米アビッド社は3月末の上四半期の結果を、1億9830万の収入として報告した。 2007年の同じ上四半期結果から10パーセント低い成績となる。これは、2110万ドル(1株あたり54セント)の損失を出したことになり、プロビデオ事業部で大きな案件を落とし、14パーセント低下の9430万ドルに留まったことが大きな理由とされる。 半面、コンシューマ・ビデオ事業部では、30.8億ドルと13パーセントの増加が見られた。米アビッド社は、昨年度に内部の大きな移管が行われ、12月には新しい最高経営責任者が着任している。そして新たな会社指針として、カスタマ・セントリック、つまり顧客サービスに力を注ぐことを宣言し、新たな事業展開を行っている。 「会社チームとして、我々はこのカスタマ・セントリックビジネスの確立へ手ごたえを感じている。良い向かっていることは確かであり、即結果に結び付くことを期待していない。」と、新最高経営責任者となった、グリーンフィールド氏(Gary Greenfield)は語っている。 「忠誠で、情熱的な顧客」にフォーカスし、新しい会社管理者達も変化をとげている、という。今年のNABへの出展を会社始まって初めてキャンセルしたことは大きな波紋を呼んだが、しかし代わって提案した‘New Thinking ‘という新しいキャンペーンに対して市場のレスポンスは非常に良い、とグリーンフィールド氏は語る。 アビッド社は、取りかかりにハリウッドとラスベガスでキャンペーンイヴェントを開始し、このローンチイヴェントでは、1000人以上のユーザが参加したとみられる。また、オンライン・サポートリソースを改善した。このイヴェントでも発表した新しい製品ラインアップは今夏に出荷される予定。