高画質で低遅延の画像圧縮技術で知られるNTTエレクトロニクス株式会社(東京都渋谷区、以下:NTTエレクトロニクス)は、国内外問わず同社のエンコーダ/デコーダ製品を提供している。 今回、スポーツが盛んなオーストラリアの最大手放送局Nine Networkでも、今季クリケット・トーナメントに合わせ、NTTエレクトロニクスのAVC/H.264 HDTV/SDTV対応エンコーダ/デコーダHV9100シリーズを採用。 Nine Networkは、世界初としてフルHD(1080i、4:2:2)でクリケット全試合の模様を放送する。HV9100シリーズ(エンコーダ「HVE9100」/デコーダ「HVD9100」)は、HDTV(1080i、720p)およびSDTV(480i、576i)に対応し、音声は最大2系統、合計8chのエンコード/デコードが可能。動きの激しいスポーツ放送においても高画質、低遅延を実現する。 HV9100シリーズは今年初めにリリースしてから、国内放送局の局間伝送を始めとし、北米、欧州、ブラジルでも素材伝送用、局間伝送用コーデックとして導入された実績を持つ。 Nine Networkは、2010年の冬季オリンピック、2012年のロンドンオリンピックの放映権を獲得したということで、NTTエレクトロニクスでは、トリノ冬季五輪(「HE3100」が採用)そして北京オリンピックから引き続き、オリンピック採用記録が延びると期待されている。