やすくなることでした。その問題も、オートフォーカスで解決できるのもポイントでした。ドラマを見た人は、これまでの画とは違うことを一発で感じていただけると思います。

原氏:α7S IIIのオートフォーカスは、狙いたい被写体をモニター上をタッチするだけでリアルタイムトラッキングが設定できます。そういった機能を使って追尾されたのですか?

小林:おっしゃる通りで、タッチトラッキングが使えるからこそα7S IIIを選びました。人物が2人や3人で会話するシーンでは、セリフが変わる瞬間に特定の人にフォーカスを移したいときも、タッチトラッキングを使いました。タッチパネルのターゲットで追ってくれる機能は大変便利でした。

それと、空舞台から役者がフレームインしてくるカットの場合は、あらかじめ空舞台に役者が入って来る場所にマニュアルフォーカスでピントを置いておいて、入ってきたらオートフォーカスに切り替えます。そうやってシーンによって使い方を変えていくことで、実際に助手にフォーカスを追ってもらったカットは、一話300カットぐらいあるうち3カットぐらいです。

原氏:今回α7S IIIを製品化するうえでオートフォーカスには結構こだわりました。マニュアルフォーカスユーザーの方にも、オートフォーカスを使っていただきたい思いがありました。

従来MFとAFの世界は、完全に切り離されていましたが、そこの部分を大幅に改善しております。例えば、今回はマニュアルフォーカス中でもパネルをタッチすると、タッチした場所にジワリとフォーカスが合ってそこで止まります。マニュアルフォーカス中でもオートフォーカスが使えるといった工夫もしています。

小林:そこは大変優れていますよね。従来のオートフォーカスの感覚でいうと、キュキュって感じで急に合って、一回少し奥に行って手前にピタッと来るみたいな感じの挙動はほとんど見られませんでした。

原氏:オートフォーカスで被写体にピントを合わせる速度は、低速から高速まで複数の中から設定できます。マニュアルフォーカスのユーザーにも、ぜひ使っていただきたいと思います。

鈴木氏:実際にα7S IIIをお使いのドラマを拝見させていただきました。役者さんの手前に人が多く行き交うシーンもあったようですが、こういったシーンにおいてもα7S IIIのオートフォーカスを使って撮影されているのですか?

小林:状況によってタッチトラッキングと瞳AFを使い分けて撮っています。被写体の前を人が通過しても追ってくれました。

ただ、思い描いた通りに動いてくれないときはあります。そういうときはマニュアルフォーカスでピントを固定してリテイクということになります。リテイクになる場合というのは、引き画で動く要素が少ないカットが多かったです。人物のサイズが小さいときに、オートフォーカスが探ってしまうような動作をするケースがたまに起こりました。実は自分でピントを送っている時でも一番不安になるときはワイドで遠景に被写体がいる時で、そんな時はパンフォーカスゆえに不安になって探ってしまうことがあるんです。

原氏:もしかしたら、顔やが少し小さくなりすぎてなったのかもしれません。分析して、改善に活かしたいと思います。

小林:これ以上進化したら、フォーカスプラーがいらなくなってしまいますね(笑)。α7S IIIを使って感じたことは、新しいドラマのスタイルがこれからできてくると感じがしていました。

というのも、役者が最初にリハーサルをやるのはスタッフへの配慮もあるからなんです。どこからどこまで動いて、決まりの位置ではちゃんと照明との関係性は良い位置に来ているか?言葉の調子はどんなレベルで話すのか?それを確認したうえで「じゃあ、本番!」となるわけですが、そうなると完成度は高いが予定調和の映像になってしまうことが多いんです。ダイナミックレンジの広い映像と音の収録、人物を確実に追っていくオートフォーカス、そういった技術の向上でファーストテイクの新鮮さを拾い上げることができるかもしれません。

ただ、まだオートフォーカスも撮影者の意図通り動いてくれるとは限らないのです。

問題ない場合はOKで、うまくいかない場合は瞳AFからタッチトラッキングに変更したり、追従速度や被写体への粘りの度合いを変えたりということで対応します。こういったリテイクの解決方法は撮影部内では理解できていますが、現場のスタッフ全員はまだ理解できていません。現場にはその違和感というか、ギクシャクした感じが少し出てしまうケースも。今後オートフォーカス中心の撮影現場では、私自身がそういったことを現場全体にきちんと伝えなければいけないと思いました。

ナイトシーンをISO12800で撮ってもノイズは少ない

小林:今回のドラマ撮影では夜間の撮影が多かったので、α7S IIIがとても向いていると思いました。PRONEWSのレビューで渋谷の夜の街を撮った映像は、ほとんどノーライトでした。しかし、実際に現場に入ると、照明部の感覚は低照度といってもISO800ぐらいなんですよね。ISO12800の感覚は現場には無く、スタッフ全体がなかなか掴みづらくて、低照度の状況で作り上げるには感覚の慣れと現場全体への説得力が必要だと感じました。自分の中でも、これで大丈夫!と断言できるまではいっていないですね。

そういった状況だったので常用していたのはISO640からISO1600で、その帯域はとても優れていました。その次に持ちこたえたのはISO12800でした。だからかえってISO6400で撮るんだったらISO12800のほうがきれいという印象でした。ISO12800に上げた瞬間にそれまでと比べて格段にきれいになるのは驚きでした。

そこで質問なのですが、α7S IIIは実際どのぐらいの設定の感度なのでしょうか?基本的にα7S IIIがデュアルISOになっているというのが周りのカメラマン共通の認識になっています。

鈴木氏:α7S IIIにはデュアルISOの仕組みをもっていません。α7S IIIの中高感度領域でS/N比をより改善することで、低ノイズの高品質な画質を実現しました。

小林:では高感度でもISO12800が飛び抜けてきれいなことはなぜなのでしょうか?

原氏:ノイズ感の量としてはわれわれもおっしゃる通り、S-Logでいえば12800のほうが6400よりもノイズを抑えられているのは確認しています。これらはBIONZ XRの特性と開発したイメージセンサーの特性です。

小林:なるほど。それにしても1600の綺麗さも凄かったです。

自分はPRONEWSのテストシュートの時にS-Log3ではなくスタンダードで検証してISO1600が画質が良いという印象でした。その時はピクチャープロファイルがかかっていない状況がCMOS本来の性能で、スタンダードを基準にすれば他のガンマでも反映すると思っていたのですが、この対談後、α7S IIIユーザーのリサーチを見るとガンマ設定によってISOのスイートスポットがかなり違うということが分かってきました。

これはロンドンの映像制作プロダクションwrkshp studioが公開したチャートシートですが、自分がPPなし、S-Log2、S-Log3ぐらいで試した感じでは、概ねこの表のとおりのような気がします。第1感度から第2感度まで全て統一して3+1/3ストップの開きがあるのでデュアルISO的な考え方が分かりやすいのですが、これだけ複雑な構造だと誤解も生まれやすいのが難しいところです。

ただ、S-Log3で撮影していてISO3200ぐらいでかなりノイズが気になったので、それ以上を使わないでおくのはα7S IIIの良い部分を知らないまま終わってしまうので、かなりもったいない気がします。

特機が使えない問題をジンバルとの組み合わせでカバー

小林:それとα7S IIIを選んだ理由は、DJIのRS 2に搭載できることでした。今回の撮影は移動撮影が多かったです。それでいて特機部はいないし、簡易的なレールを用意したのも1日だけでした。半分近くのカットはDJI RS 2に乗せて使っています。

これが通常のシネカメラになると両手持ちタイプのMoVIやRONIN 2と組み合わせないといけません。しかしα7S IIIだったら、片手持ちタイプのDJI RS 2に載せられるのは強みでした。ジンバルに載せるとなるとオートフォーカスに頼れるのは大きな力になります。α7S IIIはDJI RS2との相性が大変よかったです。三脚のワンタッチプレートをアルカスイス準拠にすることで、そのまま載せ替えることができます。三脚とジンバルの割合は、6:4ぐらいでした。それでも、4割がジンバルという比率はとても高いと思います。

原氏:α7S IIIには手持ち撮影で手ブレ補正効果を向上させる動画専用の「アクティブモード」という機能が搭載されています。ある程度であればジンバルがなくても、ジンバルみたいな安定感のある映像が撮れるようになっています。その機能は今回お使いいただけましたか?

小林:アクティブモードも使いました。緊迫した感じを出すのにジンバルだと少しぬるっとしすぎる感じがありました。その場合は、アクティブモードをオンにして手持ちで撮影をすることがありました。ジンバルを使う時は三脚の延長線上で、演出的に手持ち感を出すときには、アクティブモードを入れた手持ちで使いました。

原氏:なるほど。手持ち感が残っている演出で、使って頂いたということですね。ありがとうございます。

HDMIからSDIへ変換出力、トランスミッターで信号を飛ばして映像確認

小林:レンズは、FE 16-35mm F2.8 GM、FE 24-70mm F2.8 GM、FE 70-200mm F2.8 GM OSSの3本を使用しました。その中でも、FE 24-70mm F2.8 GMをもっとも多く使用しています。また、3本の中でもFE 70-200mm F2.8 GM OSSは特に綺麗でしたし、オートフォーカスの精度にもびっくりしました。200mmで走って来るフルショットから、ウエストショットぐらいまでをオートフォーカスで追うことができます。もう、これはマニュアルフォーカスでは追いきれないレベルだなと思いました。

小林基己の視点説明写真
今回の撮影に使用したレンズ。左から、FE 16-35mm F2.8 GM、FE 70-200mm F2.8 GM OSS、FE 24-70mm F2.8 GM

助手には撮影が問題ないか、17インチモニターを見て確認してもらいました。確認してリテイクが必要だとしたら、もう1テイクお願いする感じです。3本ともスチル用レンズでしたが、動画撮影にも十分いけました。

鈴木氏:今回のα7S IIIを使った撮影において、助手の方はどのようなポイントを確認されていたのですか?フォーカスがあっているかの確認でしょうか?

小林:通常のDITが見ているようなチェック項目以外ではそこでしょうね。オートフォーカスがカメラについた5インチ液晶モニターでは分からないような微細な挙動をした時に指摘してもらいます。

それとα7S IIIの外部出力は、HDMIしかありませんが、SmallHDにはHDMIからSDIに変換出力できるモニターがありまして、それをカメラマンのモニターにして、そこからトランスミッターで飛ばして確認をできるようにしました。最近だとトランスミッターを使う現場が多いですね。

トランスミッターはカメラ内蔵の標準的な機能として搭載してもらえると嬉しいですね。カメラからそのまま映像が飛んでくれるのが一番の理想です。

原氏:α7S IIIではWi-Fiを飛ばしてスマートフォンやタブレットで確認が可能ですが、HDMIに比べると遅延が気になるかもしれかせん。

小林:それはいいかもしれないですね。ただ現場で気がついたことは、外部モニターにHDMI情報表示を「あり」に設定すると、カメラの背面パネルは映像が映らなくなります。それは、Wi-Fiだと表示できますか?

原氏:Wi-Fiだと可能です。

小林:それは良いですね。これは現場のモニタリング環境の話になりますが、HDMI情報表示が他のスタッフと共有できないと、カメラマンしか撮影の情報を確認できない状態になります。助手やDITもRECスタート/ストップを確認しますが、それらの責任がすべてカメラマン一人に集中してしまいます。そのあたりは、α7S IIIはワンマンカメラマンを対象にしているのかなと思いました。

私は画作りに集中してしまうとRECのサインが出ているか?とか気にしなくなってしまうタイプなのですが、これからのビデオグラファーは、そういったことにも気を使いつつ画作りできる人材が増えていくんでしょうね。

この対談の直後に発表されたFX3では、視認しやすいタリーランプ、LCDが録画中は太めの赤線で囲われる仕様になっていたりと、ミスを防げる対策がなされており、熱に強いα7S III以上に廃熱処理もしっかりしていることから長時間撮影でも安心して使えたりと、α7S IIIの使い勝手はそのままにハードな現場にも対応できる配慮がなされていると思いました。

ドラマ撮影中、EVFを見ることがほとんどなかったことを考えるとα7S IIIとFX3の差が取りざたされますが、ムービーの視点で考えれば忠実な進化だと思えます。

小林基己の視点説明写真

ジンバルにも搭載可能でワンマン用途に最適

小林:α7S IIIは、これ1台ですべて完結できるのが大きいと思います。撮影とディレクションを一人で行っている場合ですとフォーカスはオートフォーカスで任せられるし、ジンバルにも載るので、ワンマン用途としては完璧なカメラですね。

原氏:ありがとうございます。手ブレ補正にアクティブモードを搭載したのも、ジンバルなしに機動力高く、安定した映像が撮れるようにするためです。オートフォーカス性能進化もそうですが、とにかくワンマンオペレーションで本格的な動画が撮れることに注力して開発しました。

鈴木氏:700gを切る重さ699g、コンパクトな大きさ・重さを実現する点も大変意識しました。ミラーレスの機動力に、映像制作に使っていただける動画性能・画質・機能を凝縮させていくことも注力したポイントの1つになります。

小林:ソニーは映画制作も行っており、多種多様な事業をもった複合企業です。自分の仕事としては、VENICEに期待することが多いですね。そして、VENICEのフィードバックがα7クラスのカメラにもあるというのが大変良いと思います。先日α1が発表され、S-Cinetoneが搭載されています。それが、撮影時にはまだ入っていませんでしたが、先日α7S IIIにも入ることが発表されました。FX9でもよく使用するのでこれはありがたいと思います。

動画配信サービス「Paravi」で4K配信されている「美しい椅子と女たち」はVENICEで撮影しました(一部、240fpsだけはF55を使用)。α7S IIIのS-Log3はVENICEと同じカラーサイエンスが採用されていると聞きました。そういった事もあってデモ撮影時点ではS-Log2を使用しましたがドラマ撮影の時はS-Log3を採用しました。

Logのコントラストの広さまで必要ではない場合は、S-Cinetoneのほうが最終的な仕上がりがよかったりします。そこらへんが、コンシューマーからハイエンドまですべて手掛けているソニーならではだと感じました。特にXperia Proのようなスマートフォンを外部モニターに使うなんて考え方が今までありませんでしたから。

鈴木氏:映像作品が生まれる現場で使っていただけることは、私達にとって大きな喜びです。α7S IIIのオートフォーカス機能も、作品を生み出すにあたり頼りになる選択肢の1つにしていただけると嬉しいです。クリエイター皆様の声を伺いながら今後ますますカメラを進化させてまいりたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

原氏:開発で大事にしてきたオートフォーカス性能、手ブレ補正性能などの機動力が、実際、少人数オペレーションの現場でお役に立てたということ、大変嬉しかったです。これからも性能を磨いて新しい商品を作り続けていきたいと思いますので、今後ともアドバイス宜しくお願いします。

小林:こちらのほうこそ宜しくお願いします。


WRITER PROFILE

小林基己 MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。


[ Writer : 小林基己 ]
[ DATE : 2021-04-06 ]
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未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、短編時代劇の自主映画制作を経て、現在は、映像を通じて人と人をつなぐことをテーマに様々な映像制作に取り組んでいる
河尻亨一
1974年大阪生まれ。雑誌「広告批評」を経て現在は実験型の編集レーベル「銀河ライター」を主宰、企業コンテンツの企画制作なども行う。デザイナー石岡瑛子の伝記「TIMELESS」(http://eiko-timeless.com/)をウェブ連載中。
茂出木謙太郎
株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員
稲田出
映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。
小池拓
(有)PST 代表取締役。1994年より Avid、Autodesk、Apple、Adobeなどの映像系ソフトのデモ、トレーニンングを行っている。
黒田伴比古
報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。
ヒラタモトヨシ
ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。
猪蔵
いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。
須藤高宏
東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。
林永子
映像制作会社勤務を経て、2002年よりMVライターとして独立。映像サロン『スナック永子』主催。日本初監督別MVストリーミングサイト『TOKYO VIDEO MAGAZINE VIS』の編集長。2016年初エッセイ集『女の解体』を上梓。
ViewingLab
未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る
石川幸宏
20年以上にわたり映像系ジャーナリスト/アドバイザー/プランナーとして活動、2016年よりHOT SHOTを創刊、同編集長としても活動中。
山下香欧
米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。
岡田智博
クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。
萩原正喜
米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。
坪井昭久
映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。
しらいあきひこ
カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。
秋山謙一
映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。
今間俊博
アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。
金田浩樹
映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。
伊藤裕美
オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。
UserReport
業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。
System5 Labs
SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。
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