日立マクセル(大阪府茨木市)は、パナソニック株式会社の放送用半導体メモリー収録システム「P2」シリーズに対応した半導体メモリカード「P2カード」3種類を2009年3月より発売する。この製品は国際放送機器展InterBEE 2008(11月19日-11月21日、幕張メッセ)のマクセルブースにて展示される。 映像、音声のデジタル化、高品質のHD化に伴い、今後、ますます高速大容量のデータ記録が進むことが予想されており、従来の放送用磁気記録テープに代わる新世代フォーマットへの需要が高まっている。このような中、放送業務において、カメラ取材から、ノンリニア編集、データ送出に至るまで、映像、音声、メタデータなどのコンテンツをファイルベースで一貫して取り扱うことができる「P2カード」は、新世代フォーマットとして今後の成長が期待されている。 マクセルは、放送業務用「P2」シリーズに対応した「P2カード」3種類(記録容量16GB、32GB、64GB)を発売する。「P2」シリーズに対応する圧縮方式により、用途に応じて長時間(最大約256分/枚)の収録が可能となっている。また、半導体メモリカードである本製品は衝撃、振動、温度変化に強い特徴があり、過酷な撮影環境でも高い信頼性を発揮するほか、1枚のカードを繰り返し使用できるため、長期的なコストパフォーマンスにも優れているのが特徴だ。