ソニーはNAB開催に合わせて、独自ノンリニア編集アプリケーションの新バージョンVegas Pro 9を発表した。Vegas Pro 8から1年以上ぶりのバージョンアップとなるVegas Pro 9は、32ビット、64ビット両方に対応、新しく4KやXDCAM EX、ネイティブ RED ONEフォーマットに対応する。

NABのブースでは、インジェストからオンエア、アーカイブまで一括制御する、「HDXchange」の編集部分としても採用されている。HDXchangeはネットワーク下でコンテンツ管理をするシステムで制御は全てwebブラウザ上の独自アプリケーションにて行われる。ファイルベース、もしくはiLINKからDV/DVCAM/HDVフォーマット、またはXDCAM系からインジェスト、編集はVegas Proのほか、Apple FinalCutPro、 Avid Liquidで行い、インジェスト・エクスポートの制御をするアプリケーションやブラウザアプリケーションでプロキシを検索、編集、そしてストーリーボードをエクスポートしたりオンエアサーバーへ転送したりできる。ペタサイトやXDCAMカートへの自動化アーカイブにも対応する。

また、VASSTからは、編集中によく繰り返すことの多い面倒な作業を自動化するVegasPro用プラグインが新たに登場。ブースでデモンストレーションされる。