米Avid Technology社発表によると、米20センチュリーFOXスタジオ(FOXスタジオ)がAvid社のプロダクション編集ソリューションを採用、フルHD環境の編集ワークフローを構築する。

20センチュリーFOXは、22台のMedia Composer® Nitris® DXシステムを既に追加導入しており、米国では5月に一般上映される、「Night at the Museum 2: Battle of the Smithsonian」や、「X-Men Origins:Wolverine」の編集で使ったという。

今回導入したシステムはHDワークフローの主要部分であり、当施設内のポストプロセスの能率化を図るものである。特に同じ解像度を保ったままリアルタイムで編集とプレビューができるスペックパフォーマンスには満足している、とデジタル編集オペレーションのディレクター、Voxen氏は語っている。何本ものAvid DNxHD36解像度のコンテンツストリームをAvid Unityメディアネットワークシステムからリアルタイムで再生できるのも非常に作業の効率を助けるものだという。

FOXスタジオは、既存の作業スピードを変えることなくフィルム解像度のまま編集を完結できるフルHDプロダクション環境を整えた。FOXスタジオのポストプロダクションサービスでは施設に100室の編集室があり、大きい部屋では460人以上を収容できる9つのスクリーンシアターとも連携をしている。