米連邦通信委員会(FCC)では、6月12日のアナログ放送終了/デジタル放送への切り替えを目の前にして、一般国民への最終告知とサポートの対応に追われている。

FCC側は、地上波番組での告知のほか、カスタマーセンターやインターネットでもカスタマーサポートを実施しており、「やるべきこと、対応すべきことを総力挙げて行っている」(FCC)。現場ではFCCスタッフのほか、アメリコープと消防団からのボランティアも米全土をカバーすべく徴集されているという。

米調査会社のニールセンによれば、切り替え準備が済んでいない米家庭の割合は1月時点の5.7から2.7の半分まで減ったという。しかし、2.7というのは310万世帯以上が未だ放置されている状態を表している数字だ。

「我々は、準備ができていていない消費者数を減少させることに大きな成果を挙げたことは間違いないが、ミッションから言えば完璧には至っていない。」と、FCC委員長のマイケル・コップス氏はこのラストスパートで述べている。

また12日まで、FCCではデイリーベースでメディアに進捗情報を報告するという。