米CineFormが開発する「Neo 4K」と「Prospect 4K」は、デジタルシネマカメラのRedOneのメディアファイルをさまざまなノンリニア編集システムで使えるフォーマットへトランスフォームできるようになった。 Macプラットフォーム用のNeo 4KそしてWindows用のProspect 4Kは、Red One R3Dファイルをマルチクロス・アプリケーションに対応できる独自のオンライン編集フォーマット(CineFormファイル)に変換することができる。この独自CineFormファイルは、クロスアプリケーションに対応でき、ポスプロのワークフローでマスターソースのように使える。 Neo 4KとProspect 4KではRed One R3Dファイルフォーマットに対応し、変換パラメータを4Kまでから自由に選択、またクロマ(12-bit CineForm RAW、 12-bit CineForm 444 (RGB))または10ビットCineForm422(YUV)から選択することができる。またActive Metadataアーキテクチャを採用し、ホワイトバランスや3D LUTといった、カラーワークフローにも対応できる。また、Express Filesと名付けられた編集コンセプトにより、オリジナルが4Kサイズの解像度であろうとプロキシで編集することなく、マルチストリーム編集がリアルタイムで行える、という。 4Kソースファイルと同等のクオリティを持った1K解像度のファイルで編集をすることができるため、ラップトップでもフィルム用の素材編集が負担なく行えるようになった。この1K解像度のファイルはマスターファイルのCineFormファイルとリンクされているため、編集結果はそのままマスター側に反映することができる。反対にリンクを外して編集をすることもできる。 Prospect 4KはCineFormの4Kビデオプロセッシング・エンジンにより、Premire Proでの編集においてマルチストリーム4Kの再生をリアルタイムで行うことができる。 Neo 4Kは米国価格$999、Prospect 4Kは米国価格$1999で販売されている。