ソニー株式会社(東京都港区)は、2007年5月に発売を開始した4Kデジタルシネマプロジェクター「SRX-R220」が、新開発の同社製3Dプロジェクションレンズユニットと米国RealD社の3Dデジタルシネマシステムを用いることで、3D上映に対応すると発表した。

4K解像度のプロジェクターを用いてL/R用の2K画像を同時に出力することで、2Kクオリティでの3D上映を実現する。3Dデジタルシネマシステムは、投射比の異なる3Dプロジェクションレンズユニット「LKRL-A002」または「LKRL-A003」を含むパッケージで米国RealD社から供給される。

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昨今の映画業界では3D作品の公開が増えているが、今回の3D対応により、2D上映(4K解像度)と3D上映(2K解像度)を1台のプロジェクターで提供することが可能になるとしている。

なお、7月10日(金)より埼玉県川口市にて開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009」にて、このシステムを用いた国内初の3D上映が行われる予定だ。

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009」について

2004年より開催している、デジタルシネマにフォーカスした映画祭。全作品の上映に同社製4Kデジタルシネマプロジェクターが使用される。

3D上映について

  • 日時:7月18日(土)10:30~
  • 場所:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 4F 映像ホール
  • 作品:「ナットのスペースアドベンチャー3D」