米連邦通信委員会(FCC)によると、5月12日に試験的に行われたデジタル放送に55,000件もの問い合わせがサポートコールセンターにあったという。

日本に先駆け、6月12日に完全デジタル放送移行を控えている米国では、キー局ネットワーク系列も含む125局以上がアナログからデジタルへの切り替えの試験的放送を実施した。アナログ放送を2~3分ほど一時停止するというテスト放送は朝、昼、夜の3回に分けて行われた。

朝の試験放送が終わった当日の15時には、27,106件の問い合わせがあったという。この結果は5月1日以降の1日平均15,000件を上回る結果となり、そのうちの半数以上がコンバーターを購入する際の助成金クーポンについての問い合わせだった。

 

問い合わせが多かった地区は、イリノイ州シカゴからが1,310件、ニューヨークは1,277件、そしてダラスが764件だったという。