株式会社LoiLo(LoiLo社)は、HD素材の編集をGPUで高速に処理をさせる新感覚の編集ソフトウェア「Super LoiLoScope」を10月15日より発売する。これは8月に開催されたSiggraphで初公開された無償配布の「LoiLoScope(ロイロスコープ)」のアップグレードバージョンとなる。 LoiLoScopeは、無限に広がる平面のインターフェースの上に動画や音楽、画像のファイルを取り込み、ドラッグアンドドロップでタイムラインにファイルを配置するだけでさまざまな動画を編集できるソフトウェア。高速で高精度の編集処理を遊び感覚で簡単に行うことができる。
LoiLoScopeを使うと、あたかも大きな机の上で写真を整理するような感覚で、無限平面の画面上でマウスを使ってビデオファイルを自由に「投げ」ながら、映像を整理し、再編することができる。グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)とのダイレクト・インタフェースを持ちあわせるため、高速でHD素材の編集が行える、という。ビデオはマウス・オーバーで即座に再生が始まり、レンダリングで待たされることなしに、さまざまなエフェクトをかけることもできる。
出力形式は、HDのほか、iPhone、iPod、各種携帯電話などのデバイス形式へ動画ファイルを作成することができる。 LoiLo社では、9月30日から10月4日に行われるCEATEC JAPAN 2008 3ホール(3A63)AMDブース内にて、Super LoiLoScopeを初公開する。また、販売は、LoiLoのオンライン・ショップ(http://loilo.tv/)にて。価格は8,800円。尚、2008年12月25日まではプロモーション価格の5,900円で販売される。 LoiLo社は、新感覚のビデオ編集ソフトを開発する次世代ソフトウェア開発会社。ポリゴンマジックとバンダイナムコゲームスで経験を積んだグラフィックソフト開発者と、セガ出身で2007年には経済産業省傘下の(独)情報処理推進機構が運営する未踏ソフトウェア想像事業で「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定を受けた、「杉山兄弟」が創業したベンチャー企業。