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[オタク社長の世界映像紀行]Vol.06 SIGGRAPH ASIA 2010、ソウルにて開催!

2011-01-07 掲載

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SIGGRAPH ASIA 2010、ソウルにて開催!

CGの元祖にして、最先端、最高峰といえばACM(米国コンピュータ学会)のグラフィック分科会であるSIGGRAPHだ。毎年夏に北米で開かれるSIGGRAPHの年次総会は、3万人ものCG関連学者、業者、CGアーティストを集め、世界最大の学会となっている。しかし、SIGGRAPHは北米のみで、今著しい発展を遂げているアジアからは酷く遠い。時差もあり、貧乏なアジアの若手研究者にとっては参加が極めて難しい学会でもあるのだ。

そこで、一昨年から始まったのがSIGGRAPH ASIA。その名の通り、アジア諸国でSIGGRAPHの年次大会を開いてしまおう、というアイディアだ。このSIGGRAPH ASIAは毎年冬に東アジア地域で開かれ、一昨年はシンガポール、そして去年は日本の横浜で開催され、アジア各地から多くの関係者を集め、大いに盛り上がった。そして、今年のSIGGRAPH ASIA 2010は、お隣、韓国ソウルでの開催となったのだ。

エキシビションは主に学校展示が中心

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恩師、杉山校長と。海外での偶然の恩人との出会いは、ことさら嬉しい

しかしながら、延坪島での砲撃戦直後、まさに戦時下の韓国だけあって、日本人参加者はごく少数。発表者以外の方では、デジハリでの私の恩師、杉山校長くらいしかお会いしなかった。…大丈夫なんだろうか?しかし、そんな小心の我々日本人たちの心配を余所に、ラテンなノリの韓国の人々の手によって、会場は大いに盛り上がっていた。まずは、エキシビション会場をご案内しよう。

昔々、CGバブルのころ、SIGGRAPHの華といえば、CG関連企業が出展するエキシビションがその中心だった。しかし、論文発表が中心となりつつある昨今のSIGGRAPHでは、エキシビションはその規模を縮小し、学校展示や制作会社の人材募集ブースなどがその主力となりつつある。もちろん、今回のSIGGRAPH ASIAでもそれは同様で、主に、学校展示を中心とするエキシビション展開となっていた。

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K’ARTSと東京芸術大学のコラボブース。黒を基調としたお洒落な展示で盛り上がっていた

アジア各国からの展示がある中、ひときわ目を引いたのが、日本の東京芸術大学の展示であった。現地ソウルのK’ARTSという学校とコラボした展示は、卒制を中心とした学生展示ながら、なかなかに人を集めていた。

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このモニターの虫が、マイクの声に応えて動き、合成音声とCGモーションで会話をする仕組み

学生展示ながら面白かったのが、Chungkang College of Cultural IndustriesのAR的展示。モニターに出したキャラクターの後にPCと人員を配置し、マイクで話しかけるとその場で音声合成をして返答し、その声に合わせてキャラクターを動かすというAR実験的な出展だった。学生作品だけあって、人力が介在してしまってはいるがこの自動化は恐らく容易であり、近い将来のARキャラクター像を想像させる、面白い展示であった。

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WRITER PROFILE

手塚一佳 CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。


[ Writer : 手塚一佳 ]
[ DATE : 2011-01-07 ]
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