クリエイター・アーティストをゲストに迎えお酒を飲みながら本音トークをするYouTubeチャンネル「配信屋台のびしろ」。酔っ払うとみんな名言をポロリ、でも聞いた方もスッカリ忘れてしまうのでちゃんと残しとこう!という配信コンテンツです(開発秘話はこちら)。

今回のお客様
映像作家・藤井亮様

藤井 亮
映像作家 / クリエイティブディレクター
1979年生まれ。愛知県出身。 武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン科卒。 電通関西、フリーランスを経てGOSAY studios設立。 考え抜かれた「くだらないアイデア」でつくられた 遊び心あふれたコンテンツで数々の話題を生み出している。 アニメーションなどの多くの工程を自ら行うことで イメージのブレのない強い表現を実現している。

配信屋台のびしろ Vol.15 映像作家・藤井亮 氏

信頼してもらえるから、おもしろいものが作れる

キタンクラブ創立15周年記念映像「カプセルトイの歴史(日本語吹き替え版)」

カプセルトイメーカー・キタンクラブの創立15周年記念として藤井監督が制作した「カプセルトイの歴史(日本語吹き替え版)」。虚構の某国が制作したという設定でガチャガチャの嘘の歴史が過去編・現代編・未来編の3部作からなる虚構ドキュメンタリーです。

クライアントとどうコミュニケーションをとって企画を成立させたのか?制作時の苦労話などをお伺いしました。

「おもしろい」はずっとわからない

別冊オリンピア・キュクロス

常におもしろい作品を作り続けている藤井監督。そのアイデアの源を聞いてみると返ってきたのは「どうやったら面白いものが作れるかは今も分からない。けれども、"これをやったら面白くなくなる"という方向だけは、経験の分だけ少しずつ増えていく、あとは考え続けるしかない。これは先輩からの教えなんですが」という答えでした。

おもしろいことが思いつかない恐怖・おもしろくないものができた時の絶望、完成品への無限の反省などなどプレッシャーだらけの中で、それでも作り続ける気持ちを聞き、そのかけらでも抱えてちゃんと制作に向き合あわなければと身の引き締まる思いでいっぱいです。

「そんなふざけたことを真剣に考える必要はあるのか?」と思う人も少なくはない昨今の息苦しい世の中でとんでもないプレッシャーを抱えながらおもしろいを作り続ける人生は辛くも豊かだなとしみじみ思いました。

今後どんなおもしろい作品が生み出されるのかとっても楽しみです(という締め言葉もプレッシャーなのだなと思いつつ締めます)!。

WRITER PROFILE

奥本宏幸

TV制作会社・フリーランスを経て映像制作会社のびしろラボを設立。 演出・撮影・編集・モーショングラフィックなどバランスよくこなす。